葡萄は、皮ごと食べるのが正しい食べ方だ、と妻に教えられた。なぜそうなのかわからないが、日本人は皮をむいて食べ、その上種まで出す人がかなりいる。私もそうだ。妻はイタリアにいって、イタリア人に習ったそうだ。確かに、ローマのイタリア人の葡萄の食べ方のほうが、伝統的で正しい食べ方だと言う気がしないわけではない。それで、インターネットで調べてみた。すると、葡萄の食べ方としては、皮も種も食べた方が美味しく食べられるというのが定説らしい。
イタリアにマンドリン留学をされている西山みきさんのお便りによれば、やはり、イタリアでは皮ごと食べているという。
そうなのだ。私も同じように種を食べると脅かされた覚えがある。だから、葡萄もスイカもメロンもミカンも、つまり果物はどんなものでも種を出すのが当たり前だと思っていた。だから、小さな果物になればなるほど、食べるのが面倒になる。特に、甲州葡萄など小粒な葡萄はとても食べにくいと思っていた。
これに比べて、ヨーロッパの人たちは、「果皮をむかずに、そのまま口に入れ、種まで、ガリガリガリ……と砕いて食べる人が多い」と言う。「ピエール松尾のワインサロン」で松尾さんは、「赤ワインの渋味成分受容における欧州と日本との相違点」の中で次のように述べている。
つまり、日本の葡萄は、私のような食べ方をする日本人に合うように品種改良されてきたわけだ。だから、日本では、皮をむき、種を出すのが常識かというとそうでもないのだ。「山梨ビジターズ・ネット通信 第70号2003/10/8」の編集後記で山梨県観光物産連盟の内藤美恵さんは、少し違った食べ方を紹介している。
最も、「LES VINS DE BORDEAUX」の加藤尚孝の日記によれば、ワイン用の葡萄を食べるときに種まで食べるのには理由があるという。
また、山本農園の山本さんの「ブドウの皮をむいて食べるのは日本人だけ?」によれば、葡萄は皮ごと食べた方が美味しいという。
ということで、結論は皮も種も一緒に食べてよいというだけでなく、その方が美味しく食べられると言うことになる。慣れないと、違和感を感じるかもしれないが、すぐに美味しくなりそうな予感がする。妻は、「大丈夫よ。綺麗に洗ってあるから」というが、日本の葡萄は農薬を沢山使っているような気がして多少心配もある。しかし、食べないまでも口の中に入れたり舐めたりしているのだから同じことだと妙な納得をした。楽しみが一つ増えた。
イタリアにマンドリン留学をされている西山みきさんのお便りによれば、やはり、イタリアでは皮ごと食べているという。
さて葡萄の食べ方ですが、こちらでは皮ごと食べてしまうの、知ってますか? 日本と逆で、あとから種を出す人はいますが、皮はマナー上なのか習慣上なのか理由はともかく飲み込んでしまいます。私は小さい頃、誰だったか「種ごと飲み込むと頭から芽が出てくるよ。」と脅かされた覚えがあります。消化に悪いからということなのでしょうが日本に帰れば余程大きくない限り、やはり葡萄の種は飲み込み、皮は中身を口の中に押し出して捨てています。
そうなのだ。私も同じように種を食べると脅かされた覚えがある。だから、葡萄もスイカもメロンもミカンも、つまり果物はどんなものでも種を出すのが当たり前だと思っていた。だから、小さな果物になればなるほど、食べるのが面倒になる。特に、甲州葡萄など小粒な葡萄はとても食べにくいと思っていた。
これに比べて、ヨーロッパの人たちは、「果皮をむかずに、そのまま口に入れ、種まで、ガリガリガリ……と砕いて食べる人が多い」と言う。「ピエール松尾のワインサロン」で松尾さんは、「赤ワインの渋味成分受容における欧州と日本との相違点」の中で次のように述べている。
EuropeのHotelに、Check-inすると、客室に、Welcome Fruitsが、置いてあることがあります。たいてい、葡萄がありますが、ズルッと果皮がむけるタイプの葡萄は、ありません。無理にむこうとすると、果皮が爪の間に挟まって苦労します。
欧州の人達には、皮離れが良く、種が無い葡萄の、品種改良をしている日本人が、まったく理解できないかもしれません。実際、1つの葡萄の実そのままに、衣を着けたような、お菓子さえあります。
ちなみに、皆様が、仮に、巨峰等の葡萄を食す際に、皮をむく場合は、皮を外してから、口に含むのではなくて、果皮ごと口に含み、その後で、皮と種を出したほうが良いです。なぜならば、主要な栄養成分(身体に良い成分)は、果皮と果肉との間に、存在しているからです。
つまり、日本の葡萄は、私のような食べ方をする日本人に合うように品種改良されてきたわけだ。だから、日本では、皮をむき、種を出すのが常識かというとそうでもないのだ。「山梨ビジターズ・ネット通信 第70号2003/10/8」の編集後記で山梨県観光物産連盟の内藤美恵さんは、少し違った食べ方を紹介している。
秋の果物といえばぶどう。そのルーツ甲州種の葡萄は1200年の歴史を持つ日本固有の葡萄ですが、この甲州葡萄の食べ方には、ポイントがあります。
中の果実を皮から押し出すようにして口に含み、そのまま一気に飲み込むのです。そうすると、甘酸っぱい甲州独特の香りが広がります。果実を噛んで種を出そうとすると、酸っぱさが広がってしまいます。種を出さないで飲み込むことに山梨の人は全く抵抗はありません…。一度お試しくださいませ。
最も、「LES VINS DE BORDEAUX」の加藤尚孝の日記によれば、ワイン用の葡萄を食べるときに種まで食べるのには理由があるという。
造り手のオヤジだけでなく、フランス人のブドウの食べ方は、皮も種も食べてしまう人が多い。特にワイン用のブドウを食す際には、種まで食べるのが常識になっている。というのは、ほとんどすべての造り手がブドウの熟しを見る際、「種の熟し」を特に大切にしている。
ワイン用のブドウは食べても美味しくないという通説が流れているがそんなことは無いと断言する。とても甘くて美味しい。ただ、種までボリボリすると苦味やえぐさが出でくる。そのようなブドウはいくら果汁が甘くても、熟して無いとみなされる。
また、山本農園の山本さんの「ブドウの皮をむいて食べるのは日本人だけ?」によれば、葡萄は皮ごと食べた方が美味しいという。
果物全般にいえることですが、本来は皮には実にない栄養を含んでいるので、果物は皮ごと食べた方が美味しいはずなのです。だいたい果物は、皮と実の間が美味しいのです。ミカンなどはよく洗って皮ごと食べると、ちょっと強烈な味ですが慣れるとこちらの方が美味しいと思います。リンゴなどは特にそうですね。それでおなかをこわすなどということは、絶対にありません。
ということで、結論は皮も種も一緒に食べてよいというだけでなく、その方が美味しく食べられると言うことになる。慣れないと、違和感を感じるかもしれないが、すぐに美味しくなりそうな予感がする。妻は、「大丈夫よ。綺麗に洗ってあるから」というが、日本の葡萄は農薬を沢山使っているような気がして多少心配もある。しかし、食べないまでも口の中に入れたり舐めたりしているのだから同じことだと妙な納得をした。楽しみが一つ増えた。
女性はおおむねそういうことが得意ですよね。私も鈍感だとか大雑把だとかよく言われますが、Natsuさんならずとも葡萄ぐらいかっこよく粋に食べてみたい物ですよね。葡萄の食べ方を私も自慢し楽しめるようになってみたいです。
山梨県観光物産連盟の方のおっしゃるとおり、あちらでは種を出したりしません。江戸っ子の蕎麦じゃありませんが、喉越しを楽しむというか味わうのです。
子供のころは、喉がまだ小さいので、大きな品種の葡萄を飲むときにちょっと喉が痛い感じがして、それが背伸びをしているような気分を味あわせてくれるのです。
甲府でも「種を飲むと…」と脅かされましたが、勝手なもので葡萄のときは言わず、スイカのときに言われたような。
種を出す作業はスマートとはいいがたく、そう考えると皮までそのまま食せばもっとスマート?かしら。皮と実の間に栄養がある、というのもリンゴを食べるときに言われました。
サクラさんは、自分の実践からいろいろ言えて、素晴らしいと思います。
この前はカステラの切り方を教えて貰いました。
和菓子には、もっと食べ方や味わい方がいろいろあるのでしょうね。
私は、昔20年くらいに前に、ソニーの創業者の井深さんにインタビューしたことがあるのですが、そのときミカンの楽しい剥き方を教えて貰いました。いつか、そのことも書いてみたいと思っています。
技術者というのは、普通の人と少し視点を変えて物事を考えるものだと妙に感心しました。
>りつさんへ
りつさんは甲府生まれだったのですか。
中央高速自動車道で中津川に行くときは、いつも通ります。
甲府では、葡萄の時は、「種を飲むと…」とは言わないのですね!
早速、今日、葡萄を食べてみたのですが、種をガリリとすると、少し苦みが残りますね。でも、抵抗がなくなりました。
その代わり、食べるのが早くなり、少しゆっくり目に味わって食べないと、食べ過ぎてしまいそうです。