~ 日常 ~

春はバラ、夏は花火、秋もバラ、冬はイルミ。
年間を通じて艦船・列車に航空機などなど

長崎・江崎べっ甲店 閉鎖・解体へ ~国の登録有形文化財~

2020年06月08日 | 長崎
2020年6月6日(土曜日)

長崎は17世紀以降、唐船やオラン
ダ船によってべっ甲の材料が陸揚
げされるようになったために中国人
から取得した技術で、べっ甲細工が
製作されるようになりました。
(※ 旅する長崎 HPより)

6月4日(木)の朝日新聞に
~歴史映すまちの『景色』また幕~
の見出しで長崎市魚の町にある
『江崎べっ甲店』の閉店、そして建
物の解体が報じられました。
翌5日(金)は地元2紙、長崎新聞
と西日本新聞が朝日の後を追うよ
うに記事を掲載。

3紙の主な内容
・ 業界は1993年にワシントン条
約でべっ甲細工の原料となるタイ
マイの国際的取引が禁止。
  将来、原料が枯渇するのは明
らかで当業界を取り巻く環境は厳
しかった。
・ 創業311年。 1898年建築
(筑後122年)で国の登録有形文
化財である黒しっくい塗り、和洋折
衷式の店舗は解体する。
・ 店舗は『長崎さるくコース』にも
組み込まれて長崎市民には親しま
れてきた名所
・ 長崎市が取得を検討したが金額
が折り合わずに断念。店舗を3Dで
計測してデータ保存する。
・ 解体後の跡地については売却先
を探している。
・ 在庫を多数抱えており、別の形
  での事業継続を模索

昨年のこと、長崎くんちの踊町で
あった魚の町は川船を奉納。
店の前で披露された『人数揃い
(にいぞろい)』が賑やかだったこ
とを思い出します。
店舗前の駐車場には共同住宅建
設の案内が掲出。
場所は観光名所・眼鏡橋のすぐ近
く、徒歩通勤の私にも馴染みの光
景が無機質な光景に変わっていく
のは寂しいです。










眼鏡橋のすぐ近く

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