「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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トンデモ元ミャンマー大使に騙されてはいけません

2007-11-25 00:19:23 | その他
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安全上の問題は何もありませんので、先に進んで署名してください。
シンポジウム
長井健司さん殺害に抗議して

「最前線ジャーナリストの真実」


12月1日(土)12時30分~14時30分(開場12時00分)

日本記者クラブ(日本プレスセンタービル)10階ホール
千代田区内幸町2-2-1
入場無料・当日受付(先着150名まで)
【パネリスト】
山路徹(ジャーナリスト、APF通信社代表)
石丸次郎(ジャーナリスト、アジアプレス大阪事務所代表)
高世仁(ジャーナリスト、ジン・ネット代表)

主催「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
参加希望の方はできましたら事務局までお名前を事前にメールしてください
メールをいただけていない方は、
当日人数超過の場合のみ席数の都合で入れないこともあります。


さてさて、ほとんど新聞報道されていませんでしたので
すいません、気づくのが遅れたのですが
一部週刊誌にフューチャーされていた
ミャンマーの山口元大使が
長井さんのカメラは兵士が持ち去っていないという
トンデモ説を唱えて
外国特派員協会で記者会見していたことが
判明しました。
山口氏がミャンマーの体制について
独自の見解を持っていることは
思想信条の自由ですので
僕らとしては「勝手にすれば」としかいいようがありませんが
長井さんのカメラが紛失したなどと
ほぼ無根拠に発言したとすれば
見逃すわけにはゆきません。
ミャンマー側の
長井さんのカメラに関しての発言も
このブログでお伝えしているとおり
微妙な言い回しの変化があります。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/3f29b19cbb401e27ac84336dda1b904a
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/79ea90b597a4ffa35f3f0d0b0437d34c
この山口というトンデモな元大使が
今回、主張している中身は
当初、ミャンマー政府が話していたことを
リピートしているのにすぎません。
また例の持ち去り映像について
違うものと断定する根拠がこの人に何があるのか
記事からは意味不明ですが、
専門家が現場捜査をしないかぎり
元外交官が映像は別のものと
断定することはできるとは思えません。
ただ、この会見要旨を読んでも
自分のミャンマーへの独自主張のため
長井さんに関する事実関係を
細かく考えようとしていないことは
明白だと思います。
ミャンマーへの政治主張がどうであれ
日本のジャーナリストが殺害された事実関係を
細かく見ることよりも
ミャンマー軍政の主張を伝えることに終始する人物が
かって日本政府がミャンマー大使として
派遣していた事実も
政治家や外務官僚ではない僕らはびっくりしますし、
そんな人物が外国人特派員協会で
日本にこういう主張があるとして
いまさらこんな会見をするという事も驚きです。
誰が外国人特派員協会でこのようなチョイスをしたのか、
どこが押したのか調べる必要があるとも思いました。
これも、
こういう人物を面白がって持ち上げる
メディアがあるからだとも思いますが。
ミャンマーに対しての政治見解の多様性は
他国の内政問題でもあり
とりあえず置くとしても、
日本人ジャーナリストの
長井さん殺害の事実関係や遺品未返還について
こういうレベルの話をしようとする人々には
警戒したいと思います。
ここで少し考えなければならないのは
このトンデモの中に
市井の人でも信じ込みやすい話が混じっていることが
要注意です。
それはあの混乱の現場の中で
カメラは紛失したという話です。
普通の人はあんな混乱した現場なら
物はなくなると早合点しがちです。
ミャンマーのような専制国家で
しかも軍が直接的に出ているああいった状況で
遺体を直接当局が収容しているのが映像にある、
しかもおそらく死後硬直で手から離れなくなっている
ビデオカメラが現場でなくなるはずがありません。
一番おそくとも、殺害直後には日本人と
認識していますから
そのビデオカメラも当局にとっては大切な押収品です。
混乱していたのは民衆であって
鎮圧がすんだあとの当局ではありません。
また、専制国家で
しかも通常とレベルの異なる殺害を含む武力制圧があった現場で
当局の末端がカメラを盗むこともほぼ考えられません。
もし発覚したら自分の安全がおびやかされるようなリスクを
専制国家の当局の末端がするはずがありません。
都合の悪いものは専制国家は隠したがるのが常ですし
おそらく当局が今も保管していることは間違いありません。

このようなことにさえ
日本人として発言せず
ミャンマー当局の言い分を丸呑みする人間に
過去とはいえ、ミャンマー大使をさせた外務省が
日本国民のために活動してくれるのか。
長井さんのために活動してくれるのか。
拉致問題をすでに知っている日本人の一人としては
外務省の対応を注視していくしかないと思います。


シンポジウム
長井健司さん殺害に抗議して

「最前線ジャーナリストの真実」


12月1日(土)12時30分~14時30分(開場12時00分)

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なお署名の用紙のPDFファイルも設置しました。
ダウンロードして手書きで署名する方のためにお使いください。
https://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
http://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
送付先は下記まで郵便かFAXで。
「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
FAX 03-5772-1127



肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。
なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりまずメールでご連絡をお願いいたします。

「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127









以下はJ-CASTニュースより引用です

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長井さんカメラ「兵士持ち去り説」否定 
軍事政権擁護の元ミャンマー大使
11月22日17時23分配信 J-CASTニュース
山口氏は写真を示しながら「カメラ持ち去り説」を否定した

 元ミャンマー大使の山口洋一氏が2007年11月22日、
東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開き、
「世界のメディアでは、
ミャンマーの実際の状況がゆがめられている」とした上で、
「それぞれの国の実情を無視して民主主義を強制すると、
かえって混乱する」との持論を展開した。
ジャーナリストの長井健司さんが銃撃され死亡した件については
「不幸な偶然が重なった結果」とした上で、
「(銃撃の瞬間が収録されていると見られる)ソニー製ビデオカメラは、
混乱の中で紛失した」とのミャンマー政府の見解を紹介した。

長井さんの死亡については、
「誠に不幸な偶然が重なった結果」
 とのミャンマー政府の見解を紹介。長井さんが死亡するまで持っていたソニー製のビデオカメラについては
「長井氏が持っていた物品は、24点全て返却した。カメラはデモの混乱の中で失われた」 と、軍事政権は主張しているとのことだった。
一部で、
「ソニー製のカメラは、ミャンマー軍兵士が持ち去った」
と、現場の映像付きで報じられたことについては、複数の写真を示しながら、
「持ち去るシーンが映っている映像は、長井さんが倒れたのとは別の場所で撮られたものだ。持ち去っていたものは、(ビデオカメラではなく)水筒のようなもので、兵士が持ち去ったのは、それが爆発物だという懸念があったからだ」
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