鹿児島のFM銀河・てんがらもんラジオで 当地の歴史研究会の前田孝子さんが 秘密基地の話を始めた
大隅半島に岩川と言う地名があり かつては太平洋戦争末期 ここに米軍にも発見されなかった基地がある
特攻第一主義の末期の戦いで 唯一 軍の上層部と激しく対立して 無駄死にさせるな 夜襲戦法を実現させた
藤枝部隊と岩川部隊
その名は 「芙蓉部隊」 部隊の本拠は静岡県・藤枝にあり いつも秀麗な富士を望む地だ
富士山の別名は 芙蓉峰 ここから 名付けたものである 指揮官は南方戦線でも戦ってきた 30歳の美濃部少佐
戦況は殆ど壊滅の軍隊 彼等に下った任命は 練習機まで全て特攻に回し 敵に体当たりして自爆せよだった
20年2月 その作戦会議は 軍司令部長官邸 航空機は攻撃力に衰え ほぼ特攻機に回すしか戦力は無い
しかし 司令部は 通称赤トンボと呼ばれる練習機まで動員することにして 無駄死には想定しても上部には抵抗できない
同じ命を捧げるにしても これでは体当たりも出来ず効果はゼロだと決死の反論 当時 上部への反論は抗命罪だ
練習機 通称赤トンボ
死を怖れること たかだか若造が何を言う!参謀は激高した それでもひるまず主張する
若者たちで死を押されるものは居ない ただ国に捧げる命 死にがいのある命にして貰いたい
参謀!あなたが赤トンボで乗ってみて下さい 私一機で2000機でも撃ち落とします
是非 私が主張する夜襲作戦に理解を示して欲しい 参謀や上層部は実戦は体験していない机上の作戦だ
彼は 実際にはこの時点で 藤枝部隊を夜襲が実行できる精鋭部隊に仕上げていた
夜間の眼を鍛える そのための夜主体の訓練 飛行機は名古屋から技術者を呼び 使いこなせるものに整備する
これが必死の反論で受け入れられ 鹿児島の大隅半島・岩川に秘密基地が作られたのである
一般人にも気づかれないほど 滑走路や周辺は 昼間は草で覆い 実際に牛なども飼い放牧場に見せかけた
飛行機は森の中に隠し 米軍が鹿屋を空爆したり 低空偵察飛行をしても発見されなかった
ここから夜間 飛び出した飛行機は沖縄周辺の米軍に対して攻撃を仕掛け 効果も挙げ帰還も果たしたのである
ただ離発着は困難を極めた 滑走路に灯りは点せない わずかな光で誘導をする 暗闇の訓練が物を言う
現地へ行く為には 地上で島や構造物など模型などを見せて熟したうえで出撃させる 無駄死にするな 生きて還れ!
爆弾にも耐えるコンクリート製
今は音楽スタジオに使われる 防音は完璧!
現在 大隅半島・岩川には その基地跡が微かに残る 昭和53年には 犠牲者の慰霊する 芙蓉の塔が建立された
秘密基地は地下にもあり 通信や発電がされた 一部は現在も残っているが私有地である
歴史研究会の前田さんは 許可を取り その地下を案内された もう一つの特攻 ここにありだった
右が前田さん 左が熱心に聴く前迫さん
88歳 現役のパーソナリティ 全国に誇っても良い 津曲孝子さんの笑顔
芙蓉の塔他 写真はネットからの借用です
下町のうたごえ バンド コーヒーブレイク生伴奏 in 本所地域プラザ
のびたがリーダーのバンド 40年以上続けています 私はキーボードとトーク
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