早いもので4月4日(桜の花の散るころ)、100歳を越えた母が他界し49日忌法要が営まれました。
法要を終えて納骨したのが5月21日のことです。続いて翌日(昨日22日)に、姉・私・妹の三人で相続に関する話し合いが始まりました。
母は知り合いなどから、いろいろな相続問題などの話を聞いて、我が家ではそんな問題は起きないと思いつつも、関係する税理士さんと話し合って「遺言公正証書」を公証人役場に出向いて作成していました。
あまり内容をお出しするのもいかがと思いましたが、次のような事項です。
長男への不動産相続と義務です。
次に長女と次女に対する不動産について。
母の所有する貴金属や預貯金についても記載されています。
祭祀の承継については長男私の役割となっています。当然のごとく母を送る時も喪主として執り行いました。
遺言執行者も私です。
付言として、母の気持ちが冒頭に記されています。「母が健康で〇〇家が安泰としていられるのは、子供3人が励まし協力してくれるからで、あらためて感謝します。母は3人が仲良く、互いに助け合い、また夫婦相和し、それぞれの家族が健康で幸福であることを一筋に願っています」と17年前に記したものです。
当然、遺言公正証書ですので、これに従ってまります。
49日忌が近づき、私から姉と妹にこの「遺言公正証書」の写しを一読くださいとお送りしました。結果 みなさん、異議はないとのことですべて了承いたしました。
早速ですが、49日忌法要後の翌日に集まり、母の考えや思いを胸に置き和気あいあいとした話し合いの場になりました。
遺言書どおり、先ずは貴金属類の分けになりました。公平に?じゃんけんで順番を決めています。
私は貴金属のことは分かりませんので、女房を代理に立てました。「これあなたに似合うんじゃない?これは大きすぎるんじゃない。」とかで笑い声も聞えます。母の意思を汲んで円満に相続の方向が決まりました。
あとはいつもお願いしている税理士さんにお任せし、財産分割協議書に印を押すだけになりました。
17年前に作成した「遺言公正証書」が有効だったかと思います。
これまで、母の介護やそのほかのことを傍で一番良くやってくれた女房を、姉や妹が感謝していました。
母も安心して、父と再会できるのでしょう。
やはり、まとまるとは思っても疲れるものです。女房が回転すし屋にテイクアウトを買いに出かけました。自転車でしたので中身はひっくり返っています。
なんとか皿に盛り替えていただきました。
ふぅ~とタメ息が出ます。久し振りに良く寝れた日になりました。
Hiro