「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「結局税金の無駄遣い」「反対派の指摘当たる」ガレキ広域処理の報道で、東京新聞特報部にエールを!

2013-02-11 17:33:00 | 福島第一原発と放射能

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013021102000132.html

ガレキの広域処理問題に関しての「東京新聞」の頑張りは素晴らしいものと思いますが、ある意味その集大成的な記事です。

佐藤圭記者の努力に敬意を。こうしたマスコミ、記者を市民が支える事が大切です。

https://cgi.chunichi.co.jp/tko/entry/toiawase/toiawase.php

こういう問い合わせ欄から、是非賛同の意見をされて下さい。これが次に繋がります。

クレームばかりでなく、賛同の声が、マスコミに届くことで、何かが少しずつ変わります。

千里の道も一歩からです。


 


自転車通勤、友人兄の突然死。2号機温度計上昇について。箱根山地震と山体膨張、情報確認は必要。

2013-02-11 04:30:00 | 福島第一原発と放射能

 福島第一原発2号機の温度計問題については、200度を超えた温度計について、東電は「温度計故障」と断定していること、圧力容器の上部と下部とで温度が上昇傾向は同じような動きをしていることはわかっていますが、確たる情報はありません。

 また、福島の土壌調査を行っている関係者からは、量は多くないものの、表土からのヨウ素の検出は続いているという話も聞いておりますので、東電と政府が説明している安心した状態ではないと思います。 

 この3連休後の、福島県内などの放射性物質の降下量の確認は、皆さんもしたほうがよいと思います。http://www.pref.fukushima.jp/j/koukabutsu410.pdf

 気象庁が箱根山に触れているのは下記のようにまだ微細な状況だけです。慌てる必要はありませんが、10年ぶりに少し動きがありますし、いろんな意味で地殻変動が激しくなっている日本列島で情報の確認はしておいた方が良いと思います。

 「箱根山では、11日ころから駒ヶ岳付近の浅い所を震源とする地震が増加しています。 気象庁の体積ひずみ計や神奈川県温泉地学研究所の傾斜計による地殻変動観測では、山体の膨張を示すわずかな変化がみられています。 国土地理院の地殻変動観測結果では、2012年末頃から、箱根山周辺の一部の基線にわずかな伸びの傾向がみられています。 箱根山では、2001年6月から10月にかけて地震が多発し、国土地理院等の地殻変動観測結果でも山体の膨張を示す変化がみられ、 噴気活動が活発化しました。現時点では、観測されている地殻変動は小さく、噴煙等の状況に特段の変化はみられず、 火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められません。噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)が継続しています。」

http://www.jma.go.jp/jma/press/1302/07a/1301jishin.html

「今から約3100年前に中央火口丘・神山が大水蒸気爆発を起こし、大量の土石流が流出。これにより芦ノ湖が誕生した。」のが、過去の大きな活動みたいです。有史以来、噴火などは確認された事象はない。箱根の歴史の確認は下記ページ。

http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/315_Hakoneyama/315_history.html

 中央道が完全に復旧していない状況の中で、東名高速や新幹線が首都圏から西側に至る最良ルートであることは言うまでもありません。その要が箱根周辺で、箱根を抜けられるのかどうかということが、この流れのカギとなります。その観点では、箱根山の動向は、他のエリア以上に地殻変動が続く東日本の、特に首都圏住民が、注意すべきポイントです。交通の要所となっている限りにおいて、実は富士山以上に留意すべき対象ですし、万万が一大爆発を起こした場合、神奈川西部には影響は確実に及びますから。恐らく2001年レベルの事象になりうるのかどうかということを、まずは冷静にチェックすべきだと僕は思います。

 きのうは大涌谷で、有感地震の影響で、ロープウェイの一時停止もあったそうですから。

 さて、お友達のお兄さんは四十代前半、去年五月にクモ膜下出血で突然死されたそうです。また別の友達の従姉妹が30代後半 横浜在住で1年前に甲状腺がんで手術されたそうです。この友人のお兄さんのケースは、家屋の状態が通常の形ではなく、大気中からの放射性物質の影響が受けやすいと考えられること。さらに「自転車」もかぎになるのかもしれません。
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新宿区在住の友人の兄、突然死です。くも膜下出血。

友人宅はアパートや酒屋、串焼き屋などを都内で経営していて、そのアパートの2階に友人、3階にお兄さんが住んでます。311の揺れでアパートの壁が一部落ちてしまい、ブルーシートで応急処置をしたまま住み続けたそうで、3月の放射性物質大量降下を壁無しで過ごしたらそうとうの被曝量なんじゃ…と私は密かに心配していました。

串焼き屋は品川区にあり、友人とそのご主人と友人兄で切り盛りしてるようです。新宿区からの通勤にはお兄さんは自転車、友人は地下鉄、ご主人はバイクを利用しています。地震当日から休業することもなく、逆に他店が休みだから お客さんが集まって稼ぎ時だと張り切っていました。

お店でのお冷はもちろん水道水、調理にも水道水。串焼きなので炭を使ってます。もともと放射能には全く無関心なのでノーガードな仕事ぶりと生活ぶりです。

お兄さんは健康診断を毎年受け、特に不具合もなく今まで過ごしてきたとのこと。不摂生な生活もせず至って健康だったそうで、まさか死ぬとは思ってもいなかったため、数日見かけなくても気にも止めず。その結果遺体の発見が随分遅れてしまい、第一発見者の友人が部屋に踏み込んだ時にはお兄さんの顔面が崩れ眼球が落ちていたと号泣してました。

でもこの辛い経験が避難や防御に生かされることはありませんでした。お兄さんの葬儀が終わりひと段落したころにご両親と 友人家族で旅行に出かけたそうなんですが、行き先が「スパリゾートハワイアンズ」でした。

友人自身、この話を電話でした時に「やたら疲れる。とにかく疲れる。」と言っていました。年賀状は届いていましたが心配なのでまた近々連絡をとってみたいとは思ってます。

あと、足立区在住の友人45歳。もちろん2年弱ノーガード生活。スマホに代えたと連絡があり久々に本人の写真を送ってもらったら…ホントに激しく老け込んでました。これも被曝によるのか…。体調も良くないといってますが女性ホルモンの数値は更年期ではなかったと。その他の血液検査結果も異常は見つからなかったそうで何となく不調が続いているんだそうです。
具体的には?と聞くと「頑張りたい気持ちが あっても踏ん張れない感じ」と言ってました。

○私の従姉妹(横浜在住)が飼ってる柴犬が謎の皮膚病で服薬しても治らない
○私の父。全身に赤いポツポツした発疹
○先日受けた私の甲状腺の経過観察。血液検査の甲状腺ホルモン数値や他の数値は正常範囲内なのに、血流だけが多すぎて「これはすごくおかしいと」のこと。

また、名古屋の友人たちが2人、排泄時に膀胱に違和感を感じると言ってました、最近。看護師で名古屋市の病院勤務の友達は「昨年くらいから若い人の心臓疾患が増 えた」と言ってます。さらに、スレンダーな若い女性の糖尿病とか、35歳前後の子持ち女性の心筋梗塞とか、疑問を感じる患者が増えてるみたいです。

こんな感じです。

とにかくじわじわ身近に死が迫ってくるので、最近は夜中に寝ている息子の呼吸を確認してしまいます。人ごとではなく明日はわが身ですね(涙。

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 自転車を乗っている人に、呼吸器や甲状腺の疾患を多く聞きます。吸気から吸い込む可能性が高くなることは、容易に想像ができます。


現在も東日本から移住ということを真剣に考えて行動している人は少なくありません。

特に首都圏からは、圧倒的に西日本を目指す動きが続いています。(福島からは、北海道が多いようです。)大阪のガレキ焼却が最大リスクですが、従来から、ふつうに存在した中国の黄砂やPM2.5報道に怯えて、移住検討は止めるべきではありません。大阪ガレキ焼却の影響範囲を冷静に考えればよいだけの話です(近畿全域を避けるような想定は僕は極端と判断しています)。

 そこで、岡山への移住熱は相変わらず冷めていません。中四国の移住説明会でも、ダントツの状態です。地元新聞によると「首都圏からの移住希望者を対象とした中四国9県合同の移住相談会が9日、東京都内で初めて開かれ、子育て世代の家族連れら196組288人が参加した。県別の相談件数は岡山が102件で最も多く」 だそうです。http://t.co/c5asIeFo

 岡山の2012年の転入者は30173人、転出者は29769人。単純に転入が超過しています。大都市圏しか転入超過は少ないですし、地方ではまれな現象ですから。

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京都で3/2の土曜日夜に、ひとまち交流館で講演を行います。ガレキ焼却が大阪で続く中で、近畿でこの後、どうやって放射能防御を続けていくのかということをテーマに行います。僕の講演と、ゲストとのセッションも想定しています。関心のある方はおいで下さい。数日内に案内いたします。
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大阪ガレキ本焼却の健康報告は「大阪おかんの会」へ⇒http://ameblo.jp/osakaokan2012
下記は引用、373人の方の報告。

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373名の症例:体調変化レポートNo,5(2/1~2/10 24時)

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2/1~2/10(24時の時点)で、373名(+78)体調変化の報告が集まっています。

数値は、2/1からの累積で表示しています。


報告エリア

大阪府

⇒ 大阪市…99件(+26)

⇒ 豊中市…12件(+3)

⇒ 箕面市…11件(+1)

⇒ 東大阪市…9件(+3)

⇒ 吹田市…9件(+3)

⇒ 高槻市…7件(±0)

⇒ 堺市…7件(+1)

⇒ 八尾市…6件(±0)

⇒ 岸和田市…5件(±0)

⇒ 守口市…4件(±0)

⇒ 枚方市…4件(±0)

⇒ 和泉市…3件(±0)

⇒ 寝屋川市…4件(+2)

⇒ 河内長野市…2件(±0)

⇒ 泉佐野市…2件(±0)

⇒ 池田市…2件(+1)

(その他:藤井寺市・豊飯町・阪南市・泉北郡・高石市)

京都府

⇒ 京都市……15件(+3)

⇒ 京田辺市…1件(±0)

⇒ 木津川市…1件(±0)

⇒ 長岡京市…1件(初)


滋賀県

⇒ 大津市…1件(初)

⇒ 栗東市…1件(初)


兵庫県

⇒ 神戸市…16件(+2)

⇒ 西宮市…15件(+3)

⇒ 芦屋市…7件(+1)

⇒ 猪名川町…4件(+0)

⇒ 伊丹市…4件(+1)

⇒ 三木市…3件(±0)

⇒ 明石市…3件(+1)

⇒ 川西市…3件(+1)

⇒ 宝塚市…2件(±0)

⇒ 加古川市…2件(±0)

⇒ 尼崎市…2件(±0)

⇒ 貝塚市…1件(初)

⇒ 加東市…1件(初)

⇒ 西脇市…1件(初)


奈良県

⇒ 奈良市…8件(+1)

⇒ 生駒市…5件(±0)


和歌山県

⇒ 和歌山市…2件(±0)


愛知県

⇒ 一宮市…1件(初)

*報告1件でも複数名の報告も含んでいます。
*2名以上の報告があったエリアのみ掲載しました。

*( )は、前回からの変化。

症例数


症例総数694/報告人数373名

①喉の異常・咳…186(+33)

②眼の痛み・かゆみ…138(+29)

③鼻の異常…77(±22)+鼻血26(+8)=103(+30)

④頭痛…73(+11)

⑤肺、気管支の異常・息苦しい…33(+9)

⑥倦怠感…28(+5)

⑦皮膚の異常…19(+6)

⑧心臓・動悸・胸が痛い…17(+0)

⑨発熱…17(+6)

⑩腹痛・下痢…15(+1)

  吐き気・悪寒…15

その他…骨・筋肉、吐き気、耳、めまい、眠気等


*( )は、前回からの変化。

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講演など、何か業務的な依頼をされたい方は、原則がこのメール→電話でお話しする順番でお願い致します。このメールアドレスが、まず第一窓口です。

  僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp  

  健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。

 

  事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。