水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

蘭陵王

2018-11-21 | 花組
キムシン苦手なので、イマイチ気が乗らなかった「蘭陵王」ですが、
あきらくん(瀬戸かずや)出てるしってことで行ってきました

ネタバレ多少ありますよ。













意外と良かったです

中国物だし、いつもはダラダラ繰り返す歌詞と音楽がお経みたいで、眠くなるんですよね
でも今回はお経少なめで助かりました音楽も良かったですし。
1幕の展開とか間延びしてて、ちょっと退屈しましたけど
あと説明多すぎかな。語りは、いっちゃん(京三紗)一人でも多すぎなくらいなのに、じゅりあ様(花野じゅりあ)必要ないでしょ。
てか、じゅりあ様の無駄遣いすぎです


あきらくんもね。必要だったんでしょうかね?一応2番の役なんだと思うんですよね。
ソロ歌もあったし、それなりに出番もありましたけど
なんだかね~、あきらくんありきというか、あきらくんがこの役をしてるから、台詞が多いとか、
ソロ歌があるとか、場面を作ってあげましたよ感があって
でもこの役、他の人でもよかった気がするんですよね。

あきらくんはすごく頑張ってて、お歌も昔のことを思えばホントに上手くなったし、
あきらくんが演るからこそ、インパクトがあって笑いも取れるんでしょう、実際笑っちゃいましたけど
でも、あきらくんの無駄遣い感ハンパなかったです

あきらくんとセットで出てくる、ほってぃ(帆純まひろ)逍遥君は、台詞あまり無いんですけど、謎めいてて良かったです。
それとお歌残念な人のイメージあったんですが上手くなりましたね、びっくりしました
最後の最後の台詞で、あ、そっちか、ってわかるというのが
まぁそうでしょうけど


オトクリちゃん(音くり寿)は素晴らしかったです
元々歌姫として知られてますけど、お芝居は前のめりすぎてウザイというか、
宝塚の娘役というより、外部のミュージカル女優って感じだったんですよね
今回洛妃という役が来て、良かったんじゃないでしょうか。
前に出すぎない、抑えたお芝居が必要な役でしたから。

中国のお衣装も似合ってました。昔の中国絵画に出てくる少女みたいで、なかなか可愛かったですよ。
洋物のお芝居のお化粧が上手くなったら、タイミングによっては娘1もアリかもって気がしました。
娘1って相手役との相性とタイミングが大きく作用しますけどね


前情報ほぼゼロで行きましたけど、お話には十分ついていけましたし、結構面白かったです。
最後の終わり方もいい終わり方でした。
蘭陵王と洛妃は、お互いが必要だったってことですよね。
過去のトラウマから脱して、新しく生き直すために。

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