越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa

世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

フィデル・カストロの名言?

2008年03月26日 | 小説
 このところ、カストロに関する文献をあれこれ読んでいる。『現代思想』(青土社)が特集を組むらしく、2カ月前に原稿を依頼された。

 きょうは、ずっと以前に見たことがあるオリヴァー・ストーンのドキュメンタリー『コマンダンテ』をメモを取りながら見た。 この映画は、在米キューバ人の政治的圧力によって、全米では公開されなかったらしい。
☞ http://ja.wikipedia.org/wiki/コマンダンテ

 とすれば、テレビしか見ないごく普通のアメリカ人の、キューバあるいはカストロへの偏見は解消されていない。 

 フィデルのコメントをいちいちメモしていたら、ずいぶん時間がかかってしまった。ノートの裏表にびっしり書いて14枚にもなった。饒舌だね。でも、数字や事実が多くて退屈な応答もたくさんある。

で、フィデルの一番の機知のきいた応答は:
ストーンの「あなたはアメリカで独裁者だと思われていますが?」という質問に対して、
「わたしは自分自身に対する独裁者であり、国民の奴隷だ」と切り返したコトバだった。



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