名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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「組合活動はリスキー」。セブンイレブンの萬歳顧問は契約更新をネタにこう語った

2015-10-02 | 労働ニュース
【深層セブンイレブン(4)】

 セブンーイレブン・ ジャパンはコンビニオーナーの労組であるコンビニ加盟店ユニオン 委員長の池原匠美氏に対し、 加盟店契約の打ち切りを通告した件は、既報のとおりだ。 契約更新をどんな風に使ってきたのか。 契約更新拒否を通告された池原氏はこう証言する。
 
 ゾーン・マネジャーからの8月末の通告に先立って、「 今年の1月と6月、萬歳教公(ばんざい・のりとも) 顧問がゾーン・マネジャーらを連れて、2回、岡山まで来て、 1月の時に、こう切り出したのですよ。『 池原さんの組合活動は契約更新についてリスキーである』と。 これがすべての始まりでした」。

 萬歳顧問とは08年までセブンイレブンの専務取締役・ 法務本部長を務めた萬歳教公常勤顧問(早大法学部卒、73歳) のことだ。長年、 フランチャイズが原因の紛争処理を一手に引き受けてきたセブン問 題のキーマンだけに、池原氏が受けた衝撃も大きかった。

 ユニオンの活動など本部に従順でない加盟店主に対して契約打ち切 りをしてきた例は数知れなかったが、まさか「不当労働行為」 といえる執行委員長を狙い撃ちにした契約更新の拒否まで言ってくるとは思っていなかったからだ。

 池原さんは証言する。「エッと思って、『萬歳さん、今、 組合活動がリスキーである、っていわれましたよね』 とすぐ確認したら、『いや、そうじゃなくて、 池原さんがユニオンの代表者であるだけに、 あなたを取り巻く人たち(労働弁護団や報道関係者か) の発言がリスキーである、と言っているんです』と、 こう言い変えたんですよ。私たちは、 最初から話し合いを求めてユニオンをやっているので、 本部が悪だと誹謗、中傷する気などはさらさらないのですよ。 しかも、ユニオンを結成したとき、本部役員にも、 今後はマスコミへの対応もオープンにやっていきますよ、 至らないところは何でも言ってほしい、 とはっきり説明しているのですよ」

 「そこで、『私一人に言っても(秘密交渉のようで) ラチがあかないので、代表メンバーと話し合いませんか』 と提案したのですよ。それには答えないで、『( セブン批判の報道など)周りが、周りが・・・・・・』 というだけなのですよ」

 2回目に萬歳さんが来たのは、 前回のリスキー発言の撤回だったという。

 「委員長解約問題」をよく理解してもらうために、 セブン経営陣の意思決定システムを説明しておこう。

 セブンイレブンはわが国コンビニの生みの親、鈴木敏文会長( 82歳)の個人商店と説明した方が分かりやすい。 92年のイトーヨーカ堂総会屋事件で、 ヨーカ堂創業者の伊藤雅俊名誉会長(91歳)が退任し、 全権を鈴木会長に任せた。

 それ以降、セブンの利益にオンブに抱っこのヨーカ堂グループは、 鈴木会長の独裁色が強まった。05年、セブン&アイ・ ホールディングスに経営統合し、鈴木独裁がますます強固になり、 誰も諫める人間がいなくなっている。

 その鈴木会長の指揮のもとで全国の加盟店との訴訟や契約紛争、 自殺・過労死などトップシークレット案件(紛争始末) を一手に引き受けてきたのが、この萬歳顧問だ。 彼の片腕が丸山吉一・法務本部マネージャー、 法律顧問がセブンお抱えの飯塚俊則弁護士だ。

 09年6月、 独禁法違反で公正取引委員会の排除命令を受ける直前、


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図書館の民間委託めぐり訴訟続出

2015-10-02 | 労働ニュース
10月1日付当サイト記事『ツタヤのCCC運営の図書館、不可解な図書購入めぐり疑惑浮上!在庫処分に利用?訴訟に発展』で、全国でも民間委託を最も積極的に進めている自治体のひとつである東京足立区のケースを例に、公共図書館がいかに「ワーキングプア」を大量に生み出す元凶となっているかをレポートした。

「民間に委託すれば、より少ない費用でより充実したサービスが受けられる」という考え方は、絵にかいた餅にすぎず、現実には受託した企業が利益を確保するために人件費を低く抑えているにすぎない。

●館長を雇い止め~裁判~和解

 今回は、さらに具体的事例を挙げて解説していこう。

「無理が通れば道理が引っ込む」と言われるように、足立区の図書館では、これまで2つの大きな労働事件が起きている。

 まず、指定管理制度完全導入直後の2009年に足立区内の図書館で起きたのが「館長雇い止め事件」だ。

 指定管理者となった企業に契約社員として雇用された男性館長は、区との契約を忠実に履行しようと、小学校に対する出張読み

図書館の民間委託めぐり訴訟続出
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知名度で就職先を選んでしまったことを後悔しています

2015-10-02 | 労働ニュース
いまやツイッターのフォロワー数29万人。世界陸上のメダリストで、ベストセラー『諦める力』の著者、為末大さんが、世界の問題から身近な問題まで、「納得できない! 」「許せない! 」「諦められない! 」問題に答えます。(お悩みの募集は締め切りました)。

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お悩みファイル4■内定を辞退した会社に未練がある
今年から社会人1年生となり、A社で働いています。けれども内定を辞退してしまったB社のことが忘れられず、後悔しています。B社は業務内容が面白そうで、しかも事業内容職種別採用だったので確実にやりたい仕事ができたと思います。おまけに家から近く、残業も少ないという好条件でしたが、知名度と会社の規模でA社を選んでしまいました。なぜあのとき自分の本当の気持ちに従わなかったのかといまだに考えてしまいます。どうすれば過去を忘れて前向きになれるでしょうか。(男性・技術職・23歳)
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 選ばなかったことに対する後悔というのはありますよね。それをこじらせると僕が「もったいない病」と呼んでいる状態になります。「逃した魚は大きい」といいますが、「あのときあっちの方を選んでおけばよかった

知名度で就職先を選んでしまったことを後悔しています
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引越社、社員提訴に反論 処分男性は勤務態度に問題

2015-10-02 | 労働ニュース
「アリさんマークの引越社」で知られる「引越社関東」社員の男性(34)が先月30日に、不当な異動や「罪状」と題した懲戒解雇文書を全支店に掲示され名誉を傷つけられたとし、会社を相手に東京地裁で係争中の訴訟に損害賠償を加えた件について1日、井ノ口晃平副社長らが取材に応じた。



引越社、社員提訴に反論 処分男性は勤務態度に問題
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地道に働くがストレス性 25歳世代の「ワーキングピュア」

2015-10-02 | 労働ニュース
プロジェクト25実行委員会は10月5日、『ワーキングピュア白書 地道にマジメに働く25歳世代』(日経BPコンサルティング)を出版する。同書では、20代半ばの若者をひたむきに仕事に向き合う「ワーキングピュア」と名付け、仕事とは何かを考えた。映画監督の周防正行氏、元プロ野球選手の古田敦也氏、小説家の朝比奈あすか氏による鼎談も収録しており、彼らが実践する仕事で壁にぶつかったときの乗り越え方も書かれている。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

プロジェクト25実行委員会では、同書を執筆するにあたり、

地道に働くがストレス性 25歳世代の「ワーキングピュア」
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