フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

社会科の宿題や授業風景

2013年10月07日 04時43分18秒 | 子ども達とフィリピンの学校




<社会科の宿題>

桃ちゃんの学校は幼稚園の時から「プレゼンテーション(いわゆるプレゼン)」を大事にしていて
幼稚園時代は何か自分が得意なことの披露や
(桃ちゃんは歌を歌った)
「show and tell」では皆の前で絵本を読んだり。

去年度から小学生になった桃ちゃん、
去年の社会科は英語での授業だったのですが
やはり「ニュースレポート」というプレゼンがありました。

去年は新聞からニュースを選んでしまったのが大失敗で
記事が長いので要約するのに一苦労。

先生も親が手伝って下さいと手紙で知らせてくるんですが
始めから子どもだけでは出来ない宿題。

今回はフィリピン語での発表なので
最初から簡単な記事がいいと思って
私が選んだのがこちら。





テレビのニュースですがネットでも配信されていたのです。

ブラカン州のサンミゲル地方というのはメトロマニラからそんなに遠い場所ではありません。
そんな首都圏に近い田舎ですが
ある集落の子ども達は小学校に通うのに川を渡る橋がなくて・・・

小さいモーター付きボート(バンカ)もあるのですが
ガソリン代がかかるので乗車賃は結構馬鹿にならないらしく
子ども達は利用出来ない。

それで子ども達のおじいちゃんで
子ども達が小学校に通えるようにケーブルを2つ渡して
ケーブル橋を作った人がいたのです。

2004年に住民が市役所に簡単な吊り橋でも良いから橋を作って欲しいと嘆願書を出して
承認もされたそうなのですが
未だに作られてないそうで
フィリピンのお役所って本当に時間がかかりますね。
このテレビのニュースで直ぐに作り始めてくれるといいんですが。

2つのケーブルに手が届かない子はお父さんがおぶって渡ったりしていて
なんか学校に行くだけで命がけ。

ケーブルは25mの長さ、川の深さは大人の頭より深いそうです。

→ と昨日の朝刊で主人が「簡単な吊り橋が作られることになったって新聞に書いてあるよ~」と教えてくれました。メディアの力ですね。

もっとも家のメイドさんの田舎では海を渡って学校に通う子が居るそうで、
砂浜に穴を掘って文房具とか隠しておき、
多分、橋を作ろうと思えば作れる距離かもしれませんが、
子ども達は海を泳いで学校に通ってるんですって。

島が多いし、インフラ間に合わないんでしょうか。
フィリピンで一番の問題は公立の学校ですね。

去年度から始まった12年制教育は始まってみて分かったんですが
富裕層の為のものだった感じです。

貧しい人はとにかく高校(中学)さえ出れない事がありますし、
卒業証書は貰えても実際にきちんと勉強してなかったり。

前にメイドさんで高卒だったけどアルファベットが書けない、字が読めない子がいました。
隣の私立(ミリアム高校)で成人向け小学校~中学の夜学があったので通わせましたが
あまりにも勉強が嫌いで学校を辞めたい為に家を辞めました。

最後は恨みつらみで「学校なんて行きたくなかったのに」と私に怒ってたな~。
文盲って大人になってからでは難しいですね。





****************************************

<社会科の授業>

こちらも社会科の授業の話題です。

今、桃ちゃんは社会科で昔、マルコス大統領が20年もの間、独裁政権を行い、
その後、エドサ革命によってコラソン・アキノ大統領が勝利して民主主義を取り戻した
と習っているのです。

ところが隣に座ってる子がマルコス大統領は私のおじいさんよ、って。

そしたらもう一人の子が
コラソン・アキノの孫だと言い出して、
なんか同じクラスで既に険悪~。

アキノ大統領のご主人はマルコス政権時、空港で射殺され、
それで革命に繋がったのです。

桜に聞いたら、
桜が学生時代、エドサ第二革命と呼ばれるエストラダ大統領を解任した事件があったのですが
エストラダ大統領の孫がクラスに居たので
先生は教えるのにすごく気を使って
生徒も神経質になってぴりぴりしてたよ~って。

フィリピンの政治は「政党」ではなくて「人(政治家)」なんですよね。
だから市長なんかでも国会議員や上院議員になった時は
自分の奥さんや子どもを次の立候補者にし、
これがまた当選してしまうのです。

桃ちゃんのクラスに社会科を教える先生も大変そうです。

(桃ちゃんの学校では小学校から教科ごとに先生が違う)






******************************************

<桃ちゃんの体操教室 その後>

私営の体操教室に移ってまだ3回しか練習に出てないんですが
とってもいい感じです。

前に桜がオリンピックの桜が好きな体操選手の演技を見せてくれて
平均台で足がほんの少しだけど外向きになってバランスを保っていたので
きっとバレエ習ってると思うって言ってたのですが、
足は股関節の関係で外向きじゃないと後ろに高く上がらない筈だって桜が。

でも桃ちゃんの学校の体操では落ちないように皆、内股なのです。
それで桃ちゃんが今までは内股だったけど
桜に言われて外向きに足を直したらコーチが

「ここはバレエじゃないんだから」

と注意したので桃ちゃんは真っ直ぐにしたけど
そうすると落ちやすくなる。

今回、私営の体操選手で真っ直ぐに足で平均台をしてたらコーチに

「外向きにしなさい」

って言われたんだそう。

そして競技だけじゃなくて
マナーも同時に教えてくれます。

待ってる間に国会議員のナンバープレートのおばあちゃんや、
他の若いお母さん達(桃ちゃんは私が41才の時の子なので他のお母さん達は凄く若い)とも少しずつ親しくなっていて、皆で子ども達を応援。

桃ちゃん自身、学校での体操の教え方よりず~っとこちらのコーチがきちんと教えてくれると実感し始めて、もう気持ちは学校の体操選手から離れてる感じです。

とにかく一人ひとりをちゃんと見てて指導も手取り足取り、
出来るまでちゃんとやらせてくれるのです。

そして・・・全然関係ないんですが、
今日は写真がないのでこちらをご紹介します。






写真は桜がフェイスブックに載せていたのを拝借。

この写真は桜がフィリピン版コスモポリタン(雑誌)に好きな記事トップ5として送ったら
選ばれたんですって。

コスモポリタンを読んでるフジがうけたのかしらね~。

桜はこの間も「モチコ」って新しいお菓子に
自分がモチコを食べてる写真を送ったら当選して
モチコ一箱にポッキーの箱を何箱も賞品として貰ってましたが
そういうの得意なのかしら。

確かに顔がモチコ(タコの口)になってて可笑しかったですが。