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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

京都御苑の三つ巴の木

2024-05-16 05:31:02 | 植物

GW後半、一日フリーの日があったので京都府立植物園にいってみることにしました。
せっかくなので色々寄り道してから行くことにし、北山の3つ手前の今出川駅で下車。
最初は新緑の京都御苑から。
今出川御門を入ったところです。



右手の背の高い木、前に実を拾ったムクロジです。
ムクロジ科ムクロジ属で、偶数羽状複葉が特徴。
実は石鹸代わりになり、種は羽根つきの羽根の玉に。


隣の小さい木はカナメモチ。
可愛い花が咲き始めていました。
赤い葉がアクセントになりますね!



イロハモミジの新緑が今の時期が最高。
ついつい写真を撮ってしまいます。京都御所の塀がいい背景になってますね。
左下に写っている監視カメラには要注意。少しでもこの内側に入ると大音量で注意されます。


バードバスに行くために木々が生い茂る御苑内を横切っていきます。
そこで不思議な木を見つけました。


見上げると・・・


3本の木が絡み合って大きな樹冠を作っています。
それにしてもこの3本の木は何なんでしょうか。
中央の1本の上の方、葉の写真を撮ってみると・・・


イチョウでした~
そして、右側の木はと言うと・・


この葉脈はエノキですね。樹皮が比較的すべすべしているのも頷けます。

そして、もう一本のすべすべの木はなんでしょうか。
同じように葉を見てみましたが、全縁で常緑。


一つだけ小さい赤い実が残り、蕾も見えました。


モチノキ科っぽいですが、決め手がありません。
ソヨゴならもう少し葉が波打っているはず。
クロガネモチの名残の実だとしてもちょっと高木すぎです。
ナナミノキはゆるい鋸歯があるので、こちらも違う・・・

こちらは将来の宿題として、このモチノキ科の木、イチョウに抱きついていました。


前にも一度ブログで紹介したことがありましたが、京都御苑にはこのような木が沢山あります。
前に見たときは、アカマツと〇〇でしたが、今回はイチョウと〇〇が色々。
こちらもイチョウとエノキです。


木の観察にはもってこいの場所ですね!
そして下草はといえば・・・


キンポウゲや・・・



ヨツバムグラですね。



下の方に色々な花が可愛いお花畑を作っていました。
シロツメクサ、キンポウゲ、レンゲなどなど

都会の公園なのに、まるで森。


お目当てのバードバスですが、人は沢山集まっていましたが、鳥はいません。
近くの人の話では、昨日も一日何もあらわれず、今日もいないとのこと。
やはりGW中は人が多いので鳥も避けているのでしょうか。
その話を聞いて、先を急ぐことにしました。

近くに咲いていたこちらの花。


ツクバネウツギの花が満開でした!


植物園にもありますが、ここまで花付きのいい木は初めて見ました(左)
萼が羽根つきの羽根のような形なので、ツクバネウツギの名が(右)
 

ということで、京都御苑を通り抜け、今度は下鴨神社糺の森を通っていくことに・・・
途中、賀茂大橋から鴨川デルタを見たところです。
連休中にしては、人出は少なかったですね。


【撮影:2024/5/5  京都御苑】

コメント (8)
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