名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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老後貧乏から下流老人に転落する分かれ目はどこか

2015-10-07 | 労働ニュース
● 3つの「ない」で下流老人に!? 

 話題の書、「下流老人」(藤田孝典著・朝日新書)と「老後破産~長寿という悪夢」(NHKスペシャル取材班・新潮社)を読んだ。どちらも、年金生活者が普通の生活から些細なきっかけで陥る貧困について、事例を紹介しながら問題解決に向けての提言を行っている。

 個人的には、生活支援の現場の実状から書かれた「下流老人」が興味深かった(「老後破産」は、テレビ局らしくジャーナリスティックな切り口で書かれている)。「下流老人」の著者の藤田孝典氏は、NPO法人ほっとプラスの代表理事として10年以上、埼玉県を中心に生活困窮者支援を行っている。

 藤田氏は著書のなかで、下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者及びその恐れがある高齢者」と定義し、生活支援の実体験から下流老人には次の3つが「ない」としている。

 (1)収入が著しく少「ない」
 (2)十分な貯蓄が「ない」
 (3)頼れる人間がい「ない」(社会的孤立)

 確かにその通り。この3つが「ない」状態だと、ちょっとしたきっかけで貧困に転じる可能性は高い。

 なかでも「収入」と「貯蓄」は密接な関係がある。高齢になるほど、病気や求人の年齢制限などにより、働く意志はあっても働けないケースが増える。そうなると収入はおもに年金だけとなるが、事例で紹介されている高齢者はみなさん、さまざまな事情で年金収入がかなり少ない。

 年金が少ないと、蓄えを

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19時完全退社の悲劇! 夜は何をすればいいか

2015-10-07 | 労働ニュース
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原発事故除染で違法派遣の疑い/青森県警、下北の業者ら立件へ

2015-10-07 | 労働ニュース
東京電力福島第1原発事故をめぐる福島県内の除染事業に、下北地方などの複数の建設関連業者が違法に労働者を派遣した疑いが強まったとして、むつ署と青森県警保安課が6日までに、労働者派遣法違反の疑いで、これら業者の幹部らを立件する方針を固めた。複数の捜査関係者への取材で分かった。
 除染は、原発事故で拡散した放射性物質が付着した土壌を取り除いたり、同様に建物や道路の表面を洗浄したりする作業。労働者派遣法は、除染作業を含む建設業への労働者の派遣を禁じている。
 違法に派遣された労働者は数十人規模で期間は数年間にわたるとみられる。除染事業は国や市町村が実施しており、県警は、業者側に数千万円の公金が流れたとみて

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一億総担当相、課題は介護離職ゼロ-安倍首相が記者会見

2015-10-07 | 労働ニュース
安倍首相は先月24日、「安心につながる社会保障」など、新たな「三本の矢」により、一億総活躍社会をつくり上げる考えを表明。さらに、都市部での介護施設の整備などを進め、介護離職ゼロを目指す方針も示した。

 7日、第3次安倍改造内閣の発足に合わせ官邸で会見した安倍首相は、一億総活躍社会の実現を目指し新設した担当相について、「1人も介護を通じ、仕事をやめることがない社会」の実現こそが大きな課題と指摘した。

 また、安倍首相は「少子化の歯止めを掛け、50年後

一億総担当相、課題は介護離職ゼロ-安倍首相が記者会見
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破たん前と破たん後で何が違うのか JALの金銭感覚

2015-10-07 | 労働ニュース
2010年1月、JALが破たんした。訪日外国人客の増加などの影響を受け、直近の決算は絶好調だが、破たん前、社内はどのような状況だったのか。当時の状況を詳しく知る、同社・人財本部の野村直史部長に話を聞いた。前後編でお送りする。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則

●破たん前の金銭感覚

土肥: 破たん前のJALはどのような企業文化だったのか? 答えは「ザ・縦割り」。隣の部署が何をしているのかよく分からない。いや、隣の席に座っている人が何をしているのかよく分からない状況だった。

 前回はそんな社内事情をうかがったのですが、今回は「お金」の話を聞かせてください。破たん前の金銭感覚はどのような感じだったのでしょうか?

野村: 破たんして、自分たちに何が足りなかったのか。企業再生支援機構などの指摘もあって、「縦割りがよくない」ことが明らかになりました。そして、もうひとつの問題は「採算意識が足りない」ことでした。

 破たん前、社内には「自分たちは公共交通機関の一端を担っている」といったムードが漂っていました。そのような誇りを感じていたので「公共的な仕事をしているので、利益ばかりを追求してはいけない」といった意識が潜在的にあったんですよね。その結果、どうなったのか。「自分たちは社会的使命を果たせている。安全に飛行機を飛ばすことができていれば、多少利益が出なくてもいいんだ」という具合に、採算に関して無頓着な体質になっていました。

●採算意識が高まる

土肥: 野村さんの話を聞いて、「だから破たんしたんだ!」と感じた読者も多いかもしれません。

野村: だと思います。企業は利益をあげて存続しなければいけません。これは大前提ですよね。民間企業で働いている人であれば、何の疑問も抱かないはず。JALでは「公共交通機関の一端~~」「社会的意義~~」といった雰囲気がありましたが、そんなものは会社が存在しなければ何

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