のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

遥かな地 ガイド語れば 旅誘う

2016年08月19日 08時31分36秒 | 旅行

旅に出て ガイドさんのお話は 惹きこまれるものがある

地域の歴史や風習 言葉 その他 郷土料理まで及ぶ

観光土産など ガイドさんが触れれば それを求めてお客様が我先にと買いに急ぐ

 

こんな話を聴いていると 私の添乗員時代も重ね合わせて 親しく興味深く聴いている

私もガイド無しツアーが多く 観光ガイドも兼ねて お客様から喜ばれた

お勧めのお土産など語れば いっぺんに売り場から消え 店長などが驚いていたものである

 

毎週木曜日は 鹿児島のFM銀河 てんがらもんラジオを聴く

和やかなシニアのパーソナリティが進行し 全国のリスナーさんの便りなども紹介する

のびたさんの声などと 読み上げられたら 恐縮してしまう

 

てんがらもんラジオ 録画放送 スタジオ風景も見られます

http://www.ustream.tv/recorded/90598263

 

今回のゲストさんは 何回か出演している地元の観光バスガイド 向井さんである

鹿児島市から南薩半島にかけてガイドし始めて 昨日は3回目だ

何か緊張している 前回 地名を誤って伝えて 地域の方から指摘を受けたそうだ

 

私ならこんな誤りは多数あり あははと笑って謝り さらに親近感を強めてしまう

彼女はお人柄が誠実で まじめに考え込んでしまうのだろう

私も 同じような仕事をしてきたから 聴いていて頑張れと思わず声にならないエールを送る

 

 

南薩半島の指宿あたりまでは 前回までに知られざる話などを聴いていた

今回は更に半島南端を西に辿る 私たちも台風などでは良く聞く 枕崎 が最初の最寄地であった

JRでは日本の最南端の駅で ゼロ起点駅でもある

 

 

ここはカツオ料理が有名で 駅前に 美味しく食べられる店があると言う

ガイドさんが美味しいと言えば それは各地の味を極めているから 素直に信じても良い味だ

ビンタ料理 ネーミングが面白い カツオの頭の部分が どーんと皿に盛られている

 

 

この近くの海岸に 火の神公園がある 目の前にたてがみ岩があり 写真スポットでもある

 

 

公園の中に平和祈念展望台がある そこには戦艦大和殉難鎮魂碑がある

戦争中 劣勢が続く日本の海軍の救世主の様に造られた 世界最大の戦艦である

この地の沖合で 願い虚しく他の船と共に撃沈された

 

 

最近になって タイタニックの姿を海底から撮影した会社が 戦艦大和の眠りも確認したのである

それを契機にここに鎮魂の碑が建立された 3000人の乗組員のうち助かったのが276名と言う

実は 広島の呉市 ここで建造されたが そこに戦艦大和ミュージアムがある

 

全体模型もあるが 実寸で完成させた船の艦橋部などが 雄姿を見せている

映画 戦艦大和 は この実寸大の一部を使い撮影され 私は現地で試写会を観た

ツアーが組まれ 大和を偲び 江田島の基地も見学したものである

 

 

海ゆかば この歌が全編に流れ 歌詞がジーンと胸にしむ 

8月は戦争と平和を改めて思う月 平和祈念をここに来たら 更に思うだろう

海岸線をさらに西へ進むと坊津へ着く 鑑真和上(わじょう) の日本上陸の地でもある

 

 

7~9世紀に遣唐使がここから出発したことは 昔 歴史で教わった記憶がある

日本から唐に渡った留学僧の依頼を受け 鑑真は日本へ来ることを決意した

当時の船 荒海を乗り切れず5回も失敗して引き帰し その間に眼も殆ど見えなくなった

 

 

6回目にしてようやく日本へ来られた この極限の尊い信念が信者ならずとも手を合わす 

奈良の東大寺で5年 唐招提寺5年で生涯を終えた

坊津には くらはま荘という豪邸が現存している

 

 

もとは旅館を経営していたとのこと 現在では内部を見られないらしい

からくり屋敷の様でもあり その歴史を知ると興味が深くなる

この地域全体は 江戸時代 中国や琉球など海外貿易が盛んであったが それは密貿易でもあった

 

長崎だけが 鎖国政策で唯一世界に門戸を開いていた港だが この地では正式に認められない

島津藩が実権を握り 貿易船があくまで食料などの寄港地として体裁を保ち 裏では貿易で盛んだった

さすがに幕府に知られることにより 大がかりな手入れがあり 各地へ逃れたり寂れていった

 

 

007の映画もここで撮影されたのよと 楽しそうに語っていた

あまり好きな分野ではないが 007は2度死ぬ 多分 この映画は見たような記憶がある

こんな感じに 現職ガイドの向井さんが語ると 私の旅ごころは一気に誘い込まれてしまうのだ

 

写真は全てお借りしました

 

 

       最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m

 

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