旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

伊達なトレインであぶくま川を往く 阿武隈急行を完乗!

2018-12-15 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 福島から槻木まで阿武隈急行線はその名のとおり阿武隈川に沿って標高を下げて往く。 

 

駅ビルと雑居ビルの間、路地の様な通路の先「あぶQ」の乗場が飯坂線と共有して佇む。
30年間走り続けている車両は、所々塗装が禿げてちょっと痛々しい。 

国鉄民営化の折、赤字ローカル線と未成線を引き継いで造ってしまった第3セクター。
人口は山際を並行する東北本線沿線に偏り、利用者は少なく、経営は厳しいだろう。 

 

「9」がつく日のフリー乗車券を購入して乗り込んだ2両編成。
それなりの数の乗客も、停車駅を幾つも数えないうちに消え去り、何時しか貸し切り状態。 

広い福島盆地から数キロの狭隘部を阿武隈川と絡んで走ると、やがて仙台平野が広がる。

 

 瀟洒な角田駅の裏手にJAが経営する仙南シンケンファクトリーが在る。
四季の地場産食材をふんだんに使用したビアーレストランで今日の一杯を。
"気まぐれプレート" を肴に4種のクラフトビールを飲み比べ、ヴァイツェンが好みだな。 

ラスト4区間を乗った後続の2両編成は、濃いブルーのラッピング車両だ。
「伊達なトレインプロジェクト」は、伊達氏ゆかりの名所旧跡をPRしようと云うもの。
キャラクター化された正宗は、歴女たちを呼び込んで小さな賑わいを創れるだろうか。

阿武隈急行 福島~槻木 54.9km 完乗 

オリビアを聴きながら / 杏里 1978



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