なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

コカモメヅルの台頭~宇治川左岸散歩2022/7末

2022-08-14 07:41:14 | 自然

昨日の続きです。
今度は宇治川左岸を通って白虹橋経由で駐車場所に戻ることにしました。
最初は府道3号線沿いの歩道。
エノキやイロハモミジの隙間から見える川の光景は結構いい感じです。


写真を撮っていると、あちこちで小鳥が飛び交っていることに気づきました。
あれ~、なんかいっぱいいる!
必死で追いかけますが、葉っぱの陰になる上、動きが早いので全然捉えられません。
やっとつかまえた!


ヤマガラでした~
エノキの実が熟したので、それを食べに来ていたようです。
私の立っている真上にはちょこまかエナガが来ていましたが、下からではお腹とお尻しか見えません。
キーっとなっていると、隣の木にメジロがやってきました。
ちょっとしか写っていませんが、証拠写真(笑)


写真は無理でも、鳥の姿を久しぶりに感じることができたので満足して先に進みます。
「私も鳥やで。いっつもいるのに」


アオサギちゃんに文句言われました。
確かに、いつもここにいるアオサギです。

川側ではなく、山側のほうに移動しました。
こちらはシロテンハナムグリでしょうか。


もう終わりかけでしたが、ジャノヒゲの花?


あれ、白いはずの苞が緑になったドクダミが咲いていました。
全くの季節外れ、どうしたのでしょうか。


天ケ瀬つり橋が見えてきました。


川沿いで伸び伸び咲いているトウコマツナギです。


そうそう、ここには今あの花が咲いているはずです。
トイレの前に・・・咲いていました!
知らなかったら見逃してしまう、とても小さな花。
コカモメヅル(キョウチクトウ科カモメヅル属)です。


蜘蛛の巣まみれでしたが、今年もサツキの木に巻き付いて沢山咲いていました!


あまりにもクモの巣ばかりなので、くっついていない場所を探すのに苦労しました。
花は5mmほどで、カモメヅルの仲間のなかでも特に小さい方だと思います。


いつもはこの場所だけなのですが、今年は別の場所にも・・・
小さい滝から流れ出す水路の脇に沢山!
こちらの方がコカモメヅルの風情がありました。


よく見ると周りに沢山花が!
ただ、薄暗いので望遠で撮った写真はほぼピンボケで・・・
細長スペード型の葉も可愛いですね。


それほど見かけることのない花ですが、元あった場所を中心に繁殖しているようです。
来年も楽しみです。

お隣に咲いていたコナスビ。
それほど珍しくない花ですが、サクラソウ科オカトラノオ属と聞くと、へえ!です。


ちょっと前までびっしりとユキノシタが咲いていた場所。
見慣れない花が・・・どうもカッコウアザミ(キク科カッコウアザミ属)のようですね。
南米原産の帰化植物で、宇治川下流ではみたことがありましたが、こちらではお初です。


後は、ヤブミョウガが沢山!
前にご紹介した桃山御陵のヤブミョウガは暗い林床に生えていて白い花が浮かび上がっていましたが・・・
こちらは何と石垣の隙間から生えてきていました。


花と実が混在。


白い花には沢山の雄蕊が見えていました。
受粉して白い実ができているものも・・・ぴょろんとした花柱が目立ちます。


ヤブミョウガを横目で見ながら歩いていると、ナツフジエリアに出ました。
沢山のナツフジが咲いています。
というか、まだほとんど蕾でした。


結構目立ちます。


蕊が見えているところ。


そんなこんなしているうちに、白虹橋到着です。
そこから見た天ケ瀬ダムの光景、放流はされていませんでした。


あとは右岸に戻り、とっとと帰りました。
クマノミズキの実を見上げて・・・


皆様も長々とお散歩に付き合っていただき、ありがとうございました。
朝のお散歩、気温は27℃くらいでしたので、今よりはましでしたね。

【撮影:2022/7/31  宇治川】

コメント (10)
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