昨日注文したTOA130が今朝届いた。
わかってはいたけどデカい。
どこに仕舞おうか?押入れの奥行きサイズを超えているし。
箱だけでなく中身も大きい。秋葉のスタべやKYOEIで何度か見てるがやはりデカい。
当初の考えと違うものを買ってしまった経緯はこうだ。
以前からどこも予約や取り寄せとなっていたTSA120を探すのがここ数日のルーチーンになっていて昨日の朝のチェックで偶然見つけたTOA130の即納品。「関係ないね!」と思っていたが頭から離れない。
<頭の中>
- 大きく重い望遠鏡は面倒になって使わなくなることが予想されるのでこの望遠鏡が発売された当時から縁のない望遠鏡だと思っていた。
- しかし連星への挑戦を考えるととても有力な望遠鏡だ。
- しかしこれを使うとするとEM200を出さないとだめだろう。
- しかしメインの観測場所のベランダでは北極星が見えないし狭くて赤道儀は振り回せない。ピラー脚の組み立ても結構面倒。
- となるとここはパスしてやはりギリギリ経緯台が使えそうなTSA120だろう。
と考えを巡らせてつつ仕事もあるので午前中はそれで終わった。
のほほんとお昼を過ごしていたが、人気の望遠鏡で品薄状態だから流石にもう売れてるだろうと思いつつTSA120も突然入荷しないか気になったので念の為電話してみた。部材が無いのでTSAもTOAも予約するとだいたい1年待ちらしく、HP掲載品がラスト1台だががまだあるかどうか、他のお客が付いているかどうか折り返し電話いただけることになった。無ければ諦めがついて当初の狙いのTSAに考えを戻すだけ。しかし注文しても1年後か・・・。すると「ラスト1台ありました。注文可能です。」との連絡をいただいた。
状況を単純化して考えると、大口径屈折が欲しいと思っていた矢先に突然目の前に現れたのがこれなのでこれを買っておくべきだろうとの考えに至った。
買ってしまえば次はどう実用的な運用スタイルを構築できるかを考える番だ。
まずは強引にZERO経緯台に載せるプランで行く。
鏡筒バンドは純正にするかサードパーティにするか、純正だと鏡筒バンドへ望遠鏡を乗せる時が危険な感じがする。なので今回はMORE BLUE TB018を使ってみることにする。
TOAを注文してすぐ鏡筒バンドもすぐ注文したので今朝届いている。
10cm級とは全然ちがうサイズ感。
部屋の中にあったアルミの端材で使えそうなもの探したら350x70xt10と300x50xt5が良さそうだったのでこれを300mmの長さに揃えて穴あけとタップ立てしてアルカスイスのアダプタを付けられるよう組んでみた。
120mmのアルカスイスのレールがちょうど余っていたのでこれを使ってみる。
ネジがM6と小さいのが若干気になる。
仮組してZERO経緯台に乗せてみた。何となくサイズ的に違和感があるがまぁいいだろう。
上のアルミ板を掴めるので重いTOA130を比較的安全に載せ降ろしできる。たぶん。
どこにも干渉しないことが確認できたのでバンドを鏡筒へ取り付けて早速ZEROへ載せてみた。
お!バランスも取れてるしこれならいけるのでは?
無理矢理感は多少あるけど微動ハンドルも動くしフリーストップもちゃんと止まっているのでなんとかZEROでも使えそうな印象を受けた。
で早速ファーストライト。
曇っとるじゃないか。
夕方までは晴れだったのに厚めな雲に覆われ始めていてちゃんと星を見れる状況ではない。
お構いなしにTeleVueのエバーブライトミラーとPentax XW40を取り付けてシリウスへ向けてピントを合わせてみる。・・・おっ!こんなにドローチューブ繰り出すの?
前後バランスが崩れてクランプを締めていても鏡筒がゆっくり天を向く方向へ動いてしまう。
アルカスイスの取り付け位置を前へずらしてギリギリセーフなところまでなんとか調整できた。バランスチェックした時にドローチューブの繰り出し量を見落としていた。
XW40で25倍で見ている分には振動も許容範囲の超広い自分では問題ないレベル。XW5へ交換して200倍へ上げてみると・・・何も見えない。完全に雲に覆われた。ヒアデス星団の方に雲の切れ目があるのでそちらへ向けてみる。振動で星が視野の中でグルングルン暴れる。TOA130での200倍はZEROにはちょっと荷が重いようだ。
まともに星見できるシーイングではないので星像がどうとか解像度が何たらとか全然わからないが、ピントの山は掴みやすい印象を受けた。次回天気の良い時にZERO経緯台との組み合わせの実用範囲をじっくり探ってみよう。