のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
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信じてる 治る日が来る 認知症   現実は本人も家族も苦悩 社会はどう見るか

2019年10月25日 09時53分02秒 | うたごえ

有名なお医者さんがテレビで こう言った 私は ガンを選ぶ 認知症だけはなりたくない

避けられない病気で ガンと 認知症ならどちらを選びますかと問われた時であった

人間性の尊厳が全く失われてしまうからだ

 

私が小学生の頃 母のところへ知り合いの女性が訪れて 何かの話をずっと続けていた

そばに居て聴いていると 同じ話をずっと繰り返しているのだ  母は黙って聴くだけ

3回も聴いて私は離れたが まだ続く あれが認知症の方であり 初めての体験であった

 

この頃は この状態が進むと精神病扱い やがて 座敷に閉じ込めるか 病棟隔離であった

私が認知症の方たちと直面するのは 60歳から20年来の音楽ボランティアである

当時は 添乗員の仕事の他に うたごえの講師 コーラスサークル そして 施設訪問7か所

 

殆ど 休みが取れない週もあったが 別に苦労も感じず 私のライフサイクルとして過ごした

音楽療法士と言う言葉は 何年か過ぎてから聴いた言葉であるが この効果は実感としてある

症状の重い認知症の方でも 歌が心を開くのをどこか感じるのだ

 

 

中には 奇声を発し続けたり 自傷防止で手首を車椅子に固定されているのを見た

これを非難する方も居るが 実際に自傷行為を繰り返すのに 対応を軽く責められない

誰かが私のものを盗んだ~と大声で騒ぐ女性もいた 認知症の症状では多い

 

施設の女性スタッフを殴りつけた男性も目撃したこともある

それでも 優しく対応するスタッフの方たち 頭が下がる思いであった

若い女性スタッフで 重い腰痛になって辞めた方も居る いかにスタッフも大変であろうか

 

    

 暴力              盗難誤認          忘れ物 徘徊

 

全く反応も見られない方たちに 歌を歌って貰う これは声にならないものである

静かな 車いすだけの方たち 私ならこの車椅子だけの生活 到底耐えられない

そんな皆さんに 心で届けと向き合う 眼も心して多くの方に合うようにする

 

反応はある 怖いように私を見続ける方が どこか柔和な顔になる

終わって握手すれば 手を離さない 握りしめる 私は両手でその手を包む

ある施設では ベッドに寝たきりで起きなかった94歳の女性 私が行くと起きるようになった

 

歌わないけれど 聴いている 終わりにハグすれば 心から嬉しそうであった

家族の話を後日聞けば 元気になって家の周囲を散歩するようにもなった

だが どの方も やがて いつの間にか 見えなくなる 良くなることは無い

 

これが私が直面する認知症の方たちであるが 全てではなく 歌も楽しみにする

今は 施設訪問も3か所に絞っているが 誰もボランティアが行かない施設 ここで10数年

一般の方が訪問すると あまりの症状に カルチャーショックを受けるのが実態なのだ

 

 

昨日のてんがらもんラジオ ゲストは保健師でもある 兒嶋淳子さん

そして 認知症サポートセンターなど 数々の福祉活動を推進する 水流涼子さんの二人

当然 認知症全般にわたっての知識と サポート 社会の身守り体制に及ぶ

 

 

2025年 あと数年で 団塊世代が75歳以上に達し 高齢化のピークに達する

人生100年時代に突入するが 経済的にも 福祉体制も不安要素が多い

施設とて スタッフも足りない 家庭内介護も多くなり 独居暮らしも多く 孤独死も増える

 

 

不安や嘆いているばかりでは進歩は無い あたたかく見守る心 社会が何としても必要だ

お年寄りが どんな生活をしているか 外出で危険は無いか 街全体で取り組みも始められた

認知症サポーター 講座受験者も増えたが 小学生サポーターにも拡がる

 

 

認知症の方に こんな対応をして行こう さリげなく会話 挨拶をする 笑顔を見せる

こうして 地域の皆さんで見守ることが大切である 家族の悩みを聴くことも大切

もしかしたら 明日は 見守られるかもしれない私たちである

 

https://youtu.be/1tHJukAkr-U  YouTube 高齢者見守りネットワーク 習志野市の取り組み

 

お医者さんも避けたいと言う認知症 誰でも同じ気持ちだ

願いは一つ そんな時になっても あたたかく見守ってくれる 家族 地域 社会があることだ

そして 山中教授が見出してくれたipsの細胞が 認知症治療に光明を示す日が近いと信じる

 

 

YouTube 下町のうたごえ 君恋し バンド コーヒーブレーク

https://youtu.be/DOzbG3hv3IY  私はキーボード

昨年5月のもの 新しいブロ友さんへ 再登場させます 参加の皆さん綺麗な歌声です

 

 

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
早速ありがとうございます (ちどり)
2019-10-25 10:01:43
身近な人が、今日に症状が合わられても一人暮らしだと気が付かないまま、過ぎている話もたくさん聞いています。お二人は鹿児島でも指折り数える話が分かりやすい、体験に基づいて話されているので説得力のある方です、。またいろんな資料をありがとうございます。
昨日の方もでしたが、高齢者の福祉はっ切実な問題、行政だけでは守っていけない…それをサポートされている皆さんに感謝です。
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のびたさんへ (まりも)
2019-10-25 10:49:35
昨日 ワタシもラジオを聴くことが出来ました
簡単でいて 難しいお話しでしたね
確かに 昔なら のびたさんが書いていられるような順番で姿を見なくなケースでしたね
今は 子供さんにも理解をして頂くように
キッズサポーターまで拡がり 未来は 明るいと思いたいですね
ワタシも 挨拶は必ずすることにしています
何時か 東京でのびたさんにもね
返信する
おはようございます♪ (のり)
2019-10-25 11:29:50
認知症の夫と共に、一日でも長くこの家で暮らしていければ・・・と願いながら日々を送っています。
東北大学ではあと4年で認知症の治療ができるようになる画期的な方法を開発したと、医療ジャーナリストの方が報告しておられました。 超音波を使った治療法だそうです。 大いに期待していますが、夫に間に合えばいいと願っています。
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Unknown (喜美)
2019-10-25 12:10:21
我が家のすぐ近くに認知症の方がいます
我が家に遊びに来て昼をご一緒して
帰る時に その残りを(天ぷらやシラスがありました)持っていらっしゃいと言い入れ物2個だして置きましたら
その中に御新香から梅干しその他テーブルにある物全部を2個の入れ物にぐちゃぐちゃに入れました その時認知か?と解りました とてもいい息子さんが見ているらしいですけれど息子さんの彼女もお母さん見て結婚破棄したそうであんないい息子さんも余りのお母さんに耐えかねて怒鳴り声も聞こえます お喋りと歌うことが良いそうです 彼女は学校の先生でご近所ともお付き合いがなかったそうです のびたさんと歌っていらつしゃる人達は大丈夫です
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高齢者が多くなって (ゆり)
2019-10-25 12:54:29
こんにちは。

我が家の近所の今は亡きおばあちゃんも認知症でした。
歩いてこられ我が家の縁側で休んでいかれるのです。会えば、毎回同じ話をされます。
でも同じ繰り返しでも初めて聞いた顔をして聞いてあげました。
我が家の縁側が安心してくつろげる場所になればと、夫にも話しておきました(怒らないでと)。
>ipsの細胞が 認知症治療に光明を示す日が近いと信じる

わたくしもそう思っております。
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まりもさん・のりさん・喜美さん・ゆりさん (ちどり)
2019-10-25 15:58:03
早速いろいろな感想をありがとうございます。
それだけ身近で、関心のあるテーマですね。
のりさん・大変でしょうが自宅に勝る場所はありませんね。東北大学の研究に期待しましょう。医学は日々進歩しています。私にも間に合うようにと願います。
喜美さん 、身近にそんな方がおられる、やさしいお付き合いに息子さんも励まされているでしょう。そのうち優しいお連れ合いに出会えるといいですね。
ゆりさん
何回でも同じ話を聞いてあげる、みんながそうなってほしいですね。そのことが大事と水流さんも力を込めて語られました。優しいようで難しい問題です。
まりもちゃん、最後になってごめんなさい。今回も私とのびたさん両方にコメントうれしいです。ありがとう。
皆さんのコメント番組でお話しさせてください。
 ありがとうございました。
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ちどりさんへ (のびた)
2019-10-26 05:44:36

放送日には 次の収録がされて居て 曜日 日にちが こんがらがることは無いですか?(笑)
兒嶋淳子さんの回は いつも最前線から福祉問題が取り上げられ 課題提起もされています
大切な話をされていること 日常の活動など感謝して労いたいと思います
私たち自身も 切実な問題を抱えたり 身近で発生しいる現状 少しでも笑顔のときが多くなることを願っています
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まりもさんへ (のびた)
2019-10-26 05:49:58

一緒に同じ放送を 同じ時間に聴いている
それだけで 親しさが深まります
長く施設訪問を続けていると 居なくなってしまう人 だんだん症状が重くなっていく人が良く分かります
哀しい場面もありますが これを超えて接しないと 利用者さんに笑顔と元気が届けられません
高齢者層が増えるに従い 社会的にも課題が浮き彫りされてきますが サポーターや見守りなど 地域に理解が深まることが嬉しいですね
笑顔で挨拶 まりもさんと会える日はいつでしょう?(笑)
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のりさんへ (のびた)
2019-10-26 05:55:12

身内に認知症や障がいの方が居られると 心の負担も大きいものでしょう
なんとか医学的に光明が見える日がくること 切実な願いです
ips細胞も 一部は応用の段階に来ていますが まだ先は長いです
東北大学の画期的な超音波治療法が確立されたこと 全世界の方が待っています
私たちの生きている時代に 一般的に治療されるかなと期待ですね
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喜美さんへ (のびた)
2019-10-26 06:00:22

身近に認知症の方が居られるのですね
気持ちが優しい息子さんが そんな母の面倒を見ておられること 毎日の苦悩が察しられます
折角の婚約も破棄されたり 精神的な苦痛は如何ほどかと胸が痛みます
専門的な施設への紹介など これからも大切なことですね
学校の先生もされていたとのこと 意外とこうした方が認知症にになられる方が多い気がします
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