「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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長井健司さんの想いを広く伝えるため、2008年も頑張ります。

2008-01-04 03:10:51 | その他
あけましておめでとうございます。
新しい年を迎え、きょうから仕事を始められている
皆さんもいらっしゃることと思います。
このブログもきょうから2008年のスタートになります。
長井健司のカメラとテープを取り戻すためのこの活動も
皆さんのご支援だけがたよりですので、
本年もよろしくお願い申し上げます。
一周忌になる今年の9月27日までは、
少なくとも、これまでと
同じレベルの活動が続くことになると思います。
全国のボランティアの皆様、呼びかけ人の皆様、
署名していただいた皆様、
そのほかの協力していただいている皆様にも
引き続きよろしくお願いします。

さて、新聞報道によりますと
ミャンマーの衛星テレビの受信料が
150倍以上にもなったそうです。
受信料は従来の
年500円ほどだったのが、
年9万円ぐらいになり、
国民の平均年収の3倍も超えたそうです。
数万人以上視聴者がいたとみられますが、
これでほとんどの人が合法的に見ることが
難しくなります。
自国でまずいことを続ける政権が
まずやることは外国のテレビメディアを
見られなくすることです。
都合の悪いことをあからさまに隠し続ける
ミャンマー政府に
僕は怒りが増すばかりです。
長井さんのことも同じように
軍政は、うやむやにしようとしています。
本当に許すことが出来ません。

このためにも署名活動を行っているのですが、
最近いくつかご提案もいただいています。
ミャンマー大使館を人間の鎖のように取り囲むことや
こまかく署名活動の状況を報告することなどです。
これらについて、どちらも実行できるレベルに
いろいろ限界があり、
ご要望に沿えるかどうかは分からない部分がありますが、
いろんなご提案については事務局を中心にいろいろ検討しますので
メールをお気軽に会の事務局まで投げてください。
是非よろしくお願いいたします。
また、ブログの運営上のことや
署名活動の事務的なことについて疑問がありましたら
会までこれも真っ先にメールをくださいませ。

なお、年末年始の書き込みで
本やCDの計画について説明をさらにしたほうが
良いと思われましたので、
さらに書き込みます。

本やCDは長井さんの事件について、
より多くの人に関心を持っていただくために
こちらが仕掛けようとしていることで、
これは署名活動ともリンクするものです。
具体的には本には読者カードと署名欄を
ドッキングさせるプランを考えています。

反応のよい愛媛県内はともかく、
例えば東京での街頭署名が
なかなか厳しく、
二時間街頭で十人ボランティアが立って
三百人が限界という事情にも起因しています。
仮に毎週一回街頭に立っても、
東京では一ヶ月で千人強の署名が限界で、
九月の命日までに街頭で一万人集められれば、
という感じだと思います。
ボランティアで毎週一回街頭に立つのは
なかなか難しいと思います。
(昨年は結構そのペースでしたが)
インターネット署名も伸びはかなり鈍化しているので
何かをしないと署名の数を伸ばしていくことは
難しいと考えています。

もちろん数がすべてではありませんが、
例えば十万人なら十万人ぐらいの塊として
ミャンマー側に認識させないと
伝わらない部分がありますし、
日本政府が本気になるのかどうかも
この数字の部分は意味を持つと思います。
だとすればこの署名活動に協力してもらうためにも
長井健司という人間を多くの人にもっと知ってもらい、
そのきっかけを与えることが肝要ではないかと
思っているからです。
そのためには街頭署名という活動を
少なくとも東京と愛媛でやりながら、
本やCDの形で長井さんのことを認識する人のパイを
もっと増やしたいと思っています。
いや、言い方が悪かったかもしれません。
長井さんのことを認識している人は、
実は日本国内にも、世界にも、いっぱいいるのに
彼がどんな人で、どんなにジャーナリズムに取り組み、
最期に何を撮ろうとして死んでいったのかを、
僕らが伝え切れていないために、
このカメラを取り戻すための活動が
まだ伝わりきれていないのではないのかと。
それを中身を変えずに、わかりやすい形で、
出来る限り多くの人に伝えるために
本やCDという形式を使おうとしてるのだと。
皆が長井健司のあの死を知っていても、
その悲惨さを知っていも
長井健司という人間そのものを伝えることで
その、さらなる解釈にすすむきっかけを
サポートできればと、思っているのだと。

とにかく今年もよろしく御願いします。
なお、他の会社オフィスに電話があるだけの
六本木の事務所は1/7の10時が業務開始です。
どなた様もそれまではメールで問い合わせ下さい。


2007/12/23現在で署名は三万人に到達しました。

署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→) http://hal.sakura.ne.jp/sign.html
署名フォームはhttps使用のため、セキュリティアラームがでますが
安全上の問題は何もありませんので、先に進んで署名してください。
署名は未成年でも、小中学生でも、ぜひ署名してください。
もちろん日本国民のみならず、
他国の皆様の署名も歓迎しています。

長井さん殺害事件の署名活動です。
署名の用紙のPDFファイル設置しました。
ダウンロードして手書きで署名する方のためにお使いください。
https://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
http://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
送付先は下記まで郵便かFAXで。
「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
FAX 03-5772-1127


肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。
なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりまずメールでご連絡をお願いいたします。

「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127

抗議文を引用しておきます。
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ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

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ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/12/23 2100現在

 
鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
二木啓孝(ジャーナリスト)
原寿雄(ジャーナリスト)
坂上遼(ノンフィクション作家)
名取美和(バーンロムサイ代表)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
島田裕巳(宗教学者)
前田日明(格闘家)
嵯峨仁朗(MIC議長・新聞労連委員長)

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