奈良散策 第467弾
5月29日早朝の散歩は久しぶりに佐保川土手を下流側に歩いていきました。
クリの木はもう花が満開です。でも、虫の姿が全くと言っていいほど見えません。山に生えているクリの花にはゼフィルスやヒョウモン類、ハナムグリ、ハチなど虫がいっぱい集まるのですが、ちょっと寂しい感じです。
地下道に蛾がいました。久しぶりに蛾を見た気がします。これはナミガタエダシャク。
佐保川土手を歩いていると電線にシジュウカラの幼鳥が止まっていました。
しばらく見ていると、大きな口を開けて鳴き始めました。
早朝だとチョウはほとんど飛んでなくて、こんな風に止まっています。これはモンシロチョウ。
佐保川土手にはナヨクサフジがいっぱいです。
モンシロチョウがまたいました。
それにこれはモンキチョウ。
田んぼには水が張られ、もう田植えが終わっていました。
これは以前も見た石像です。何の石像なのか、以前から気になっています。(追記2022/06/08:以前も調べたような気がしたのですが、資料が見つかりません。大和郡山市観光応援隊の出している「佐保川と下ツ道マップ」によると、役行者像とのこと)
田んぼにカルガモが来ていました。
水を張っていない畑にはヒバリがいました。
田んぼではヌマガエルがうるさく鳴いています。鳴いているところを撮ろうと思ったのですが、あちこちから声が聞こえてくるし、近づくと泣き止むので、どこで鳴いているのかさっぱり分かりません。しばらく田んぼの畦で粘ってみることにしました。そのうち鳴いている姿が見えるようになりました。そう思って見回してみると、あちこちで鳴いています。鳴くときは口の下をおもいっきり膨らませます。そして、凹むときは今度は腹が膨らみます。腹式呼吸で鳴いているのですね。
正面から見ると、こんな風に口の下の左右を膨らませています。
そして、これはまた別のカエル。本当に大きく膨らませますね。
これはナヨクサフジ。
最後は地下道に止まっていたヒロオビトンボエダシャクでした。
雑談1)マンションのベランダから眺めると、田んぼには一斉に水が張られ、まるで湖の真ん中の家に住んでいるような気がします。そんな田んぼにカモやサギが来ているので、ベランダにフィールドスコープを出して、ちょっとしたバードウォッチングをしました。近くのヨシ原からはオオヨシキリのうるさい声が聞こえ、田んぼからはケリの鳴き声が聴こえます。これが奈良なんだなと納得しました。
雑談2)今日は奈良に来てからこの1年間に写真を撮ってブログに出した動植物のリストを作ってみました。動物と植物合わせて1,000種ほどになるのですが、印刷すると何を撮ったのか、何を撮っていないのかがはっきりわかってなかなか便利です。このリストに対応する写真を入れた図鑑も作ろうと思っています。両方できたら、pdf化して、スマホに入れておけば、名前を忘れた時などに見たらよいので便利かなと思っています。