日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

世界に向けてもいい・・アクセサリーキー

2019年06月16日 | 喜怒☆楽
24時間チャリティグッズ(2019)のアクセサリーキーです。


グッズ販売初日に通販サイトよりやっとやっと入手(混雑してなかなか繋がらない
こういう場面ではすぐに諦めてしまうのが常だが、これだけはどうしても手に入れたかった。

ポツンと上部に在る蓮の花が何とも可憐で(なのに)且つ強さも感じる。
蓮の花の造形から受けるイメージを力むことなくシンプルにデザインされている。
この無駄なものを削いだようなシンプルな蓮の花の様子が、控え目ながら(なればこそ)力強く響いてくることに驚く。
(長方形にカットではなく、デザインに沿ってカットされている

いま、世界のあちこちで一触即発のような情勢が生まれている。
この考案者(大野くん)が深いメッセージを込めたアクセサリーキーが、
優れたデザインで世界の人々に拡散していくかも・・・・あながち夢物語ではないのかもしれないと思えてくる。

コメント

田辺聖子さん逝く・・ジョゼと虎と魚たち

2019年06月12日 | 映画
作家の田辺聖子さん逝去(91才)

田辺さんといったらまず脳裏に浮かぶのは「ジョゼと虎と魚たち」だ。1985年発行
強烈に印象に残っている(過去記事あり)
下半身麻痺の女性を、その生き方を、鮮やかに先入観を砕かれた作品だった。
あっけらかんとした、現実をしっかり受け止める聡明な女性がそこにいた。
描かれるのは現実の日常をしっかり捉え自分なりに工夫して普通に生きる姿。関わる人間もありのままで。
作品の強さに打たれた記憶がある。

その後、作品は映画化された。
同タイトルで「ジョゼと虎と魚たち」2003年
 監督:犬堂一心  出演者:池脇千鶴 妻夫木聡 他
ほぼ原作どおりの作品だったと思う。
書籍と同様に映画も年月を経ても尚強烈に印象に残っている。
印字から想像していた様態を実写で見ると、思いがけず朗らかさがそこにあった
主役の池脇さんの演技の力なんだと思う。
一生懸命とかひたむきに・・・とう感じではなく、自然な朗らかさで表現されているジョゼに心打たれた。
(もちろん朗らかさの中に内包している複雑な感情も見える)
ジョゼの恋はしょっぱかったなぁ、泣けてくるほど勇敢で素敵だった。

こんな素晴らしい作品をいくつも残してくださった田辺聖子さんでした。 ー合掌ー
     
     
コメント

刑事モース・・・case14~が6/24より

2019年06月11日 | 喜怒☆楽
ちょっとだけお知らせ。

「刑事モース」 (若刑事の方です→ショーン・エバンス)
case14~なかなか字幕放送が探せなくてずっと気になっていたが、
6月24日よりWOWOWプライムにて字幕付きで放送されます。
6/24月(case14/15)
25火(case16/17)
26水(case18/19)
27木(case20/21)
金・土なし
  30日(case22/23)

モースの為に「WOWOWプライム」にオプション加入しました(一時的に)
(加入月は無料だが、そこで辞めることはできず最低一か月分は料金発生)


待ってた。待ってたよ、モース。やっとだよ。

↑この画像は過去作のものです。


付:
case14/15は以前に放送されたが吹き替えだったので視聴は辞めよう・・と思ったが
ついつい先が気になって見てしまった後悔がある。
吹き替えなんてあり得ない。声もありきでその人の演技が成立すると思っている。



コメント

蓮の花が一輪、灯るように咲く・・・チャリT

2019年06月09日 | 喜怒☆楽
2019年24時間チャリTシャツのデザインが発表された(大野智くんデザイン)
今年はそのデザインを凝視した。じっくりじっーーくり見た。

毎年、チャリTは目線が右から左にスっと通り過ぎるだけの、自身の好みからかけ離れたデザインばかりだったが
今年は購入しようと決めた(初めての購入)
正直、細密画は苦手なのだが、今年のチャリTは強く惹かれるものがそこにある
この強烈なメッセージ性のあるデザインは、もしかしたら好き嫌いがはっきり分かれるかも知れないが
そこを飛び越えて手元に置いてじっくり”見たい”と思ってしまうのは、やはりデザイン考案者の奥底にあるメッセージの深さなのだろう。

が真上に可憐に咲いている。
(蓮好きの私の欲を言えば、蓮のふわ~~んと在る「葉っぱ」と涙をふくよかに膨らませたような「蕾」が好きなのだが)
喜怒哀楽のある人生を手の中に納めて、合わせた手で人と人との繋がりに包まれて・・・
そして、和合の象徴のような蓮の花がポっと灯るように天に咲いている、の図。 いいなぁ
白地のTシャツを購入して、額に入れて置こうと思う。

これは、年月を重ねて怒や哀の感情をもったときに、を持ってくる絵のような気がする。
図案をプリントアウトして何十年ぶりかで塗り絵をしてみた。

面白い!が、細かいのでこのクーピーでははみ出してしまう。じっくり取り組みたい気持ちに動かされ細ペンを注文した。







そっと追記:
できれば地色が”黒”のTシャツが欲しかった。あの蓮の花は背景が黒で綺麗に浮かび上がってくると感じる。
黒T+デザイン画無色+蓮の花だけピンクの有色・・・が欲しい
コメント

旧い部屋に豊かに住む

2019年06月01日 | 美術展・本
「TOKYO STYLE」 都築響一 2003年発行


都築さんは一時代を牽引した男性向け情報誌(ファッションなど)「POPEYE」「BRUTUS」の編集を経て、
今も美術・デザインの分野で力のある執筆活動をしている。

この本は東京のおシャレな部屋ではなく、旧い造りの部屋にスポットを当てている。
そこにあるのは”豊穣”な空間であった。
各住人が生き方に趣味に拘りをもって暮らしている様が伺える。自分の思うがままに。
 
広尾の高級住宅地にも木造住宅が密集している一角がある(2003年発行当時)家賃3万円(隣に銭湯がある)
この部屋主若いデザイナーは高い家賃をあくせくして支払うより、自作の帽子やアクセサリーをコツコツ作っては売り、
趣味に日舞と長唄を習ってストレスゼロで暮らしているという。
都心の小さな宝箱、と紹介されている (画像をクリックすると拡大)
一見、雑然としているように見えるが、とても豊かな素敵な空間です


この方は風呂場とトイレに貼られた昔風のタイルが気に行っているという。
トイレは木製の水槽(上部に見える)がついた和式のもの。禅的な静寂に満ちている、というコメントが好きです。


アクセサリーアーティストの仕事部屋。
とにかく仕事に関わるモノが溢れているのだけど、整理にかける情熱が伝わる、とコメントされているとおり
整理術が素晴らしいです。


写真集を文庫化した本だが中身はかなり充実している。
木村伊兵衛賞の受賞履歴があるだけに部屋を切り取るカメラセンスがいいな、と感じる。添えられるコメントも秀逸。
量もたっぷり紹介されていて満足の愉しい一冊です。

コメント