造形作品の隣には文大統領と金委員長、ドナルド・トランプ米大統領、習近平中国主席が語った「平和」の音声波形を象って作られた長さ38センチメートルの造形作品が並んで設置された。

2020-11-13 06:35:54 | 韓国文化

文在寅大統領と金正恩委員長が語った“平和”はどんな形?

登録:2020-11-12 06:32 修正:2020-11-12 07:02
 
 

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国見委員長が語った“平和”の音声波形はどう違うか。

 11日、「2020ハンギョレ-釜山国際シンポジウム」が開かれた釜山海雲台区(ヘウンデグ)ヌリマルのAPECハウス1階前の野外広場では、国際シンポジウム付きイベント「違いと共存」展示会が開かれた。最も人気を集めたのは、2018年4月の板門店宣言で文大統領と金国務委員長が言った「平和」の音声波形を象った造形作品だった。文大統領と金委員長の造形作品は形は違っていたが、並んで建てられた。共に手を携えて共存していこうという意味だった。

 

 国際シンポジウムの参加者たちは造形作品にカラーペンで自分が考える平和の意味とメッセージを書いた。パク・ソンフン釜山市経済副市長は「平和先導都市釜山」と書いた。パク副市長は「釜山市民の平和と繁栄の願いを込めて書いた。釜山が平和都市として知られることを願っている」と述べた。

 造形作品の隣には文大統領と金委員長、ドナルド・トランプ米大統領、習近平中国主席が語った「平和」の音声波形を象って作られた長さ38センチメートルの造形作品が並んで設置された。韓国、北朝鮮、米国、中国の4カ国がともに「朝鮮半島における平和共存」のメッセージを表現したのだ。 ムン・ジョンイン大統領統一外交安保特別補佐官兼ハンギョレ統一文化財団理事長は「彫刻を通じて(朝鮮半島の平和に対する)政治的意味と各国指導者のイメージを総合すると、多くの考えが浮かび上がる。興味深い展示だ」と述べた。

 

 市民など120人が参加したデジタルプリント展示物「共存の平和の木づくり」も観覧客の目を引いた。 参加者120人が言った「平和」の音声波形をA4用紙に印刷した後、壁に貼って「ピース」(PEACE)を表現した作品だ。観覧客たちは直接「平和」を録音し、プリントアウトした自分の音声波形を壁に貼り付けることができる。音声波形は、参加者らの声の大きさによって異なり、音声波形の色は、参加者らが指定し、色とりどりの絵の具で描いた絵を連想させた。

 この展示会を企画した作家のクァン・リー氏は「人はみんな違う。人それぞれ違うことを認め、理解し、共に生きていく。平和に対する考え方や期待も人によって違う。彼らの言う“平和”の音声波形と形も一つひとつ違う。しかし互いを理解し、共に進もうという意味を込めて表現した」と述べた。

キム・ヨンドン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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