4月9日に移送されて三週間、毎週木曜日に日本熊森協会の皆さんが獣舎の清掃に来られます。
私も、新入会員になり、高齢者で力仕事は出来ないけれど、お手伝いをして来ました。
「とよちゃん」は、前足の右に傷を負って痛そう、前回見た時には異常はなかったのに。
今日は偶然にも山歩き仲間のSさんが、高槻在住のN獣医と一緒に来られており、熊の診断もしてもらう。
野生の熊が10か月も狭いコンテナの中でとじ込まれていたので足も弱くなっていたそうです。
新しい獣舎はコンクリートで、しかも石を砕いたバラスで足にに負担がかかるとの指摘。
藁を敷いて足を保護してやろうと皆さんが獣舎の中に入れました。
好物のブドウや旬のタケノコ・リンゴなどを寝室の餌場に入れました。
獣舎内では、藁を敷いた所を走り回り、水を増やしたプールにも元気よく飛び込んでいました。
獣医さんの話では、骨折もしていないので、化膿しない限り、大丈夫だと言っておられましたから安心。
少しずつ新しい環境に慣れて、元気で育って欲しいと願いながら下山しました。(万歩計16.161歩)