介護施設より 条件は違うし 少し恵まれてはいるが 高齢者の姿は変わらない
人は 等しく歳をとり 等しく老いる
ここは 例の踊りのグループと組んで行う
30名ほどの方が集ってくる
車椅子の方も居られるが 自身で歩いて来られる方も居る
老人ホームも介護付で 夫婦で入居している方も居る
自主性も尊重して 外出出来る方は 行き先を書いて出かけることもある
介護も程度によって きめ細かく行われる

踊りの披露は 花笠音頭から始まる
花笠を被ったり 手にとって踊る姿は 特にこの季節には ぴったりである
山形の花笠まつりバレードが 東北の夏を彩る

次いで 宮城の米節 米と言う字を分析すれば 八十八と書く
米のなる木でわらじを踏めば あとで金がついてくる
米の有難さを歌った民謡である

このあとは 私と歌の時間 いつものように伴奏をして歌ってもらう
みんなで歌う機会は そんなに無いだろうから 楽しそうだ
歌は大好きと言う方も居るが 皆さんの笑顔で楽しさが分る

ものすごく大きな声で歌う方 少しずれてしまう方が居る
模造紙の歌詞を張り出していると 先に歌いだす方も居られる
私より先に行かないでね 迷子になるからと私が言って笑わせる

終わりは また踊りで〆る
銀座カンカン娘 東京音頭 炭坑節 馴染みの曲だ
スタッフの方も輪に入って踊る
座りながら手で踊り似合わす方も居る
車椅子でスタッフに押されて 踊りの輪に入っている方も楽しそうだ
こうして 年に一度の一時間が終わり 来年を約して別れた

今日は 下町のうたごえ
大勢の方が うたごえを楽しみに集ってくる
若さ溢れる活気で 今日の暑さにも負けないだろう
最後までお読みくださいまして有難うございました
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