ネット住民に社会的価値がほとんどないことが分かる事例です。
特に、被曝回避側で、ネットでだけ、情報をやっている人で、まともなものを探すのはほとんど難しいです。
今回も、そうした事例で、一般社会から見たら、ただのキチガイとして扱われる話です。
一般社会のみならず、僕もこういう話は馬鹿にしたいと思います。
広島交響楽団のバイオリニストがなくなりました。
まだ若く、下顎歯肉がんだったようです。お気の毒です。
そして、このバイオリニストのお名前で、データを検索すると、確かに2013年に一回、震災バイオリンを弾いて演奏会をおこなっています。依頼があっておこなったような演奏会みたいです。
それは岩手の松、震災の流木から作ったバイオリンです。
このバイオリンをどう考えるのか。
そもそも流木表面に汚染があったとしても、製造過程で相当に減少する状態なのは間違いありません。
バイオリンというものの、木質や製造工程から考えたら明らかです。
そして、製造させた側から、一回数万円程度で貸しているものみたいで、演奏者が所有したりはしていません。
このバイオリン、被曝に懸念があるバイオリニストでも弾いたことのある人がいました。
放射線測定器で当該バイオリンを確認はしていて、まわりの線量との比較で有意差がなかったとも聞いています。
ただし、この流木から作られたバイオリンは四台あり、うち一台のみ計測で、亡くなった方が使用したものと同じかどうかはわかりません。
しかし、数時間の使用で、数年後にがんが発症することが有得るとしたら、どんなに低くても、数μSv/h程度の線量が放出されていないと、可能性は極めて低いと思います。胸部レントゲンでも20μSv/h程度は浴びますから。
同じ流木で作られたバイオリン(4台のうちの1台)で、そのような線量は全く計測されていません。というか自然線量と変化が無かったのです。西日本で。
もちろん、こうしたバイオリンに放射性物質は付着している可能性は否定はできませんが、それは東京で室内にある木製の楽器と大きく違う可能性もかなり低いと思います。
少なくとも、このバイオリンを、当該バイオリニストが演奏していることが、ネット上でわかるからと言って、そのバイオリニストがいつも演奏に使っている楽器でも無いなら、しかも外部線量のみの立論で、こういう話を切り出すことが、ありえないことと判断するのがふつうの感覚と思います。
なお、震災流木で作ったバイオリンを推奨する意識が僕にあるわけではありません。
しかし震災ガレキを燃焼させておこる可能性がある吸気リスクと、流木で作ったバイオリンを数時間演奏して下あごのがんになるリスクを、似たようなレベルで騒ぐネット住民に唖然とするだけです。
無知蒙昧というのは、このことを言うとしか思えません。
また、悪質な輩は、まとめを作成して、金儲けをしています。最悪です。
なお、バイオリニストが下あごに異常が出ることは、職業病としてよく知られている話です。
顎が変形したり、骨に影響が出るケースもあります。良性腫瘍なども想定されるかもしれません。
しかし、あまり下あごのがんは聞かないそうです。
そうした状態の中で、遺伝的要因や喫煙、飲酒、飲食の要素などが付け加わった場合に、がん化した可能性が最もありうりる話です。
放射線をものすごく出しているバイオリンで、しかも長期間使っているなら、がん要素としては初めて考慮できますが、一回だけで数時間の利用から考えても、同種バイオリンに線量がほぼ出ていないことからしても、これは「デマ」と断じて差し支えない話と思います。
こうした情報をブログにしたり、まとめている馬鹿を信用しないでください。ただの屑です。
また、リツイートしたり、シェアしている人は同罪です。反省しなさい。
こんなことばかり何で書き続けないとならないのか、被曝回避のネット住民にどうして並外れた馬鹿が多すぎるのか、本当に気分が重くなり、落ち込んでいます。
そういえば、千葉の劣化ウランをまた拡散させている馬鹿がいました。シェアするだけで、人間として終わっています。
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