ナカナカピエロ おきらくごくらく

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気狂いピエロ

2011-08-03 01:41:43 | 日記
気狂いピエロ

有名と言えば有名。
ジャンリュック・ゴタールの映画だ。

最初見た時、全然面白くないじゃんと思っていたが、印象的なラストが心に残り、それが徐々に広がって、今では好きな映画の一つになっている。それでも見たのは、たった一度だけ。こういうふうに好きになる映画もあるものだと思った。

あらすじはこんな感じ。

主人公の男は、ただのつまらない男。しかしある女と出会ってから、逃避行を始める。しかしながら、女がこの冴えない男に嫌気がさしたところで、男は女を殺してしまう。男は自分の不運を嘆き、顔にペンキを縫って、大量のダイナマイトで顔を覆い、火を付けたところで、自分の馬鹿さかげんに気づく。急いで火を消そうにも、既に遅し。ダイナマイトは爆破して男のつまらない一生が終わる。

おどけて後悔しながら人生を終えた男の心には一体何が残っているのか。その意味が私の中でどんどんと広がっていく。

たったの一度見ただけの映画。また見ようとは思わない映画。でも印象に残る映画。この映画にはそんな楽しさがある。

後記
私の人生も実にくだらなく思うよ。
とりあえず、母が生きている間は、生きてなきゃ、と思っているだけで。。。何のために生きているのか、皆目検討がつかぬ。何処からともなく、恋のバカンスの歌が、うらぶれた感じで流れている。
コメント
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