フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

チェス・マスター「ユージン・トーレ」が息子と対戦

2013年04月12日 01時13分05秒 | 息子虎次郎


主人が自転車の遠乗りで知り合った人が「ユージン・トーレ」の友達!!
その人が話しを付けてくれ、
息子虎次郎とチェスをしても良いと言ってくれたのですが、
その話をすると息子が引いてしまった・・。

虎「え・・ママ、それ誰だか知ってるの?」

そりゃ、私が知るわけないでしょう~。
チェスどころか、将棋だって碁だって分からない人ですから。

息子はめっちゃ緊張している様子。

Google で調べて見ると英語ウィキペディアに出てました!
(そのページはこちら)

7年生から毎日をチェスをしない日はなかった虎次郎にとっては雲の上の存在なんでしょうね。

息子は小学校の頃からチェスが好きだったけど
主人は全く手加減せず、直ぐに負かせてしまうので
息子が主人に懐いてチェスをするなんて事はなかったです。

始まったと思ったら直ぐに終了で
しら~っとした雰囲気。

「少し手加減したら?」

と言うと

「手加減するのは息子の為にならないだろう。人生は厳しいんだ。」

って小学校3年生くらいの息子と張り合っていた主人。

それでも虎次郎はチェスが好きで
小学校時代、たまに友達とチェスをして休み時間を過ごしてたようでした。

主人の話しはま、いいとして、

「じゃあ友達と一緒ならいいんじゃないの?」

と私が息子に誰か気の合う友達を選んだら~と勧めて息子が選んだのは
ハイスクール(中学~高校)入学してから卒業するまでチェス友達だった子。
フィリピン大学の医学部に進学したんですが
彼の両親とは役員を通して親しくしてたので携帯番号もわかるしちょうど良かった!





無事に実現!!

トーレ氏はチェスゲームの前に若い2人に話しをしてくれました。

チェスはゲームだと思っているが人生も全てチェスのように考えて生きるべき。
自分はチェスの「王」なので王手(チェックメート)かけられないようにどうしたらいいか、
例えば不健康な生活をしていたら自分が駄目になって王手と同じ
学校ではどうか、会社では、人間関係では・・と全てチェスにして考えて、生きる。

ベンジャミン・フランクリンもチェス好きで同じ様な事を言っていた、と。
ベンジャミン・フランクリンは政治家であり、作家であり、物理学者。雷と電気の実験は有名ですよね。
アメリカの100ドル札に肖像画として印刷されてる人。

チェスが上手くなる為には運動が大事、脳に酸素がきちんといくように呼吸法も大事だ、などとも言ってました。

アインシュタインもチェスをしたとか、
チェスにまつわる色々な話しをしてくれました。

私は食事の用意も忘れて聞き入ってしまったのだけど
主人に

「今日は虎次郎の日なんだから君は台所で食事の用意してきて」

と言われてしぶしぶ立ち去りました。

対戦の仕方をちらちら見てて思ったんですが
トーレ氏は相手のレベルに合わせて対戦してあげているのです。
主人はまだまだ虎次郎よりはチェスが得意と自負しているのだけど
数手で勝てるチャンスはいっぱいあったけどトーレ氏はそのチャンスを逃して子ども達が学べるような対戦をしてくれたんですって。

やっぱり凄い~。

そして対戦が終わった後に駒をいったん白紙に戻し、
最初からどう動かしたか確認し、これは良かったとか、これを動かしたらこうなった筈とか、
子ども達は自分が動かした駒を全部覚えてないのに
61才のトーレ氏は全部覚えているから凄い。




 
2人と別々に対戦してくれた後、トーレ氏から問題を出されたのがこれ。
この状態で、数手で白が勝つようにするにはどうしたらいいか・・と。













最後は虎次郎が答えを発見し、それがその答えなんですが、
ま、私はどうせ見ても全くわかりません。

深夜過ぎに終了し、息子の友達を家まで送って行ったんですが
車の中で色々話しを聞くと
彼の通うフィリピン大学医学部は地域医療に貢献する医者を育てたいから
自分もそういう医者を目指したい・・って言ってました。

医学部の学費はフィリピン大学では両親の納税証明によって金額が違うんですが
彼は一番高い授業料なので1学期24単位で5万ペソ(12万円)。
私立だとその倍くらいとか。
でも払ってない人は殆ど払ってないのがフィリピン大学の良い所ですよね。
じゃないと成績が良くても入れない子が出てしまうし。

ただ彼が困ったと思ってるのは
病棟で担当した患者(医学部2年生でもう担当患者とか出て来るんですって)が支払いしないで逃げた場合、
医学生がその支払いをする義務なんだそう。
伝統的にそうなってるんですって。
予算がないからかしらね。

彼が入った医学部は高卒で入れる医学部としてはフィリピンで1つしかない医学部ですが、
フィリピン大学には大学の学士を終えてから入る普通の医学部もあります。
彼が言うにはその医学部に入るには大学で主席で卒業など、内申書がもの凄く完璧な成績であることや、
医学部全国共通入試で99点以上を取ってないと入れないとか。

でも彼のお姉さんは2人共、そのフィリピン大学医学部に大学卒業後合格したんですよね~。
お姉さんは4人居て彼は末っ子なのだけど
残り2人のお姉さんは6月からフィリピン大学法学院(弁護士学院で学士を終えてないと入れない)に合格して入学するんですって。

え~じゃあ5人兄弟で2人は弁護士、3人は医者になるんですね。


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<どうでもいい菜の花家の食卓>



昨日出したお料理の1つ。
冷凍パイシートを利用して作ったカナッペ。









カナッペの残りのプロシュートハムと羊のチーズで私の朝ご飯。
昨日、ヤギのチーズと羊のチーズを試してみたんですが
昔か嫌いだったあの独特の匂いに最近はまっているんです。
危ないわ~。









このパン、大好きだけど家では私しか食べません・・。