「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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当時の清水社長指示「炉心溶融(=メルトダウン)は記者会見で使うな」で改めて確認、東京電力は嘘の塊。

2016-06-16 19:35:35 | 福島第一原発と放射能

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こういう嘘を平然とトップがついていた会社に対して、どうして何も刑事的捜査がなされないのか、本当におかしいと思います。

メルトダウンがしていたことを当初から多くの人が疑っていましたし、僕もずっとそういう感覚で文章を書いてた感覚です。

今回、検証委員会の報告書で、当時の清水社長が、メルトダウンを意味する「炉心溶融」という用語を会見で使うなという指示を、出していたことが分かりました。

こんな指示を平然として、国民を欺いた人間が、どうして処罰されないのか、まったく僕の感覚では理解不能です。

そして、こんなことをした東京電力をどうして普通に企業として存続させるのか、更に理解できません。

悪行を国民に行い、嘘によって、放射能被害を過小に思わせた連中が、お天道様の下を歩けるのか、まるでわかりません。

悪事がなぜ行われたのか、そして、清水社長が述べているように官邸での具体的指示があるというなら、その指示をした人間がだれで、どういう判断で、どういう命令系統でおこなったのか、つまびらかにせねばなりません。

当時の総理大臣、官房長官などの政治判断なのか、それとも事務方官僚が勝手に行ったことなのか、それとも清水社長の言っていることがおかしいのか。

現況は少なくとも、清水社長が話したことが官邸指示によるという具体的な裏づけはないそうです。

また、今回は、普通に、虚偽の情報を拡散して、多くの人に被害を拡大させたという形式での、法的立論は可能であると僕は思います。

東京地検特捜部は、一番はこうした捜査に取り組まないと駄目です。捜査機関が捜査しないと、おそらくは真実が出てくる可能性は極めて低いと思います。

僕には、日本の捜査機関に本当の存在価値があるのか、問われる事例だと思います。

しかし、こうしたことに原発事故後、検察が余りにも及び腰なのはよくわかっていますから、期待は殆どできません。

まあ、はっきりしていることは、やはり東電は嘘の塊であるということまでなのです。

それに、国民は追い詰められているのが、日本の現実です。

余りに、悲惨で無意味な現実です。

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