だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

2枚の風景画

2013年03月08日 | クリエーター・モード



先月、叔父(叔母の夫)・雨宮久馬の個展のインフォメーションしました。
叔父は毎年個展を開催しており、ワタクシメも遊びに行き、たまに作品を購入します(スポンサーはオヤジ様ですがwww)

今回は2枚気に入った物があり、オヤジ様経由で叔父に「どちらか1枚購入したい旨」を伝えてもらったところ、
「気に入ってくれたのなら、1枚はプレゼントしよう」ということで、話は有り難くまとまり(#^.^#) 半月ほど前から素敵な絵を観ながら暮しておりまする、ワタクシメ。

なかなかココでご紹介できずにいたら、スポンサーより、
「感想は書かなくてもいいから(簡単に書いて)、写真だけ掲載しろ!」
お尻をぺんぺん●~*

それは冗談ですが、プレゼントしてくれた叔父と父に感謝です。

さて・・・
写真の左側は「タルノボの村」
《ウィキペディア》によりますと、こちらは琴欧州の出身地だそうです。
叔父の注釈には「ルーマリア」と記してあるのですが、《ウィキペディア》には「ブルガリア」となっています。
よくわかりませんが、そこいらへんです(?)
ヴェリコ・タルノヴォ

ワタクシメ、この絵の中の“車”に心惹かれました。
この村は中世の名残の中にありますが、人々は「現代」を生きています。
日本にもそういう地域はありますが、ヨーロッパにはかないません。
穏やかな風景画ですが「ヨーロッパ気質!」が強調されていて、カッコイイと思いました。


右側は「クライストチャーチのトラム」
クライストチャーチ

東日本大震災の陰になり皆さんのご記憶からも薄れているかも知れませんが、
2011年2月22日、南島の最大都市クライストチャーチでM6.3の強い地震が発生し、計185人が死亡。このうち日本人留学生28人がビルの倒壊に巻き込まれて亡くなりました。

叔父は地震が起きる1年前にクライストチャーチに行き、この絵を描いたそうです。
叔父が描いた場所のすぐそばが崩壊したとのこと。

ワタクシメはこの絵が一番好きでしたが、絵とワンセットであの地震を思い出すのはつらいと思いました。
夢を抱いて留学した若者が異国の地に散ったのですから・・・。
そして、その無念さも3.11の津波に飲み込まれてしまったのですから・・・。

しかし、
ーーワタクシメがこの絵を飾ることが留学生たちの供養になるかな~。
そんなふうに考えを変え、この作品をねだりました。

クリストチャーチで留学生たちは毎日楽しかったでしょう。
トラムに乗って生活していたかも知れません。
日本に戻る人も、
また海外に進出する人も、
みんな、将来の夢で体がはちきれそうだったことでしょう?!

この美しい風景画を観た人に「地震」のことと合わせて、
「生きていればチャンスはあるよ」と語っていこうと思っています。



コメント
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