“晩餐会”には珍しく、陪席者を2人ずつに絞ったからだ。昨年6月12日に単独・拡大会談を終えた後、両首脳を含め北朝鮮側から8人、米国側から7人が同席した

2019-02-28 12:27:48 | 国民の暮らし向上最優先!

朝米首脳の初晩餐に意外な陪席者
登録:2019-02-28 05:43 修正:2019-02-28 07:20


北朝鮮から金英哲、リ・ヨンホ…米国からはポンペオ、マルバニー 
最側近の金与正、超強硬派のボルトンは陪席せず

          
北朝鮮の金正恩国務委員長とドナルド・トランプ米大統領が、朝米首脳会談初日の27日、ハノイのソフィテルメトロポールホテルで開かれた親交を深めるための晩餐テーブルに並んで座り、会話を交わしている/聯合ニュース

 ドナルド・トランプ大統領の選択は、マイク・ポンペオ国務長官とミック・マルバニー大統領首席補佐官代行だった。

 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長とリ・ヨンホ外務相を同行させた。

 朝米関係史上初の首脳晩餐が27日、ベトナム・ハノイのメトロポールホテルで約1時間30分にわたって行われた。28日まで続く第2回首脳会談の初日程であり、会談の結果を占う風向計だ。金委員長とトランプ大統領が28日の単独・拡大会談で何を交換するかを互いに点検・予測するする席だ。「親交を深めるための晩餐」(social dinner)を名分とした探索戦といえる。“晩餐会”には珍しく、陪席者を2人ずつに絞ったからだ。昨年6月12日に単独・拡大会談を終えた後、両首脳を含め北朝鮮側から8人、米国側から7人が同席した業務を兼ねた昼食会とは、かなり性格が異なる。

 金英哲副委員長とポンペオ長官の陪席は予想されていた。2人は朝米首脳の代理人であり、交渉パートナーだ。金副委員長は2回ワシントンを訪問し、トランプ大統領と面会した(2018年6月1日、2019年1月18日)。ポンペオ長官は4回訪朝し、金委員長にも3回会った(2018年4月1日、5月9日、10月7日)。

 むしろ、注目すべきなのは、マルバニー代行とリ外務相の同席だ。マルバニー代行は、トランプ大統領が前任のケリー秘書室長を更迭し、緊急投入した側近だが、外交の専門家ではない。ホワイトハウス予算局長出身で保守性向の人物だ。しかし、それは重要ではない。マルバニー代行の陪席に隠された本当の意味は、“超強硬派”のジョン・ボルトン国家安全保障会議(NSC)補佐官が晩餐会のメンバーから外されたことにある。「リビアモデル」を口癖のように言っているボルトン補佐官は、ポンペオ長官と仲が悪い。主務分野をめぐる権力争いの末、昨年秋以降、対北朝鮮交渉と朝鮮半島問題はポンペオ長官が主に務めることで、調整が行われたという。

 リ外務相は、昨年6月12日の拡大首脳会談にも、金英哲、リ・スヨン党副委員長と共に出席した“核心3人衆”の一員だ。
イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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「ハノイ会談で大きな成果を上げられると予想しており、その結果を文在寅大統領と共有したいので直接会うことを楽しみにしている」

2019-02-27 08:34:08 | 国民の暮らし向上最優先!

韓国大統領府
「朝米首脳会談後、文大統領のワシントン訪問を検討」

登録:2019-02-26 22:28 修正:2019-02-27 07:55

19日、韓米首脳通話でトランプ大統領「文大統領と直接会うことが楽しみ」

          
文在寅大統領が26日午前、ソウル龍山区の白凡記念館で開かれた閣議で議事棒を叩いている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 大統領府は、第2回朝米首脳会談の後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がドナルド・トランプ大統領との韓米首脳会談のために米国ワシントン訪問を検討しうるという意向を明らかにした。

 大統領府の核心関係者は26日、「(19日の韓米首脳通話当時)トランプ大統領が日付を具体的に話しはしなかったが『したい話が多い』として、(両首脳が)近い将来会うと考えている」と述べ、「会うならば、文大統領がワシントンに一度行くことになると思う」と話した。この関係者は「(朝米首脳間の日程は)28日午前会談、昼食、午後会談、記者会見などと組まれている」とし、「(その日の)夕方に(韓米首脳が)通話すれば、いつ会えるか分かるのではないか」と話した。これに先立って、トランプ大統領は19日、文大統領との通話で「ハノイ会談を終え次第、文大統領に電話をかけて、会談の結果を教える」とし、「ハノイ会談で大きな成果を上げられると予想しており、その結果を文在寅大統領と共有したいので直接会うことを楽しみにしている」と話した。

 文大統領が米国を訪問するならば、その時期は金正恩(キム・ジョンウン)委員長のソウル答礼訪問以前になる可能性が高いと見られる。大統領府はこれまで「朝米首脳会談の結果と合意内容を見て、南北間でできる事項を細かく準備しなければならない」として、金委員長の答礼訪問を急ぐよりは、南北経済協力などの内実を期するという意向を明らかにしてきた。そのため文大統領が会談の当事者であるトランプ大統領と直接会い、結果を共有し、南北ができる事業に関して深みのある意見を交わすという分析が多い。
ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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3.1朝鮮独立運動100周年 東アジアに非核・平和構築を!京都のつどい

2019-02-26 21:30:56 | 世界平和を実現するために
3月3日 多数ご参加ください。

   京都の集会:3.1朝鮮独立運動100周年

     東アジアに非核・平和構築を!京都のつどい

日時 2019年3月3日(日)午後1:30~4:30

会場 京都アスニー 4階 ホール(400名収容) 

  (丸太町通七本松西入北側 TEL:075-802-3141)

参加費 ¥500  

公  演  京都朝鮮歌舞団 歌と踊り

青年の主張 日本 韓国 朝鮮よりアジアの平和の為に!

講  演   「21世紀 新しい東アジア 世界を!」

   ―3.1独立運動100周年 その精神をどう生かすか―

    講 師  井口和起さん(京都府立大学名誉教授)
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を乗せた専用列車は、止まることなく走り続け、3日間で中国大陸を縦断した。

2019-02-26 08:38:51 | 世界平和を実現するために
金正恩特別列車、一気にドンダンへ…
26日午前中に中越国境を通過する見込み

登録:2019-02-26 07:31 修正:2019-02-26 08:22

当初の見通しとは異なり北京・広州に立ち寄らず 
朝米首脳会談を控え米国を刺激しないためと見られる 
帰国する時は北京で習主席に会う可能性も



朝米首脳会談を2日後に控えた今月25日(現地時間)、中国と国境地域のベトナム・ランソン省のドンダン駅で、関係者がレッドカーペットを敷いている=ドンダン駅/聯合ニュース

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を乗せた専用列車は、止まることなく走り続け、3日間で中国大陸を縦断した。中国の習近平国家主席との5度目の首脳会談のために北京に立ち寄ることもなく、中国改革開放の心臓である広州を見学しながらしばし息を整えることもなく、朝米首脳会談が開かれるハノイに向かって突き進んだ。

 世界の耳目を集め、23日午後、平壌を出発した金委員長を乗せた特別列車は、25日午後(現地時間)、揚子江を渡って湖南省長沙を通過した。さらに広東省広州と広西チワン族自治区南寧の分岐点である湖南省衡陽から、ベトナムまで最短距離の南寧に向かう道に入った。

 金委員長の特別列車は3日間、“ベールに包まれた”強行軍を続けた。23日夕方、朝中国境地域の遼寧省丹東で目撃された後、天津と河北省石家荘を経て、24日夜12時に河南省鄭州を通過した。その後、25日朝7時20分頃、湖北省武漢を通過したという。さらに午後1時10分頃には湖南省長沙に到着し、約30分間にわたり整備をしてから出発した。長沙駅付近には同日午前から鉄路点検や交通統制の告知が行われるなど、要人の訪問に備える動きが見られた。長沙を出発した列車は午後3時30分ごろ、主要分岐点である衡陽で、広州ではなく、南寧方向に進んだ。金委員長を乗せた特別列車が、丹東から長沙まで約2280キロメートルの区間を約40時間にわたって移動したことから、列車の平均速度は時速60キロメートルよりやや速かったものと推定される。


金正恩委員長の宿泊先として有力なハノイ市内のメリアホテルの前で、労働者たちが造花で北朝鮮と米国の国旗をかたどった歓迎の看板を作っている=ハノイ/ノ・ジウォン記者//ハンギョレ新聞社

 同日、中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では、湖南省内の長沙-石門、長沙-常徳区間の列車数本の運行が1日間統制されるという鉄道当局の知らせと見られる掲示が大きな話題になった。中国からベトナムに向かう最終区間である南寧-藻郷区間の定期便の列車も午前の運行を中断した。長沙-南寧の直線距離は76キロメートル、南寧-平郷の直線距離は190キロメートルであるため、専用列車がこれまでの速度を維持すれば、26日早朝には中越国境を通過するものとみられる。金委員長は26日午前8時30分頃、ベトナム・ランソン省のドンダン駅まで列車で移動し、歓迎行事を終えた後、自動車に乗り換えてハノイに向かうものと予想される。ドンダン駅には25日午後、レッドカーペットが敷かれた。ベトナム当局は週末、ドンダンからハノイにつながる国道1号線170キロ区間の周辺で地雷探知作業を行ったのに続き、25日午後から26日午後2時まで車の通行を禁止した。

 金委員長が北京や広州などに立ち寄ることなくベトナムに直行するのは、ドナルド・トランプ大統領との首脳会談を控え、中国との密着や協力が浮き彫りになることを避けるためと見られる。しかし、帰国する過程で習主席と会談し、朝米首脳会談の結果などを話し合う可能性がある。第5回朝中首脳会談が実現するなら、場所は北京が有力だ。3日に開幕する中国最大の政治行事である両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議)を考慮すれば、習主席が北京を空けるのは難しいからだ。

 中国は金委員長の“中国縦断”の意義を強調した。官営「環球時報」同日付の社説で、「金委員長が中国北部から南部まで列車に乗って通過するのは、非常に意味のあることだ」としたうえで、「中国は朝米首脳会談を後押ししており、利害当事者でもある」と主張した。
北京/キム・ウェヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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国内政治・経済的状況を考慮すれば、二人とも今回は必ず実質的な成果を出さなければならない

2019-02-25 08:59:42 | 国民の暮らし向上最優先!
朝米首脳にハノイ会談の“成果”が切実な理由
登録:2019-02-25 06:25 修正:2019-02-25 08:12

国内政治・経済状況の“圧迫” 
トランプ大統領「国家非常事態・特別検察官」事態の圧迫受ける 
金委員長「経済集中路線」の突破口が必要

                   
第2回朝米首脳会談を3日後に控えた24日(現地時間)、ベトナム・ハノイの主要な場所で警戒が強化されている中、金正恩国務委員長の宿泊先として有力視されるメリアホテルの前に、警察がバリケードを設置している=ハノイ/パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員とトランプ米大統領は“背水の陣”を敷き、27日~28日の“ハノイ談判”に臨む。国内政治・経済的状況を考慮すれば、二人とも今回は必ず実質的な成果を出さなければならないというプレッシャーの中で会談場に向かうからだ。

 国内政治で「四面楚歌」の危機に瀕しているトランプ大統領は、今回非核化と関連して注目すべき成果を出さなければならない切羽詰った状況に置かれている。メキシコ国境に壁を建設する予算を確保するため、連邦政府をシャットダウンしたのに続き、国家非常事態まで宣言するなどの行き過ぎた措置で、国内で逆風にさらされている。大統領選挙当時のトランプ陣営とロシアの癒着疑惑を捜査してきたロバート・ミュラー特別検察官チームも、早ければ今月末に調査を完了し、トランプ大統領を起訴するかどうかを決める報告書を法務部に提出する予定だ。さらに、米国の政界と外交安保既得権層では、北朝鮮の非核化と北朝鮮との交渉に対する懐疑や冷笑、反感が漂っており、下院の多数党になった民主党を中心に、トランプ大統領の対北朝鮮政策に対する牽制の動きも強まっている。

 しかし、特有の勝負師的気質を持つトランプ大統領は、核をめぐるハノイでの朝米談判の成果で不利な問題をかき消し、さらにこれを土台に今秋から本格化する大統領選挙戦で勝機をつかむ構想をしているようだ。このシナリオが現実になるためには、トランプ大統領は今回の朝米首脳会談で、豊渓里(プンゲリ)核実験場や東倉里(トンチャンリ)ミサイル試験場への査察、寧辺(ヨンビョン)の核施設の廃棄と検証に加え、寧辺以外の地域のウラン濃縮施設に対してまで一定の約束がなければならないと判断できる。韓東大学のキム・ジュンヒョン教授は「トランプ大統領は“スモールディール”であれ、“ビッグディール”であれ、成功だと主張するだろうが、寧辺と制裁緩和に対する合意が成立するかどうかが成功の尺度と見なされるだろう」と話した。

 金正恩委員長にとっても経済的成果は切実だ。来年は労働党創建75周年であり、国家経済発展5カ年戦略を終える年だ。今年は何とか制裁緩和を通じて経済成長の突破口を見出さなければならない。金委員長が核を放棄して選択した「経済発展集中路線」が、住民に実感できる変化と発展をもたらしてこそ、金委員長がこれを推し進める名分を得ることができる。今年の新年の辞で、金委員長が「経済」という言葉を38回も使い、「経済総力戦」を強調したのも、そのためだ。

 東国大学のキム・ヨンヒョン教授は20日、朝鮮半島平和フォーラムの討論会で「トランプ大統領と金正恩委員長はいずれも対話への意志が非常に強いのに、議題がそれに追いついていないと思われる。そのギャップを埋めなければならない」と語った。キム教授は「米国の保守世論を考慮すれば、寧辺の施設の一部と濃縮ウランと関連した目立つ具体的措置が出なければならない」としたうえで、「北朝鮮も現実的にアプローチするものとみられる。トランプ大統領と金正恩委員長がほぼ同じ船に乗ったような状況」だと分析した。
パク・ミンヒ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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