越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa

世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

ノーマン・メイラーの追悼記事

2007年11月14日 | 小説
きょうの「毎日新聞」の夕刊に、岩元巌先生がノーマン・メイラーの追悼記事を書いていた。学生時代に先生による、メイラーの「裸者と死者」の講義を聴いて、さっそくその本を手にいれて読んでみて、なんと自分の故郷のことが触れられていて驚いた。アメリカ文学の中に銚子がでてくるなんて、とうれしく感じると同時に、それはアメリカ文学というよそ様の文学を身近に感じた瞬間だった。

10日の段階では、メイラーに関して、このように報道されている。
「ユダヤ移民の子として米ニュージャージー州に生まれ、ニューヨークで育った。ハーバード大在学中から現代アメリカ文学に親しみ、ドス・パソス、スタインベックらに傾倒した。44年に徴兵され、太平洋戦線のレイテ島、ルソン島などを転戦。米占領軍の一員として日本にも滞在した。フィリピンでの戦争体験を中心に書いた「裸者と死者」(48年)は戦場の人間像と権力構造を赤裸々に描き、ベストセラーになり、戦後に書かれた戦争文学の最高傑作の一つといわれる」(ネット「毎日新聞」11月10日)

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