通信簿を受け取り、鞄にしまう。明日からは夏休みだった。午前中で学校が終わると、僕は言われた通り、校門の前でY美を待った。これからどんな目に遭わされるかと思うと、憂鬱でたまらない。Y美が来て、僕の前を素通りし、家とは反対の方角に向かうので、急いでその後ろに付き従う。
みなみ川の木陰に覆われた、涼しい岩場にY美の仲良しが集まり、持ち寄ったお昼ご飯、デザートなどを食べ、トランプなどを楽しみながら、のんびり夕方まで過ごすとのことだった。そんな場所になぜ僕を連れて行くのか。考えただけでも逃げ出したくなる。しかし、そんなことをすれば、Y美にもっともっと酷い目に遭わされるのは決まっているから、観念してY美の命令に従うしかない。
重い足取りのまま歩き続けて、川沿いの整備された遊歩道に出た。朝夕は散歩する人によく利用されるが、日中の暑い時間帯は日陰が少ないので、あまり人が通らない。せいぜい自転車が通り過ぎるくらいだった。しばらく行くと、大きな樫の木の下にベンチがあり、小学生の姉妹、幸ちゃん雪ちゃんが自転車を置いて待っていた。
「待たせてごめんね」
Y美がこう詫びると、鞄から小学生の女の子が喜びそうな可愛らしいキャラクターの印刷された文房具セットを取り出し、妹の雪ちゃんに渡した。かねてより約束してあった物らしい。もらった文房具セットを頬ずりして、小学四年生の女の子があどけなく喜ぶ。小学六年生の幸ちゃんが姉としてY美に礼を述べて、「良かったね、雪ちゃん」と、妹の嬉しそうな様子に目を細める。
「お礼なんていらないよ。お手伝いの報酬だからね」
Y美がそう言うと、今度は幸ちゃんの手に百円硬貨を何枚か握らせた。幸ちゃんは妹に気づかれぬように、さっとお金を財布に仕舞った。Y美は、僕に鞄を自転車の籠に入れるように命じる。幸ちゃんのと思われる大きな方の自転車の籠に鞄を入れると、手ぶらになった僕をじっと見つめながら、Y美が言った。
「服を脱ぎなさい、全部。靴も靴下も」
驚いて聞き返す。幸ちゃんと雪ちゃんがぷっと吹き出した。こんな場所で、明るくて、いつ人が通るか知れないのに、しかも幸ちゃんと雪ちゃんの見ている前で、服を脱げと命じる。さすがに非常な抵抗を覚えた。二人の姉妹には、もう何度も全裸を見られ、おちんちんをじっくり観察されたこともある。だから、二人とも僕の裸には慣れっこになっていて、早く脱がないかとにやにやしながら待っているけど、僕は体が固まって動けなかった。
「ここから先、お前は布切れ一つまとうことも許されない。お前の荷物、着ている物は、全部幸ちゃんたちが家まで運んでくれるから、安心しな」
「そんな。あんまりです」
震える声で抗議する僕を無視して、Y美が雪ちゃんから紙袋を受け取り、地面に置いて広げた。ここに脱いだ物を入れろ、と言う。
「早く服を全部脱ぎなさい。力ずくで真っ裸に剥かれたいの?」
僕は言葉に詰まりながら、否定し、首を横に振る。
「そうだよね。女の子に真っ裸にされちゃうなんて、恥ずかしいもんね」
Y美がおどけた調子で言うと、幸ちゃんたち姉妹が大きな声で笑うのだった。それでも僕が恥ずかしがってなかなか脱ごうとしないので、幸ちゃんは困った顔をした。そして、
「ねえ、チャコ兄ちゃんがお洋服を脱いで、すっぽんぽんになってくれないと、私たち、いつまでも帰れないの。塾もあるから、早く帰りたいんだけどな」
と、一つ年下ながら僕よりも十センチ近く高い背丈を低くして、囁いた。
「じゃあ、まず、お靴から脱ぎましょうね」
幼児言葉であやすように幸ちゃんが言い、僕から靴を脱がす。更に白い靴下も二つ、雪ちゃんと手分けして奪い取ると、靴と一緒に紙袋に入れた。裸足の足の裏に舗装された路面の熱がじんじんと伝わる。
「次はワイシャツね。ボタンを外しましょう」
幸ちゃんの手が伸びてボタンを外そうとすると、その後ろからY美が声を掛けて、止めさせた。
「甘やかしたら駄目よ。自分で脱ぎなさい」
Y美が僕を冷たい目で睨む。恐怖で身が竦んだ僕は、泣きたい気持ちを堪えてボタンを外し、ワイシャツを脱いだ。手早く幸ちゃんが受け取り、くしゃくしゃに丸めて紙袋に入れる。雪ちゃんがズボンを引っ張る。恥ずかしい気持ちに体じゅうを熱くさせて、ズボンを脱いだ。
ズボンのチャックが壊れて全開になっていることに気づいて、雪ちゃんが姉の幸ちゃんに教えた。姉妹は呆れたような溜息をついて、Y美を見上げる。Y美は、
「こいつがいつまでも言うこと聞かなかったから、壊してやった」
と言って、軽蔑の視線を下着姿の僕に向けた。Y美がしゃくる。続けてどんどん脱げ、という意味だろう。僕は左右の遊歩道に人がいないのを確かめてから、一気にアンダーシャツを首から抜き取った。すかさず、今度は雪ちゃんが受け取り、紙袋の中に投げ捨てる。これで、僕が身にまとうものは、小さなブリーフのパンツ一枚だけになってしまった。パンツ一枚の裸で茫然と立つ僕を、珍しそうに幸ちゃんがじろじろと見る。
「おもしろい。こんなところでパンツ一枚の裸んぼになってる」
雪ちゃんが面白そうにパンツのゴムを掴んで軽く引っ張るので、慌ててパンツのゴムを押さえ、雪ちゃんから身を引くと、
「何やってんだよ。それも脱ぐんだよ」
と、怒気を含んだY美の叱声が響いた。僕は、裸にされて初めて感じるような微風をお腹や胸のあたりに感じながら、Y美に近づき、
「お願いですから、パンツだけは穿かせてください。後で脱ぎますから、ここではせめてパンツは許してください」
と、必死に訴えた。
「駄目。お前はここから先は、ずっと真っ裸って決まってんの。パンツも脱ぎなさいよ。早く脱いで生まれたままの姿になりなさいよ」
どんと胸を押され、尻持ちを着いてしまった。これからY美の仲の良い友人が集まっているところへ引きずり出されるのだから、せめてパンツ一枚だけは穿いていたい。こういう強い願いをY美は聞き入れようとせず、僕の腕を引っ張って立たせると、背後に回り、両腕の自由を封じてから、幸ちゃんと雪ちゃんにパンツを脱がすように頼むのだった。足をばたばたさせて抵抗を試みるものの、すぐにY美の長い脚が巻き付いてきて、僕の足を押さえ込む。
「お願いです。やめてください」
パンツのゴムに手を掛けた年下の幸ちゃんに敬語でお願いする。
「諦めなよ。野外で小学生の女の子にパンツを脱がされるのは、どんな気持ちかしら」
幸ちゃんが小悪魔のような目をして微笑むと、雪ちゃんに目配せをした。二人で同時に両側からパンツのゴムを掴んで、引き摺り下ろす魂胆らしい。
「素直に真っ裸にならないから、こういう目に遭うんだよ」
背後から僕の手足を封じるY美が耳元に息を吹きかけて、呟いた。思わず小さく悲鳴を上げてしまう。パンツがみるみる下ろされてゆく。まだ毛の生えていない白い下腹部が夏の日差しの中で露わになる。パンツの中でおちんちんが下を向いていたので、まずおちんちんの根元が見えるか見えないかの位置まで下がり、一旦止まった。
わなわなと足が震える。幸ちゃんか雪ちゃんか分からないけど、どちらかが僕の太腿をぴしゃりと叩いた。再びパンツのゴムに姉妹の手が掛かり、ゆっくりと下ろされる。二人の短い悲鳴が上がったかと思うと、パンツが一気に足首まで引きずり下ろされた。
「やだ。久し振りに見た、おちんちん」
幸ちゃんが手を口に当てて、恥じらいながら言うと、
「相変わらずぷにょぷにょして、小さいんだね」
と、足首から抜き取ったパンツを指先でぐるぐる回しながら、雪ちゃんが興奮気味に語る。とうとう素っ裸に剥かれてしまい、なおも両腕を拘束されている僕は、おちんちんを丸出しにしている恥辱に全身が染まるのを感じつつ、涙ながらに許しを乞うのだが、Y美は無視し続けた。幸ちゃんの指がおちんちんに触れ、つまみ、持ち上げる。おちんちんの袋を矯めつ眇めつ眺める。
「せっかくだから、もっとよく見るといいよ」
Y美が姉妹にそう言い、いやがる僕を無理矢理ベンチの横のアスファルトに仰向けに寝かせる。すぐに両足を持ち上げて、足先を頭の上まで持ってきた。体育の時間にマット運動でやった後ろ回りの途中の姿勢で体の動きが封じられる。
姉妹の歓声が聞こえた。僕は「やだ、やめて、許してください」と、もう半ば訳が分からなくなりながらも叫び続ける。どうせ無駄とは知りながらも、許しを求める言葉を口にしていないと、羞恥の身悶えが限度を超えてどうにかなってしまいそうだった。おちんちんの皮を剥かれ、過敏な亀頭を乱暴にいじられ、おちんちんの袋を揉まれただけでなく、お尻の穴までもしっかり見つめられる。Y美の手によって、お尻の穴が広げられた。姉妹は、お尻の穴が予想していたよりも広がったと言って、驚きの声を上げる。Y美が「訓練次第でもっと広がる」などと説明し、いずれは、おちんちんも入るぐらいに広げるつもりだと付け加えた。
逆光で三人の女の人の表情が見えないが、その声から雪ちゃんと分かる人がおちんちんを指で挟むのが股の間から見えた。その指がおちんちんをぐるぐる回し始めると、誰かもう一人の手がおちんちんの袋をそっと、しかし執拗に撫でる。僕の全身から汗がどっと噴き出る。小学生の女の子に遊び感覚でいじられ、感じてしまうのは、あまりにも屈辱的で恥ずかしい。「これしきで感じるんだね、変態は」と、思われるのは辛すぎる。だから、感じまい、おちんちんを大きくさせまいと、意志の力を最大限発動させて、意識を外へ外へと逸らそうとするのだが、おちんちんの袋からじわじわと快感のさざ波が広がり始め、下腹部の辺りを何度も寄せては返すと、もう意志の力ではいかんともし難くなり、時には声を上げ、時には下唇をぐっと噛み、汗にまみれた裸の背中がアスファルトの上を滑るのを動きやすくなったことだとプラスに解しながら、もはや時間の問題となった射精を少しでも遅らせることに努力を傾注する。
すっかり大きくなってしまったおちんちん、赤みを帯びた亀頭が膨らんで僕自身とは別種の生き物のように前後に揺れているおちんちんを、姉妹がじっと観察する。僕の目が快感に侵されて、とろんとしているのを認めたY美が、
「こうなると、こいつはもう精液を出したくて仕方ないの」
と、姉妹に説明した。
「じゃ、射精させてあげるの?」
雪ちゃんが無邪気な調子で訊ねると、Y美は首を横に振った。
「射精はまだお預け。勝手に出させないから」
「でも、男の子って、こっそりオナニーとか、するんでしょ?」
幸ちゃんがはにかみながら質問すると、Y美は、
「そうみたいだね。でも、こいつには無断で精液を出す自由なんてないから」
と言って、女の人たちによって興味本位で大きくさせられたおちんちんを指ではじいた。
窮屈な姿勢から解放されて立ち上がった時も、なお、おちんちんは先程の刺激に囚われて、大きいままだった。両手で隠し、股の間に押し込めようとする僕の惨めな努力を、幸ちゃんが見て、くすくす笑いながら、自転車に跨る。
姉妹が立ち去ろうとする前、僕はY美によって遊歩道で土下座させられた。預けた荷物、衣類を家まで届けるように改めて僕の口から姉妹にお願いするよう命令するのだった。身に一糸もまとわない素っ裸の状態で遊歩道まで出て、土下座をする。途中、自転車に乗ったおじさんが通り過ぎたが、亀の甲羅に似せて丸まる裸の背中を一瞥するや、ふんと蔑むように鼻を鳴らして通り過ぎた。女の子にいじめられ、裸にされ、土下座を強要される男の子など、おじさんの考えでは同情に値しないのだろう。そんな弱い男の子はいじめられても仕方がない、いじめられる方が悪いと考えているのかもしれない。
僕の荷物、靴、衣類を自転車の籠に入れて、幸ちゃんと雪ちゃんは出発した。全裸の僕は、学校の制服姿のY美に肩を掴まれ、Y美と並ぶ形で姉妹を、二人の姿が遊歩道から消えるまで見送らされた。
「もう、お前の着る物はないからね。これからは、どうしたって真っ裸でいるより他にないんだからね」
姉妹が曲がった歩道の先の角を見つめながら、Y美が言った。
「お前の惨めな裸、小さなおちんちん、お尻は、これからも多くの人に見られ、いじられ、いろいろな手がお前の体という体を這い回ることと思うけど、そのようにお前に辱しめを与える人の数を少しでも減らしたいと思うのであれば、私の言うことをよく聞くんだよ。分かるよね」
家から遠く離れた場所で身にまとう全ての衣類、靴を没収され、全裸のまま途方に暮れて俯く僕の顔を覗き込んで、Y美が念を押す。僕は涙を拭くと、すがるような気持ちでY美を見つめ返し、頷いた。
裸にされたのは、まだ遊歩道全体の半分にも達していない地点だった。Y美のその時々の気紛れに応じて、僕はY美の前を歩かされたり、後ろを歩かされたりした。前を歩かされる時は、長くて細い植物でお尻や背中を撫でられたり打たれたりした。後ろを歩かされる時は、急に早足になって僕との距離を大きく空けようとした。でも、最後の方では、ずっと並んで歩かされた。並んで歩かされる時、Y美は僕の手を取った。そして、僕がもう片方の手でおちんちんを隠すことを許さなかった。Y美は握った手を大きく揺さぶり、いかにも楽しそうに歩く。横から覗いては、おちんちんがぷるんぷるんと揺れるのを認めて満足したようにくすりと笑い、握った手を更に激しく前後に揺するのだった。
日陰の少ない遊歩道ながら、川沿いの一本道であり、心地よい風が通り抜けるので、それほど暑くはなかった。が、Y美は頻りに暑い暑いと不平を述べた。見たところ、さほど汗は掻いていないようだったが、よほど我慢がならないのか、「ちょっと休憩」と言って遊歩道から外れて草のなぎ倒された跡をたどりつつ川岸に行くと、岩に腰かけて、鞄から取り出した団扇で扇ぎながら、大きく息を吐く。
小石の転がる川岸は、踏み場所に神経を使わないと足の裏が痛い。踏み付けた小石をぎしぎし鳴らしながら、手でおちんちんを隠し、素っ裸の身をY美の正面に立たせ、どんな命令にも従えるように無意識のうちに待機していると、Y美が僕の足の指から順々に視線を上げた。
「いいなあ、お前は丸裸だから、さぞ涼しいだろうね」
などと言って、そのくせちっとも羨ましそうではなく、軽蔑するかのようにぷいと顔を横に向ける。
「暑いです。よく分かります」
Y美に逆らってはならない。暑いと言われたら、暑いですねと答えるより他はない。僕にとってY美は普段から主人のような存在なのだが、こんな場所で心もとない素っ裸に剥かれては、猶更そのような存在として、近寄り難く、恐ろしく感じられる。今、僕がY美に見捨てられたら、どうやって家に戻れるだろう。家に戻る前に、警察沙汰になるかもしれない。だから、絶対にY美の機嫌を損ねてはならない。それなのに、今、Y美のこめかみがぴくりと動いたような気がした。まずいこと言ったかなと思った時にはすでに遅く、Y美に髪の毛を掴まれ、川岸まで引っ張られていた。
「てめえ、丸裸の分際で暑いなんて抜かしてんじゃねえよ。私は、制服のブラウス、スカート、その下には下着まで付けてんだよ。更には靴下に靴を履いて、お前とは比べられないくらい、暑い思いをしてんのに、肌という肌を丸出しにして、これ以上脱ぐ物のないお前が暑いなんて言うと、むかつくんだよ。私は、お前のような奴隷じゃないから、どんなに暑くても、お前のように裸になる訳にはいかないの。分かる? 私のことを思えば、やすやすと暑いなんて不満は言えない筈だよ。違うか?」
こうまくし立てられ、急いで「申し訳ございません」と土下座するのだが、Y美はおちんちんをぎゅっと掴んで、川に向けて引っ張ると、容赦なく僕を川に突き落とす。生温い川の水が僕の全身を包む。流れは意外に速く、おちんちんからお尻の穴にかけて水がぐいぐいと流れる。足の付かない深さを立ち泳ぎしながら、流れに逆らい、ようやく岸に腕を付けた。
「違うの?」
頭の髪を掴んだY美がそう問い、僕の答えを待たずに川の中へぐいと頭を押して沈める。苦しい。水中でごぼごぼと息を吐きながらもがくと、やっと髪の毛を掴んだまま頭だけ引き上げてくれる。水を吐き出し、荒い息を吐くが、なかなか呼吸が整わず、Y美の問いに答えられない。すると、Y美は、
「違うのか? そんなに川の中で涼んでいたいの?」
と、罵って再び僕を川の中に沈める。こんなことを何度も繰り返される。水面に顔を上げてもらえたわずかな時間内に、やっとY美の満足するような謝罪の言葉を口にすることが出来た。全身ずぶ濡れの体で横たわってしまったので、体じゅうに砂とか土が付着する。Y美は、「いいなあ、涼しそうで」と、先程と同じようなことを言った。
再び遊歩道に出る。遊歩道と川の間に舗装されていない、釣り人が通ると思われる細い道があった。僕はこちらの道を通りたかったが、Y美は舗装された遊歩道を選んだ。僕が罰を覚悟で釣り人用の道を提案したのは、遊歩道に女の子たちのグループが見えたからだった。彼女たちの前を素っ裸のまま通り過ぎたくない。しかし、Y美は平然と僕の左手を握り、自分の右側を歩かせた。女の子たちは道路の右側にいる。通り過ぎるまで絶対におちんちんを隠さないこと、少しでも隠したり隠す素振りを見せたりしたら重いペナルティを課す、とY美が告げた。
女の子たちのグループには男の子も数人混じっていた。八人くらいの集団だった。小学生のようであるけど、みんな僕と背丈が変わらず、高い子も少なくなかった。女の子は異性を意識を意識し始めたかのように、夏の薄い衣服をまとっている。彼女たちから見れば、僕の方が年下に感じられるかもしれない。Y美もそう考えているようで、僕に幼い男の子の振りをするように言いつけた。幼い男の子だから、裸を恥ずかしがらずに堂々と歩けば良い、下手におちんちんを手で隠したりしたら、返って不自然だと言う。
どんなに平気の風を装っても全身が羞恥で朱に染まる。赤くなった顔を伏せがちに歩くと、もう通りかかるかなり手前から、ひそひそ話す声が聞こえてきた。
「さっさと歩きなさいよ、男の子のくせに」
「引き返して、お願い。恥ずかしいです」
小声で訴える僕の願いを聞き流して、Y美は、歩行が遅くなりがちな僕の手をぐいぐい引っ張る。繋がれていない方の手でおちんちんを隠そうとし、ためらう。隠すとY美からもっと酷い罰を受けるから、おちんちんに手を当てる寸前で思い留まる。自然に振ろうとしてもどうしても手の動きがぎこちなくなる。ひそひそ話す声に笑い声が混じった。
意を決して歩行の速度を速めると、今度は逆にY美がゆっくりになり、急いで通り過ぎようとする僕の手を引き留める。
「やだ。なんで裸なの?」
女の子たちがY美に声を掛けながら、ちらちらと僕を見つめた。男の子たちが遠巻きに敵意のような視線を投げつけてくる。無視して通り過ぎようとすると、握られている手を引っ張られた。
ぐるりと女の子たちがY美を囲んだ。Y美は困ったような顔をして質問を投げかけてきた一人の顔を見つめ、小さく笑った。またY美は出鱈目な理由を述べるかもしれないと思ったが、その予想は当たり、Y美は僕に非難の目を向けながら、こんなことを言った。
「この子はまだ幼い男の子のくせに女の子の裸が見たくて仕方ないようなの。梯子を伝って女子更衣室を覗こうとしたところを捕まって散々叱られたのに、全然反省してないようだから、強行手段。着替えを見られることが女の子にとってどれくらい恥ずかしいか、よく分かってもらうために、素っ裸で外の道を歩かせることにしたの」
「でも、この人、実際に着替えを覗いた訳じゃないんでしょ」
一人の女の子がおずおずとした口調で訊ねた。素っ裸で歩かされている僕に同情を覚えたようだった。
「うん。未遂ってところね」
「だとしたら、なんか可哀想。女の子の着替えも裸も見てないのに、真っ裸で晒し者にされてるんだから」
「いいの。ここで甘やかすと男の子は大人になって女を軽く扱うようになる」
じろりと睨みつけてY美が答えると、女の子は威圧されたのか、「そうかもしれない」と小声で呟き、無理に笑いを浮かべたような表情で僕を眺め回した。
「それに男の子は女の子と比べて単細胞だから、裸んぼに剥かれても、女の子程には羞恥を覚えないよ。おちんちんだって隠さないで、ぷるぷる震わせながら歩いて平気なんだからね」
そんなことを付け足して、Y美が僕に顔を向ける。女の子たちと男の子たちの同情と嘲りと好奇心の入り混じった視線を一身に浴びて、いやでも自分が一糸もまとわぬ恥ずかしい格好でいることが意識させられる。気が付くと、両手でおちんちんを隠していた。
「おちんちんだって丸出しにして平気なんだからね」
先程の自分の言葉は嘘ではないことを強調するように繰り返すと、僕の腕を取って背中に回した。下手に動くと骨折させられる。Y美の言う通りにおちんちんを白日のもとに晒すことになった僕は、背中に取られた腕の痛みに喘ぎながら、羞恥に身をくねらせた。全身から汗がにじみ出る。
「ついでだから、みんなにいじらせてあげなよ」
断りもなくおちんちんを隠した罰だと暗に告げるかのように、どんと僕の背中を押して、女の子たちの中に放り込んだ。僕は振り返って許しを乞うのだが、Y美はつんと澄ました顔をしてそっぽを向く。男の子たちが僕を羽交い絞めにすると、黄色い悲鳴を上げる女の子たちをそそのかした。僕は股を広げさせられたまま持ち上げられ、お尻の穴までじっくり観察された。何人もの手がおちんちんの袋を揉み、おちんちんを扱いた。お尻の穴の周りを無数の指が虫さながら這い回った。
感じないように必死に耐えたけど、執拗に加えられる刺激に体が反応するのを防ぐことができない。指が硬くなりかかったおちんちんを摘まんで、上下左右に揺する。やめるようにお願いする僕の声に被さるように、女の子の歓声が上がった。
「おもしろい。気持ちいいみたい。大きくなってる」
「やだな。こんなことされて感じるなんて」
唾で濡らした指を僕の乳首に這わせながら、女の子が軽蔑の眼差しを向ける。おちんちんの袋を締め付けられた状態でおちんちんが扱き続けられる。高まる快感の波に抗いようがなかった。おちんちんは限界まで大きくなり、精液で亀頭が濡れているのは、女の子たちが言わなくても分かった。
途中でY美が割って入らなければ、間違いなく射精させられていた。Y美は僕の腕を取ると、強引に小学生の女の子や男の子の人だかりから僕を連れ出した。最初の時よりも人数が増えた気がした。
「みっともないよね。こんなにおちんちん、大きくしちゃって」
射精の直前で止められ、行き場を失ったようにひくひくと揺れるおちんちんに冷たい目を向けて、Y美が言った。背後から女の子や男の子の笑い声が聞こえる。僕のお尻が真っ赤に染まっているらしい。みんなに体をいじられている時は気付かなかったけど、随分平手打ちされたようで、お尻がじんじんと痛む。
そんな僕の惨めな状態を憐れむでもなく、Y美は僕の手を引っ張るようにして、待ち合せの場所へ急ぐのだった。
私どものほうから止めるべきだったと思います。申し訳ありません。
もう更新は無くてもご無事でしたら、お知らせしてくれれば幸いです。
これからも続けていってほしいです。
お願いします。
内容がどうとかではなく書き方が気持ち悪いです
見てると吐き気がしますね
書いてる人たち異常ですね…
ちなみに、そのとき俺は全裸正座で両手は自分の耳タブ。
ヘドを吐きながらも耳タブを離さず、耐え抜きました。
チャコ(仮名)さんが、ホームステイ当時にどんな射精管理を受けていたのか気になります。
どこからがコロモなのかはわかりませんが、この状況ならどっかでコソーリシコれるはずです。
匂いでバレるリスクも、どうにかできそうに思えます。
話を引っ張りすぎなんだよな。
いっそのこと、このまま終わりにしちまいなよ。
だったら、いっそのこと中途半端のままで、終わりにしてくれた方が良いな。
死んだんか?
死んだんか?
死んだんか?
死んだんか?
死んだんか?
くだらないな!
死んだんか?
この、大嘘話も書いてる野郎が死んだから、終わりみたいだな!
更新の可能性はもちろん、自分は更に管理人様自身が心配です。
下記でも申しますが、本当だったのがどこまでかによっては、狂ったCFMNの世界は続いてます。
━以下、送信文の控え━
どういったご経験だったのか、気になります。
当方、現在30歳ジャストの男性です。当方の経験も、「無意識のうちに再現」してしまうことこそありませんが、人にはない強烈なものだと思います。同じような体験をした人とメッセージ交換できたら、うれしいです。
当方は、小学校が私立でした。家庭の事情から隣の県の私立へ、アパートを借りながら4年の1月から卒業まで通ってました。
家庭(?)では、ブログでY美(芳美じゃなかろうな・・・)さんがしてるようなこと等は、無縁でした。
しかし学校内では、えらい目に遭いました。放課後、学校公認みたいな形で日が暮れるまで10人ぐらいの女子に虐め抜かれました。
ブログに出てくるような継子虐めではありませんが、食べ物に関する仕打ちもありました。
ブログに書かれている作品の、ベースになったご経験。どこまでなのか、メールでご一報いただけると嬉しいです。
大人の女と女子が、寄る辺のない男の子を虐めるパターンとしては最初はすんごいリアルでした。
服を着せない、頭を叩かない、臭いトイレに閉じ込めたりつないだりする、食べ物を一つの容器に入れて水道水を足し手を汚さず食べさせる、拭き掃除中心で強制労働、アイサツにうるさい。以上の要素が印象に残りました。
あと、首輪を使われたことがあるなら、後で首の肌がどうなったか心配です。あれは防疫用の薬がしみこませてあるらしく、子どもの首になんて付けられるもんじゃありません。
俺がそれを教えてあげたときは最初、嘘扱い。その後、保健係の女子(便所掃除女)に嘘じゃないと教えられ、嗜虐行動の主犯格の女子が残念そうにしてたもんです・・・。
この後のお作品の展開がどうなるのか、男の子は冬を越せるのかワクテカしてます。個人的には、昔マガジンで連載してたBoy's Be・・・みたいにならないかなと期待。
チビの男の子を土間(古くて大きい、和式の家の玄関ですよね?)で犬と同じに置き、下級生の母娘を何組も呼べる状況。ぜひ読みたいのですが。
本当に汚物食ったり、後で1週間も便所飯して生きてられたら驚異的に凄いです。
もし、コップの中身をY美にビシャッとかけたら、どんな夜になってたところでしょうか。
それは無理でも、コップをバケツの中に捨てたり、中身だけ捨てて「Y美さんのマンジルだったら飲みます」とか言ったりしたら。
Y美の一言、一言に萌えるものがあります。
無理をせず、がんばって続けてください。
夏祭りや撮影などの伏線が気になりますね。
無理はしないでほしいですが、今年最後の更新を期待してます。
奴隷は素裸で苛められるのが宿命ですから。
続きを期待!