雪組「fff」2回目を観てきました。感想が大きく変わりました目から鱗と言うか
大体どの公演も2回目の方が面白いと思うものなんですが、ここまで評価がガラッと変わることは少ないです
お芝居が始まった瞬間から、少しずつズレていたピースがパシッと嵌った感じで、
引っ掛かっていた色々なものが見事にストンと落ちましたいやもう凄いよ、くーみん(上田久美子)
舞台全体の流れを掴みやすいのと、誰がどこにいるか見つけやすいので、初見は2階から観たい派です
超チケ難公演だと、そうも言ってられませんけどね
今回、初見のお席は1階20列のサブセンター。
久しぶりにその辺りのお席でしたが、見易くていいお席でした。大劇場ってホントにいい劇場ですよね、大好きです
2回目は2階のB席の端っこで、条件がいいとは言えないお席だったのですが、でもおかげで初見ではわからなかったり、
くーみんが意図したことの多くが見えた気がします。
音楽。実を言うとベートーヴェンがあまり好きではなくてですね、昔から
好きな曲も勿論いくつかはあるんですけど、ちょっとしつこくてウザイ感じがして
それに音楽室によく掛けてある肖像画が、気難しそうで親しみがわかないといいますか
でもfffではベートーヴェンの沢山の曲が使われていて、しかもアレンジや使い方が上手くてお芝居にすごく合ってる。
劇場空間に拡がるベートーヴェンが生み出した音の洪水。その中にいられる幸せ
やっぱり凄い作曲家なんだなと改めて思いましたし、前よりずっと好きになりました
そして本当ならこの溢れかえる音楽を、オーケストラの生の音で聴くと言う贅沢が味わえたはずだ、
と思うと残念でなりません
オケの皆さんもさぞ悔しいでしょうね
映像や照明の効果もホントに綺麗で素敵でした。
出来たら一度は2階から観ることをお勧めします