昨日訪れた施設は 6か所の介護施設で 一番 認知症の方が多くて重い
少し話をして歌の伴奏をしても 殆ど声は聞こえてこない
少しだけ元気がある方が笑ったり 歌ったりしていることは分かる
入所の方ばかりだから ここが永い棲家?となっている方も目立つ
10年近く通い続けているので その方たちの顔は私も覚えている
いずれの方も 症状が回復していくわけでなく だんだん衰えて行くのも分かる
それでもスタッフの方が この歌の時間の反応をしっかりと受け止めていて期待して居るようだ
私が到着すると 殆どの方が各フロアから車椅子をスタッフに押されて ホールへ集まっている
自分では動かすことも出来ない 狭い椅子 私なら1時間も座っていたらあちこち痛くなるだろう
奇声を発し続けていた方も 数年で何名かいたが 最近 姿が見えない
どうしたのだろうか それぞれの方の症状を見ても 気を取られず元気な顔を見せることだ
歌の途中には 全体にまんべんなく顔を向ける 中には眼が合っただけで嬉しそうな顔をする
小さく手をあげたり 顔が柔和になっているのが分かる
歌は歌っていなくても この時間が楽しいと実感をしているのだろう
約1時間 私もそんな皆さんに笑顔の時間が与えられるとしたら それはやりがいである
ボランティアで歌や演芸など誰も訪れない 反応が見えなくてはやりずらく来ないのだ
中には この実態を見て自分がカルチャーショックでマイナーになってしまう方も居るようだ
看護師さんたちが辛い現場を見ていても いつも優しさを失わないように心は強くが必須である
今日は 下町のうたごえ 亀戸には 毎回100人内外の方が集まる
歌う楽しさ 笑い合って仲間のようになれるこの時間を楽しみに 着実に増えてきた結果だ
私も皆さんを見て 歌声を聴きつつグランドピアノが弾ける 笑顔と元気ここで補給である
最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m
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