パン教室風景、
窯入れ直後のバターロール
柏でのB型就労支援施設内ベーカリー立ち上げには約1年間、週1回のパン教室を開き、職員と障害を持った方々共にパン作りの基礎を学びました。当初は家庭用ミキサーで粉500gから始め、事業用のミキサーが導入されてからは2〜3kgの粉に不増やし、ミキサー内で生地がどの様に変化するか興味深く観察しました。仕込みの後、発酵中生地がどの様に変化するか、どこまで発酵させるか、絵を描いたり、写真を撮ったり、よく観察と記録ができていました。
この1年間記録したノートが開業後大いに役に立ち、皆疑問が出てきた時にこのノートを読み返し、写真と見比べ、どこに問題があるのか、どこが違うのか考え討議していました。
週1回、たった1回のパン教室も、1年間通すことで知識は蓄えられ、資料は財産となります。
気温、湿度、天候、粉温、仕込み水温、生地温度、発酵室温度、発酵時間、分割丸めに要した時間、ベンチタイム、成型に要した時間、ホイロ時間、ホイロ温度、ホイロ湿度、焼成温度、焼成時間、
生地の状態、発酵時、分割時、成型時、ホイロ後、焼きあがったパンの状態、
細かくデータを残すことで、商品の欠陥が、どこに問題があるのか見えてきます。
そのため、この店は大きくぶれる事無くきました。
11月手狭になった今の店舗から、少し大きく作った新しい建物に引っ越しする様です。
引っ越しとその後のベーカリー経営が上手く行くことを願っています。
天然酵母全粒粉食パン窯入れ前、ここの人気商品です。