そう 10年くらい前だったでしょうか?私が64歳で、セカンドステージが定年になるころに女房の知り合いから、山梨県道志村と言うところの別荘を譲りたい方がいるとの話を聞いて”行ってみて見ないみない”と言われました。
自宅から中央高速道を利用して、1時間半くらいのところです。
そこは女房の母親の実家(おばあちゃん家)に似ていたのです。実家の人に聞いても、あの大月の方?と言うくらいです。
甲府盆地のちょっと高台で、山梨県西八代郡市川三郷町大塚という場所です。女房は夏休みなどはこのおばあちゃん家で長期に過ごしていたようです。
今では大塚ニンジンとか甘甘娘(かんかんむすめ)と言うトウモロコシが有名な産地です。
ここだって、三郷町大塚はどの辺とハッキリと答えられる方は少ないかと思います。
照子おばあちゃんと女房(孫)と子供たち(ひ孫)です。敷地内を散策しています。好きな画像の一枚です。
やさしい正三お爺ちゃんと長男坊です。もう45年前の写真になりますかね。それが道志と重なって、私より女房の方が気に入ったのでしょう。
今朝の道志の朝です。いつも同じパターンでスミマセン!
来ると雑草などとの戦いですが、木工や焚火も好きで私の隠れ家?(居場所)になっています。
最初も畑でしたが、グランピングスタイルの温室にと木枠で囲んでテントを建てました。しかし昨年の大雪で崩壊してしまったのです。
いまでは畑にしている場所です。特にハーブ園?にしようかと思っています。屋根にシートもかけられます。
雑草取りも大変です。大事な植物も植えていますので、すべて手作業です。
ほぼ一日かけて草むしりがほとんどの作業です。したがって絵になるような画像はありません。
車の洗車もそうですが、自動洗車すると傷や車の状態が分かりませんが、手洗いですとちょっとした傷なども分かります。草取りも同じで、植物の生育状況や土の状態も分かります。広い部分や気にしないところはエンジン式の草刈り機を使いますが、手作業は大変ですがそれなりに発見もできます。
昨日も夕暮れ時まで外にいました。やることや、したいことがたくさんあります。昨日は珍しく3人の方と一寸ですがお話ししました。普段は話す方がおりません。お隣の〇藤さん、地主さんご夫婦(別々と)です。
電話やラインなどでは多くの方々とつながりました。
地主さんのヒロさんが掘りたてのニンニクを持って来てくれました。夕刻に奥さまはキャンプ場のお客さんからいただいた柏餅と美味しいコーヒーです。逆に美味しいサニーレタスも差し上げました。
ジャガイモの花が咲いています。1個のジャガからたくさんの芽が出ています。三本くらいに摘心しました。
ボート池の水を入れ替えています。
庭のいたるところに花が咲いています。
部屋に入りました。今日は動きやすい天気予報です。
作業着も洗濯し部屋干ししました。これが一人生活の現実です。夕食はほとんど食べませんでした。いただいた千葉産の落花生くらいです。
朝食も一人だと質素?になります。接触事故処理・49日忌法要・相続関係(円満に)などいろいろなことを終えて、溜まっていた疲れが出てきたのでしょう。栓を開けぱなしにしていた気の抜けたビールを飲んでいる感じです。
同様な経験をしてる友人とのラインで、それは「脳貧血」と変わりなく、脳に血流が足りない感じと言うのか、満ちて来ない自分がいると言っていました。同感です。
でも、女房に勧められて、道志での通い生活は、草取りであっても無心で作業できることは、私にとっては良い居場所になっています。
道志での通い生活期間はたかが10年ですが、その間にサードステージで品川や羽田方面で満員電車に乗り72歳まで勤めたことやコロナがあって大変な10年でしたが、そんな時に気を紛らわしてくれる道志です。この年齢にして、この時代にして落ち着くところがあって良かったと思っています。
結局、東京から近くても交通の便が良くないので、秘境と呼ばれるくらいです。山中湖に行く通過点に過ぎません。しかし、住めば都とはこのことをいうのでしょう。
Hiro