越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa

世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

アレイダ・ゲバラさんの講演会

2008年05月20日 | 音楽、踊り、祭り
チェ・ゲバラの娘さん(1960年生まれで、現在47歳)、アレイダさんの講演会が、千代田区番町のセルバンテス文化センターであった。

ゲバラの妻、アレイダ・マルチによる回想録『わが夫、ゲバラ』(朝日新聞出版)の刊行を記念しての企画。

自身、小児科医としてのキャリアを持つアレイダさんは、終始冷静に話していたが、父から母に宛てた手紙のことに触れるところでは、涙を流していた。

司会兼質問者の戸井十月氏が、その本を読んで、どのようなエピソードに衝撃を受けたか?と訊いたのに対して、アレイダさんが、自分の母が、規制のつよい田舎の出身者でありながら、結婚前のチェとの男女関係まで、率直に書いていることにつよい衝撃を受けたと答えたのが印象的だった。

この本には、これまで触れらなかったゲバラの私人としてのエピソードがたくさん書かれているという。

会場で一冊買い求めた。



ナタリー・カルドーネ『Hasta Siempre』