七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

芋たきの会

2007年10月30日 | 大三島での生活
午前中、ウコッケイをさばいた後は、
いよいよ、芋たき会の準備です。

集会所横のゲートボール場に、ゴザを敷き、机を並べ
カラオケセットまで、セッティングします。



賄い役の主婦たちは、集会所で、
芋たきとおにぎり作りです。

朝夕の冷え込みとは、打って変わり、
「背中に炬燵背おっとるみたいに、暖かいね」と、喋りながら
円陣を組み、キャリー1杯、山ほどの小芋を、手際よくむいていきます。 



ゴボウ、ニンジン、大根、こんにゃく、ちくわ、などの材料を切り
大鍋2杯に、お替り自由の,新鮮ウコッケイ入りの芋たきを、仕込みます。


米粉で作った、お団子も入れるらしく、
あ~!芋たきは、お月見でしたね。


芋たきも煮えた、3時過ぎ、
みんなが、そろそろと集まりだします。



カラオケのテレビがセッティングされている様子を見て
冗談好きのYさんが 「おう、NHKが来とるんかと思うたわ」 と
会を盛りあげてくれ、嬉しそうです。



どうしても、セットしたカラオケセットの歌手の声が消えず
歌手とのデュエットになるのですが、 

「一緒に、歌やーいいんよ」 
「歌手の声に負けんように大きな声で歌やーいいんよ」
と おおらかです。 


「しばらく歌とっらんから、よう、歌わん」
と尻込みする人には、
「歌手が歌ってくれるんやから、みやすいもんよ」
と、後押しもします、

アルコールも入り、一層盛り上がり、
意外な人が歌う、声の良さに、驚きます。

そして、会も半ば、真打ち登場です。
組でたった一人の、小学生Yちゃんが、獅子を舞ってくれます。
太鼓好きの何人かが、入れ替わり、太鼓を叩きます。

みんな、思わぬ出し物に、大喜びです。
島の人は、獅子舞いや祭りが、好きなんです。
島には、獅子頭を作る人が、何人かいらっしゃって、
青年団が、獅子頭を、借りてきてくれたのです。





夕闇に紛れ、夫が、自作の笛を取り出すと
「おっ、笛吹き童子が、笛持っとるで」 とのせてくれる声が上がり、
練習不足の、途切れ途切れの演奏を披露しました。



すぐに詰まってしまう夫を、カバーしようと、笛演奏に合わせて、
「月の砂漠」を歌ってくださる、Yさんと一緒に 


暗くなり、寒くなっても、芋たき会は、続いていました。



コメント (4)
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