奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

夕方にちょっと撮影 クロコガネ、ヒクイナ

2022-06-07 20:39:44 | 奈良散策
奈良散策 第469弾


5月30日の午後から用事で出かけたのですが、その帰りに虫を見つけたので、家に戻ってからカメラを持って撮影に行きました。



見つけたのはこんな甲虫です。





種名を調べるのに必要だろうと思って、いろいろな方向から撮っておきました。



「日本産コガネムシ上科標準図鑑」をパラパラ見ると、どうやらクロコガネのようです。この仲間で本州産はクロコガネのほかにマルオクロコガネがいます。基本的には交尾器、尾節板、第5腹節で見分けるようですが、前胸背板でもある程度は分かりそうです。クロコガネは前胸背板の光沢が鈍く、前胸背板後縁の点刻が中央付近で幅広く消滅しているが、マルオクロコガネは光沢がやや強く、後縁の点刻はまばらにあるとのことです。この写真の個体は前胸背板後縁の点刻が中央付近で広く消滅しているので、おそらくクロコガネでよいのではと思っています。



このアリはトビイロシワアリだと思います。



これはヒデリコかな。



昨年、ウメエダシャクが飛び回っていた梅の木のところに行ってみました。何匹か飛んでいたのですが、ちょっと暗かったので写真はみなぶれてしまいました。











帰りに私のお気に入りの小さな湿地に行ってみたら、赤い鳥が突然飛んできて近くの茂みに入り込みました。何だろうと思って、カメラを向けたらヒクイナでした。こんな家の近くにヒクイナがいるのでびっくり。しかも、茂みに入っていて安心しているのか、意外に逃げません。ばっちり撮れました。

賣太神社とレモンの花

2022-06-07 20:20:51 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第468弾


5月29日の午前中に家族と賣太神社に行ってみました。初詣に行ったときにレモンの木に実がいっぱいなっていたので、花が咲いていないかと思って。





賣太神社は稗田環濠集落の中にあります。環濠集落というのは周囲を濠で巡らせた集落で、中世には防衛的な意味があったようです。これについては以前、書いたことがあります





賣太神社は稗田阿礼を祀った神社です。





鳥居をくぐって左に進むと拝殿があります。





その途中にレモンの木がありました。初詣の時には実がいっぱいなっていたのですが、今はちらほらです。



ぱっと見、花は見当たりません。でも、よく探すと、一輪だけ見つかりました。レモンの花は一年中咲くようですが、特に5月頃に花が多く、実になることも多いそうです。やはりちょっと遅かったようです。レモンの花は5弁のようですが、これはもうちょっと多いみたいです。



最後は拝殿の横で見つけたヒカゲチョウです。