奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

廊下のむし探検 甲虫、クモなど

2022-06-01 21:21:46 | 奈良散策
奈良散策 第463弾


5月26日の午前中にマンションの廊下でむし探しをしてみました。大阪北部の山近いマンションから奈良の大和郡山に引っ越してきたら、あまりに虫が少ないのに驚いていました。それでもこのシーズンになるとそこそこ虫は見つかります。



これはアルファルファタコゾウムシです。





ウロコアシナガグモの♂。





ヤマトクサカゲロウ



そして、これはヤマトユスリカ♀だろうと思っている大型のユスリカです。





これは大阪北部で何度も見ました。たぶん、クロオオアリの♂有翅アリだと思います。なお、翅脈の名称は次の論文を参考にしてつけました。

K. S. Perfilieva, "Trends in Evolution of Ant Wing Venation (Hymenoptera, Formicidae)", Zoologicheskii Zhurnal 89, 965 (2010). (ここからダウンロードできます)

この論文では翅アリを翅脈で分類しているのですが、それによると、この写真の個体は4eという分類に入ります。この分類はヤマアリ亜科の大部分とフタフシアリ亜科の一部が含まれています。





ハネカクシなのですが、Othius属ではないかと思っています。





そして、トビイロマルハナノミ





さっきと同じOthius属だろうと思います。