のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

歓びと 悲しみ同時 涙落ち   生きていると言うことは・・・

2018年12月13日 05時54分51秒 | うたごえ

朝のうちは雨 下町のうたごえが始まるころは止んで晴れ間が見え始めた

93名の方が集まる 新しい方もお見えになり いつも 会場いっぱいの笑顔と笑いと歌声だ

いよいよですね と誰彼となく私に言う そう 今度の土曜日が私の夢であった 孫娘の結婚式である

 

皆さんの支えがあって 健康な身体で出席できることが感謝なのですよと こう言うと 先生おめでとうと声がかかり拍手される

そして 夢の一つ そこでピアノ演奏することになりました 更に割れんばかりの祝福の大拍手を浴びた

幸せな私が居る 先生 来週は何を弾いたか 様子など聞かせてくださいなど 口々に言う

 

 

うたごえを続けてきて 皆さんと仲間のような存在 心も弾むものがある

先ずは きよしこのよる 私が中学一年の頃 兄や両親がクリスチャン そんな関係で クリスマス聖歌隊のメンバーになった

聖歌隊と言っても あの格好良いものでは無い 信者の家を夜12時近くに周り 外で讃美歌を歌うのだ

 

小さく切った紙の中心に穴を開け ローソクに火を点けて片手に持って歌う

歌は きよしこのよる もろびとこぞりて 牧人ひつじを ああベツレヘムよ などコーラスで歌った

但し 私は どうにも信者になれず 無精者のげんざいの私で ここに立っていますと笑う

 

 

リクエストのさざんかの宿 不倫の歌詞ですがメロディは好きです これからが解説

大体 男と言うものは 潜在的に浮気心を持っているのです 芸の為なら遊びなはれ と 昔の女性は言ったとか?(笑)

でもね 男は 母ちゃんにすまないと心に詫びて ひと時 浮気をするものです

 

ところが女性は違う 父ちゃんが悪いからこうなると人のせいにする ここが大きく違うんだな 皆さん大笑い

この話 私のことじゃないからね あくまで と強調すると大爆笑 しばらく笑いが止まらない

こんな話をしながら 始まる前に聞いた 悲しいことを皆さんに告げねばならないと心で葛藤していた

 

 

話すのを止めようか 話したら みんなシーンとなって 涙する人も出てくるだろう

私も 涙が出てしまいそうだった この場は なんとしても明るくしなければ 楽しいうたごえでは無くなってしまう

ここにも たびたび紹介してきた88歳の男性 大のうたごえファンで 本所も亀戸も いつでも参加する方であった

 

『たんぽぽ』 の歌のリクエストがあれば 彼は前に出てきて 部分的ではあるが 手話で歌詞を表現 皆さんに教えてきた

お酒も好きだが 周りを明るくする性格で 誰からも愛されていた 語学も活かして浅草辺りで 観光ボランティアもしてきた

そんな彼が突然 8日 この世を去った 先週には 歌声喫茶にも顔を出して元気だったと聴いて安心していたのである

 

おれは癌なんだと言われてから 5年は経っただろうか 全然そんな気配は感じられなく 私が曲の解説をすれば たまには突っ込む

逝去の話をすると 皆さん一様に悲しみの顔になった 早くも涙をふく方も出て 私もポロリと涙ぐみそうなのを堪える

皆さん 悲しんではいけません 彼は うたごえを心から愛して 亡くなる寸前まで 歌っていたのですよ

 

自分の好きなことで生涯を終われるのなら こんな素晴らしいことはありません

しかも入院で長く寝込むことも無く 誰にも迷惑をかけずに逝ったのです

それまで いつも明るく誰にでも接していたこと 見習いましょう 生きていることは大切 その時間は笑顔でありたいですね

 

 

それでは 供養のために そして 彼への感謝のために歌いましょう もちろん 『たんぽぽ』

こうしてだんだん明るい いつものうたごえに戻って行ったが どうしても伴奏しながら 彼の笑顔が浮かんでしまう

しかし 私たちは生きている みんなで支え合いながら 笑顔になろうよ その笑顔が 他の方にも伝わって行くために

 

 

リクエスト36曲

きよしこのよる 雪 雪の降る街を 贈る言葉 母さんの歌 鐘が鳴る丘 銀色の道 冬の星座

見上げてごらん夜の星を 北の旅人 高原の宿 古城 坊がつる賛歌 たんぽぽ

琵琶湖周航歌 小さなスナック 津軽の花 ずいずいずっころばし トランペットをこわしちゃった

 

南国土佐を後にして 花言葉の歌 ひばりの花売り娘 オールドブラックジョー 南の花嫁さん

美しき天然 小さな木の実 切手のないおくりもの うさぎとかめ からたち日記 学園広場

ないしょばなし ソーラン渡り鳥 美しい十代 月がとっても青いから めんこい仔馬 さざんかの宿

 

 

下町のうたごえ  バンド コーヒーブレイク生伴奏 in 本所地域プラザ

のびたがリーダーのバンド 40年以上続けています 私はキーボードとトーク

  YouTube 君恋し

  https://youtu.be/DOzbG3hv3IY

 

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22 コメント

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明後日! (ゆり)
2018-12-13 10:02:01
おはようございます。

いよいよですね。
立派な会場°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
あまり厳かな場所での写真撮影は出来ないかもしれませんね。
寒さ厳しい折、お風邪などひかれませんように!!

宗教を語る時、私は何を信じているんだろうと思うことがあります。
神道で、儒教で、仏教でと育てられ、かなりいい加減なためか、
それが幸いして、どの宗教でも受け入れられるような・・・日本人です(;^_^A
返信する
いい話ですね~ (屋根裏人のワイコマです)
2018-12-13 10:25:02
彼も、こんな大勢の人達から歌で見送って
もらえて、幸せですね。のびた様の想いが
会場の皆に伝わって、素敵なうたごえが
聞かれた
ことと思います。 私もこのタンポポの歌は
いつも苦境のとき、悲しいとき、よく歌います
涙ながらに唱って、一区切りをつける歌です

大好きで・・いつも
返信する
Unknown (喜美)
2018-12-13 15:31:51
もうすぐですおめでとう
風邪ひかないで下さい

88歳の方私と同じ歳です
身に詰まる思いです
楽しい生活で幸せだったと思います
返信する
つらいですね。 (つゆ)
2018-12-13 15:35:47
明るくお元気だった方が、ある日突然なんて、ショックでしたでしょう。
でも、その方は幸せな死に方ですね。
ごめんなさい、ずけずけした言い方で。
寿命十分、たぶんそんなに苦しまず、病名が分かってからは終活もきちんとなさって。
なにせピンコロが、われわれシニアの夢ですもの。
明後日、お孫さんの晴れ姿をご覧になれば、お元気になれましょう。
さあ、お支度、お支度。
返信する
涙がポロリ.. (くーばあちゃん)
2018-12-13 16:28:18
のびたさん、こんにちは。
今日の日中はぽかぽかと暖かかったのですが、
この時間なって、冷たくなってきました。

「たんぽぽ」>
優しい歌です。88歳の彼への感謝の気持ちが
のびたさんの綴りから伝わってきます。
涙..ぽろりです。

93名の大勢の方たちの生きているから歌うんだ♪
の合唱にきっと喜ばれていると素晴らしいお話でした。

孫娘さんの結婚式...明日は早くお休み下さいね♡
返信する
ジンときます・・・ (のり)
2018-12-13 16:32:54
頭では「それが人生・・」と思っても、身近で共に過ごした時間を共有した人の死は辛いですね。でも、のびたさんのおっしゃる通り最後まで好きな歌を歌い、大勢の方達から歌で偲ばれたのですから、幸せな方だったと思います。 

いよいよお孫さんの結婚式での大舞台が待っています。 良い日となりますようお祈りしています。
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ご冥福を祈ります (chidori)
2018-12-13 16:48:37
幸せな生涯でしたね。と私は思います。たくさんの皆さんにたんぽぽの歌で届けたメッセージは、皆さんの中で行く続けますね。私もこの歌を弾くときはいつも前奏だけで歌のすべてが伝わるように誇らしく弾いてしまいます。
そしてほかに伴奏者がいるときは「どんな花より」から手話で一緒に歌います。
 
のびたさん。待ちに待ったお孫さんの晴れの日、泣かないでちゃんと演奏してくださいね。報告を楽しみにお待ちしていますよ。ちゃんと写真も撮ってもらってっ下さいね。

人生、片や旅立ちがあり 別れがある・・・静粛に受け止めてご冥福を祈ります。
返信する
のびたさんへ (まりも)
2018-12-13 17:34:45
来週は 皆さんへの お福分けですね
良い事は 皆さんにお分けして何倍にもして
悲しい事は 皆で偲び 話し 思い続ける事でその方の事を忘れない
それが一番のご供養ですよね
その方は 病と闘いながら 歌を仲間と楽しんでいたのですね
痛みも癒されたのでしょうね
ご冥福をお祈りいたします

返信する
Unknown (そらママ)
2018-12-13 18:45:12
こんばんは、
ガンになっても寝込まず歌を歌って最後まで楽しく
暮らされたのですね、
歌声がきっとその方の励みになっていたのでしょうね、
のびたさんはおお仕事が待っています、
風邪など引かれませんように、
楽しい楽しい報告待っています。
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ゆりさんへ (のびた)
2018-12-13 19:04:41

いよいよ! ますます嬉しさと緊張が同居です(笑)
車 運転していても この日のために安全運転でした

両親や兄 クリスチャンですが 私は成りきれずにいます
かつて父は浄土真宗の信者でした
東京で私たちを食べさせるために 日雇い人夫など苦労して 酒乱にもなったことがあります
それでも教会の縁で立ち直り 50過ぎには穏やかになりました
全ての宗教を受け容れる 日本の心の良さ それが平和の礎かな 私もそうです(笑)
返信する

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