なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

狐の剃刀に女郎花~山野草の森2022/8上旬(1)

2022-08-18 05:05:25 | 植物

今朝は4時半頃にものすごい雷と稲光で起こされました。
恐怖を覚えるほどの強い雨・・・
幸い30分ほどで落ち着きましたが、これが一日続いたらきっと被害が出たことでしょう。
東北などの豪雨被害、全く他人事と思えない朝でした。
それにしても寝不足です(笑)

さて、今日の投稿はそんな雨とは全く無縁の、これまたやっかいな炎天下のわち山野草の森です。
美山から和知まで
一般道で40分ほどなので、意外と近いです。
それにしても暑い・・・
よく考えたら、ほとんど園内は坂道ばかり、しかも時刻は13時過ぎという最悪のコンディション。
まあ、せっかく来たのだから行くしかないですね(笑)

園路に木が覆いかぶさって涼し気なのだけが救いです。
(涼し気に見えるだけで実際は暑い)


悪い予感は当たり、花は何もありません・・
ミズゴケの中の赤いキノコ・・・これを撮っておきましょうか。


木々が途切れるあたり、まさに坂道と炎天下の二重苦。
そこにオミナエシが満開になっていました。
なんと元気なんでしょうか。




一番つらい坂道を上ると、また木々が現れます。
イロハカエデなど、秋になると美しく紅葉するエリアです。
緑が眩しい~


右手はムクゲの並木になっているのですが、もう遅かったようです・・・


さらに進んで右に曲がります。
大きな木々の下には春にスプリングエフェメラルが咲き乱れ、初夏にはアジサイが沢山咲くのですが、
今は何もありません・・・
と思ったら、たった一本だけですが咲いていました。
キツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)です!


芽は結構でていたのでこれからなのかもしれません。
鮮やかなオレンジ色が緑に映えて、一本でもインパクトがあります。
ヒガンバナはお彼岸に咲きますが、仲間のキツネノカミソリはお盆頃に咲きます。


黄色い蕊が鮮やかですね。早速虫が来ていました。


美山ではナツズイセンが見られたし、まあ満足です。
ウド(ウコギ科タラノキ属)の花も咲いていました。
地味ですが、何も咲いていない林の中では見逃せません。
そういえば、宇治川畔にもありましたが、刈られてしまっていました。


見逃せない花がもう一つ・・
入り口の「今咲いている花」でチェックしてきました。
この葉の下にあるはず・・・
ご存じの方は、あ~あれね!となるはず。


ありました!
よく見ないと見落としそうな花がちゃんと咲いていました。
ミョウガ(ショウガ科ショウガ属)です。


薬味に使うミョウガはこの花の蕾です。
余談ですが、子供の時、母親が「ミョウガを食べたら物忘れするから子供は食べたらあかん。」
と言って、一人で食べていたのを思い出しました。
そのせいで、今でも私はミョウガをよう食べません。

一つだけ咲いているようですが、いくつかかたまって蕾が付き順に咲くようです。
この写真、よく見ると咲き終わりの花が横たわり、蕾らしい花が1つ見えていますね。


ちなみに、ミョウガは繁殖力が半端ないそうですね。
なので、庭に植えるときは気をつけるようにと、ネットの記事に書いてありました。

とりあえず2種類今年初見の花を見られたのでもう満足です。
カリガネソウも咲き始めていました。
花はまだこの1輪だけなのに、独特の悪臭は辺り一面に漂っていました。


よく見ると、周りには名残のアジサイもちらほら。
花弁ではなく萼なので、色が残りやすいのかもですね。


これなんて、まだ咲き始めのようにも見えます。




全体はこんな感じで・・・


ここで引き返すことも考えましたが、折角なので一番奥まで行ってみることにしました。
残りは明日!

【撮影:2022/8上旬 わち山野草の森】

コメント (7)
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