奈良散策 第453弾
5月19日早朝の散歩のときに撮った写真の続きです。この日は撮るものがたくさんあったので、2回に分けて出すことにしました。
何の気なしに撮った植物です。てっきりイヌムギだと思って撮ったのですが、図鑑で調べると、イヌムギ Bromus catharticus、ヤクナガイヌムギ B. carinatus、ノゲイヌムギ B. sitchensisという3種があるようです。日本帰化植物写真図鑑には前2者が載っていて、イヌムギは閉鎖花で、ヤクナガイヌムギは開花すると葯をつけるのでこのように名付けられたが、実はイヌムギにも開花型があるので葯だけでは区別がつかないとのことです。「野に咲く花」は何故かノゲイヌムギだけが出ていて、イヌムギとの違いが載っていました。「植物検索ハンドブック」と「帰化&外来植物950種」では、イヌムギとヤクナガイヌムギとは芒の長さと内頴の長さで見分けることになっています。写真では芒がやや長い感じがするのですが、採取してこないとはっきりしたことは分かりません。
電線に載っていたオオヨシキリです。鳴くときはびっくりするくらい口を大きく開けます。
これはアオモンイトトンボ。草むらに何匹かいました。今年初めて見ました。昨年は5月14日が初見日だったので、やはり今頃だったのですね。
民家の木にシジュウカラが群れで来ていました。ちっともじっとしてくれないので、なかなか撮れません。
ちょっと離れたところに幼鳥もいました。
シジュウカラを撮っていたら、梅の葉に毛虫がいっぱいついていることに気が付きました。たぶん、昨年大量に発生したウメエダシャクだと思います。もう蛹化したのが多いので、もうすぐ発生するのかもしれません。昨年、成虫を始めてみたのは6月1日でした。
これはシオカラトンボ。
それから、電線に止まっているツバメです。
そして、ウシガエル。
頭の上でいい声が聞こえたので、見上げてみると、イソヒヨドリでした。
ヒルガオの仲間です。「帰化&外来植物950種」には、セイヨウヒルガオ、ヒルガオ、コヒルガオ、アイノコヒルガオの4種が載っていて、花柄の翼で見分けられるとのことです。翼がないのはセイヨウヒルガオとヒルガオ、波打つ翼があるのがコヒルガオ、直線的な翼の場合はアイノコヒルガオという交雑種です。この写真では波打つ翼があるので、たぶん、コヒルガオです。