日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

脇役として

2008年01月19日 | 映画
山下敦弘監督は少し気になる存在だ。
「リアリズムの宿」「リンダ・リンダ・リンダ」が大好きだったので「天然コケコッコー」をレンタルしてみた。
 上記の作品には及ばないけど、ま、まぁの作品だと思う。主役のそよちゃんは(夏帆)文句なく可愛い。凛としたところとボぉとしたところが混在していて適役。それぞれ7人の子どもたちの存在感もすんなり嵌り長閑な風景と相まってのほほんと日々は過ぎていく。・・のように見えるが山下監督はピシと辛みも隠し味で用意している。のほほんの中にちょっとネ。そよちゃんのお母さん役の夏川結衣が上手い。郵便局での広海クンのお母さんとの一瞬のやりとりはその後の展開を見事に予見できる瞬間芸をやってのけた。山下監督作品は脇役が難しいんだろうな。あっさりと存在を薄くして、そして主役をカバーする。

脇役に徹した俳優でこなれた演技を魅せるのが笹野高史さん。この人はもう誰もが認める「上手い人」で多くの作品に出ているが、笹野さんが画面の中に顔を見せると懐かしい身内に会ったような気がしてくる。それほど浸透した脇役さんで映画界になくてはならない人です。




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櫛工芸、他

2008年01月19日 | 美術展・本
「和モード 日本女性華やぎの装い」サントリー美術館~1/14終了
工芸が見たくて見たくてずつと楽しみにしていた企画展だった。
小さなフィールドの華やかな世界。人物がいたり、昆虫が遊んだり、花が咲いたりとそれぞれのモチーフが狭い櫛の中で衒いなく楚々と鎮座している有様が好きだ。
細かやな細工と斬新なデザイン。江戸期の斬新なデザインにはいつも驚かされる。
どれだけみても飽きることがない。

ちなみに青梅のに「くし博物館」(正式な名前ではないかも)があるがココには探していたような好みの櫛はなかったのだが、こちらの博物館に辿り着くまでのロケがとても良い初夏の頃瑞々しい緑満載のこの地へ是非足を運んで見てね。


「王朝の恋 描かれた伊勢物語」出光美術館 
これはあまり乗り気ではなかったがちょっと覗いてみた。[見立伊勢物語・河内越図]ー作者不明ーの前で歩進まず。凄い人物が着用している被服の配色・文様そして捌けた筆致。誰だ誰だ?画像に載せたくても生憎ポストカードがない。私が「気に入った!」作品はほとんどポストカードが作られていないよく練られた表装が多く、表装に関心のある方は面白いかも。(冷泉為恭作の表装

書き込みの途中、ポストカードを探していたらハル坊が上から頭の上に落ちてきた。
本棚の上に間借りしていたダンボールの小箱と共に・・。ヘ?人生初体験。猫が頭上に落ちてくるなんて。。 頭を振る・首を回す・・異常なし。子猫と言えども3.5kgある。
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