日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

刑事マルティン・ベックシリーズ他

2019年05月11日 | 美術展・本
笑う警官」 マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー

かなり旧作だが全く旧さを感じない(スェーデンが舞台)
刑事マルティン・ベックの人柄が好み。家族に思いやりがありながら、一人の時間も大事に使う。
捜査上の人との接しかたにも節度がある。人々の感情の動きに聡く、温情がある中に適度に冷めたところのある刑事像が好きだ。
同僚に読破した書類、映像として取りこんだ記憶は全て覚えているという驚異の能力を持つメランダー、他個性的な面子が揃っている。

シリーズは10巻あり、新訳は5巻までとなる。
「笑う警官」④ 「消えた消防車」⑤ 「ロセアンナ」①・・と時系列を違えて読んでしまったが、違和感はほぼない。
「笑う警官」は一気読みできる面白さだった。
②、③は今後手を出そうかどうか迷っている。訳が合わないというか・・




おまじない」 西加奈子
短編が8編。どこかの作品に自分が(あなたも?)いる。
気付けなかった情感を覚ましてくれる。「あぁ、そうだったかもな」と。
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見事に回収・・・なつぞら便り3

2019年05月11日 | 喜怒☆楽
「なつぞら」 5/11
まさか・・泰樹がなつにも告げてしまった、照男との結婚話。

なつは、
「・・・照男兄ちゃんに失礼だよ悪いよ」と静かに涙する。
そう、そうだよね、なつ。
私はこのシンプルな簡潔な言葉に打たれた。

そして泰樹となつ、両方を同時に思いやる照男の真っ直ぐな発言。
「・・どうしてもなつを妹としか思えない」と。
照男、優しく思慮深く育ったんだね(清原翔の演技はちゃんと言葉以外の感情を底に控えて伝えていた
”なつのことはなつにまかせよう” うん、当然のことのようだけど照男の口から聞けたことが私は嬉しいよ。
泰樹の問題発言を見事に回収した照男でした。


(牧場作業員の年配の方、とてもいい演技していてほっこりする)



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