瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

偉大な探究

2006年03月25日 | 読書日誌
◆『存在することのシンプルな感覚』より

《要約》非二元的な伝統における覚醒には妥協の余地がない。あるのは輝くような驚異に満ちた「スピリット」のみ、「空」のみである。すべての善と悪、最良と最善、砂粒一つ、塵一つ、すべてはそのまま「スピリット」の完全な顕現である。

この認識によって、分離した自己の核心にある「偉大な探究」が終わる。分離した自己の底にあるのは、探究の興奮である。それは、何かをつかもうとする欲求や望み、願い、回避、抵抗などであり、これらが探究の興奮である。

もっとも高次の形態においては、この探究は「スピリット」の「偉大な探究」という形をとる。罪や幻惑や二元論に満ちた目覚めていない状態から、もっと目覚めた、もっとスピリチャルな状態へと移行したいと願うのである。p352-353(『統合心理学への道』より)

『存在することのシンプルな感覚』の最後には、『統合心理学への道』の最終章がそのまま収録されている。何回か、その一部を要約しならがコメントしたい。

24日に触れた「悟りを得ようとするエゴ」が、ここでは「偉大な探究」と表現されている。

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