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絶妙な配役・・・怪物くん

2020年08月25日 | 喜怒☆楽
「怪物くん」 2010放送
現在、地上波日テレにて放送中(主に土曜か日曜、時間は午後より変則的に放送)

これ、かなり面白いです(大人が見ても)。キャスティングが絶妙!
配役を考えたひとのセンスに脱帽です。
怪物太郎:大野智
ドラキュラ:八嶋智人
オオカミ男:上島竜平
フランケン:チェ・ホンマン
 
・・と、あっちこちから切り貼りしたような顔ぶれが奇跡的(大げさではなく)に絵ずらが見事に映えている。
(画像は大野くんのお顔がはっきり映ったものがなくて残念ですが)

この4人を並べただけで仄かに面白いのに、動き出し喋りだしたら・・・本当に可笑しいのだ。
怪物太郎(大野)の独裁ぶりが痛快だ。「王子=坊っちゃん」なだけに超我がままではあるが屈折感ゼロなので
スコ~~ンとあけっぴろげだ。
大野智はここでお子様用の媚びた演技をしていない。だが、やはり子供たちは大勢視聴しているはずだから
そこも視野にいれている。そのバランス感覚が優れている。とにかく上手いんだな、この人。
この絶妙な演技に引き込まれて録画して気に入った部分を何度も確認している。
細かな微妙な部分は、初放送で子どもだった子たちが10年後に今見て気付くことが多々あるのではないだろうか。
怪物くんの目の中の微妙な感情変化に。

加えて、王子同様に面白いのが八嶋智人のドラキュラ。
”間”のセンスが抜群です。至芸ですね
ドラキュラの怪物くんとの連鎖で生じる間の演技がとても好きです。もうね、ゲラゲラ笑いました。
オオカミ男も同様。竜平さん、がんばりました。

初放送時は全く見ていなかったのだが、数年前にDVDで見て開眼()しました。
そして、今、再び地上波で見て更に面白さが増してくる。


「怪物くん」は映画版もあるが、先に映画の方を見ていたらTV版の方は見ていなかったかも、ですね。
”平凡な市井の中に居る怪物くん”が背景からはみ出し違和感があってこそ面白いと感じる。
先にTV版に辿り着けて本当に良かったと思っている。





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