今日の東京地方は小雨でした。
自宅では、道志の湧き水をポリタンに入れて飲料水代わりに使っています。それは湧き水ですのでタダです。(水質は保健所での検査済みです)
近所でも自販機やコンビニなどでも飲料水(各種ドリンク)が販売されています。以前ですが、自販機って誰がどのくらい儲かって?いるのだろうと調べたことがありました。
原価はいくらで、設置者はどのくらい儲かるかです。コンビニなどのドリンクはサイズも豊富で各種販売されていますが、なんか値段も高く感じます。
我が家では夏になれば毎日のように麦茶を作って冷蔵庫に入れています。
何気なく?設置されている自販機の仕組みについてです。
先ず、道路に面した場所に自販機(ペットボトル)などがありますが、以前 社内の各フロアーに設置されたものは外の自販機と比べて安いと思っていました。これは福利厚生の視点だったのでしょう。聞くところによると会社に所属しているスポーツ団体の運営費の一部にも充てていると総務関係者が言っていました。そう言えば、昼時のラウンジ(食堂)には背の高い方やガタイの良い社員もいましたね。
社内は90円の飲み物も、外ででは120円~130円くらいでしょうか?自販機の飲み物は卸価格が70円くらいだと思います。最近は諸事情から値上がりしていると思います。
よって、社内90円で販売するには、一つの自販機で電気代は月に2500円くらいでしょう。今はもっと上がっていると思います。設置場所は無料としても電気代は社か卸業者かどちらが持っているか分かりません。
社内売値の90円引く業者の利益(一部電気代も含み)60円~70円くらいで、一本に付き25円~30円くらいが設置者(会社)の利益を想定いたします。
設置者の利益を言っている訳ではなく、仕組みを言いたいかったのです。
コンビニや街角の自販機は、設置場所の持ち主の利益で一本に付き50~60円くらいになっているかと思います。どんな社会でも強いものは強いのでしょう。
自販機の業者はいろいろとありますが、赤色の自販機は種類も豊富で人気もありますが、強気であまり儲けさせてくれません。
人気のある自販機か?または利益のある自販機を置くかは悩みどころなのでしょう。
ペットボトル1本あたりの料金の構造は
①「原価」
②「製造元の利益」
③「販売会社の手数料」・「販売会社の利益」
④「設置場所の持ち主の利益」で構成されています。
このうち①と②はあまり価格を変更することが出来ない価格なのですが、③は「販売業者」の努力次第で幾らでも利益幅を小さくする事が可能です。利幅を小さくして大量に扱えば「薄利多売」でも商売は成り立つ訳です。
*家の近くに特種な製品「ホットソース」の自販機を駐車場の角に設置されています。ピリッと硬いモノですが、病みつきになります。値段は700円です。
そして④が一番多いパターンなのですが、実は設置場所の利益って、その土地の所有者との交渉次第なのです。ですから、機器の置場代などを安く貸してくれる場合は、10円20円安く設定しても販売会社の利益にもなります。設置いただく方の負担は 、空き場所提供みです。月々電気料金の目安2,500円程ですが、どちらが持つかはこれも交渉次第です。
いづれにしても自販機を置くだけで、1本30円~50円くらいの儲けになります。それを何に使うかはそれぞれのお考えなのでしょう。
原価を計算してみると?
例えば、ミネラルウォーターのペットボトルでは、容器代が15円、キャップが3円、ラベルに2円、梱包用の段ボール代が1本当たり2円くらいですので、容れ物だけで約22円となります。今ではもう少し高いのかも?
*近所の赤い自販機のメーカーの倉庫です。売れているのか在庫が少なく見えます。
次に肝心の中身ですが、名水は土地があれば汲み放題ですので実は無料です。ただ、初期投資として工場設備費、維持管理費等が必要となり、これは大体1本当たり5円で計算されます。更に、出荷に係る人件費や電気代として15円として、物流費(最近はかなり高騰しています)10円が加わりますから、ミネラルウォーターのペットボトルの原価は50円~60円(推定)ということになります。お茶の場合は、通常卸値60円~70円で取引されます。電気代はどっち持ちにするかの交渉です。いずれにしても一本当たり65円くらいが原価だと思います。
それが売値として90円~120円くらいですので、その差額が設置者の利益になっているのです。
余談ですが、ある方がこの製造元で勤めていましたが、十六茶と言うものがありますが、安定的に、16種類の葉を確保するのが大変だったと言っていました。
スーパーやコンビニも大量販売とか24時間で便利で弁当と一緒買い求めるなど販売価格の差もこの辺にあるのかも知れません。
なんの役にも立たない内容ですが、いろいろな仕組み(シクミ)を考えて見るのも、どこかで仕事に役立つかも知れません。
参 考
災害対応自動販売機もあります。その名のとおり災害時に支援を受けられる自販機で、災害時に無料で飲料を提供してくれる自動販売機のことです。
災害救援自販機は普段は通常の自販機として使用しますが、災害等で停電になった際には、人的操作で自販機内の商品を搬出することができる自販機です。
*我が家のようにタダで湧き水を汲んできて、麦茶で飲めば一番安価になります。
いろいろと考えて、これからの季節を乗り越えましょう。
Hiro