「侍タイムスリッパー」を劇場で観たことはすでに書きましたが(11月26日の記事)、
今日、また観てきちゃいました。
劇場上映もそろそろ終わりそうなので、もう一度観ておきたくてね。
二度目はさらによかった!
ストーリーを全部知っていても楽しめる作品です。より楽しめるともいえます。
今回も劇場のあちこちから盛んに笑い声が上がっていました。私もずいぶん笑いました。
時代劇でこんなに笑ったのは初めてです。
笑うだけじゃなく、泣き所もけっこうあってね。
涙と笑いでぐちゃぐちゃになって、
でも、見終えた後に、実にほっこりと幸せな気分になるのです。
こんな映画はめったにない。
二度目なので、隅から隅までつぶさに観て堪能しました。
脚本、ストーリー展開、役者たちの台詞、すべてに無駄がなく、計算しつくされていて、
それでいて、計算された感がないところが凄い。
いやあ、今年最高の映画です。
太鼓判を押します。今年のベスト1だ!
劇中の台詞にもありますが、日本の今があるのは、あの時代を懸命に生き抜いてきた人たちのおかげなのだと痛感できます。
「日の本は良き国になったのじゃのう」という新左衛門の言葉はグッときます。
冒頭の写真は映画のパンフレットです。
安田淳一監督の映画にかける情熱が伝わってきます。
自主制作映画なので予算は限られている上、出演をお願いした福本清三氏(時代劇の切られ役で有名)が2021年に他界されるなど予想外の出来事も起きる中、とにかく脚本が面白いので映画を作ろうじゃないか、という人たちが集まって映画製作に乗り出します。
お金はないしロケ地も配役も決まらず期限だけが迫ってくる・・
山口馬木也氏(主役の高坂新左衛門)と富家ノリマサ氏(新左衛門の敵役)との出会いや、様々な困難を乗り越えてついに撮影終了するまでの経緯が、このパンフには事細かく書かれています。
ファンには必読の記録です。
劇場に行ったらパンフレットも買うべし。
8月からロングランされているという映画なので、あとどれくらい劇場上映されるかわかりませんが、
まだ観てない人はぜひ劇場に足を運んでください。
間違いなく幸せな気分を味わえます。
時代劇って、ユネスコ無形文化遺産に残すべき日本の文化だよねえ。
ああ、私が時代劇を勧める日が来るなんて(笑)
もいっかい観たい!
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