雨の昭和記念公園、日本庭園、
18日火曜日の朝、横断歩道を横断中、車にはねられ、左肩が激しく痛み、左腕は痺れ、首は左右に振れず、仕事ができない状態にありました。
昨日は比較的軽いKsー2にTAMRON AF 18-200を付けて、どのくらい左腕が耐えられるか、テストをしてきました。紅葉には少し早いのですが、雨が降り土曜日としては人が少なく、枚数は撮れました。まだ長時間支えていることができず、苦闘しました。
今週はシュトーレンの実演指導があり、それまでには左腕の痺れが治ることを願いながら。
シュトーレンは、20数年前、まだパリにいた頃、家族を車に乗せ、雪の降るドイツを回り、美味しいシュトーレンを探しました。もう既に大量生産されたシュトーレンが殆どで、ベーカリーで製造しているのはわずかでしたが、ドュッセルドルフで教えて頂いた配合と製法が今日本で作っているシュトーレンの原型です。
その後アウグスブルク、ミュンヘン、シュツットガルトなど回りましたが、雪が多くてストラスブールまで戻ることだけで背一杯、シュトーレンを探すなど無理でした。国境を超えフランスに入ると雪は無く、ホッとした事を記憶しています。
そんな苦労をして手に入れたシュトーレン製法で、毎年改良を加え大切に育ててきました。昨年と一昨年、群馬のスーパーでシュトーレンを作り販売したが、卸商品の平台には山崎、パスコの形だけシュトーレンを山積みする始末。せっかく本物を教え、販売できる体制を作った苦労に水を差す。スーパーには本物が定着しない、本物が必要ない、これで熱意が急に冷めてしまった。
本物のベーカリーを立ち上げたいとの話を頂き、その話を真に受け止め赴任したが、覚悟が足りない。体制作りが出来るまで我慢ができない。これでは新しい売り場など出来る訳がありません。
これはスーパーの例ですが、ベーカリーも同様、オーナー、経営者の覚悟が必要です。