春節(旧正月、今年は1月29日)が近付き、中国では今、年越しムードが高まっている。

2025-01-21 11:04:54 | 中国を知ろう!
 

中国で「春節に飾る花」が大人気に

 注目のトレンドは?

人民網日本語版 2025年01月20日15:43
 

春節(旧正月、今年は1月29日)が近付き、中国では今、年越しムードが高まっている。伝統的な年越し用品のほか、中国ではここ数年、鑑賞価値が高く、縁起がよくおめでたい意味が込められた花を春節に飾ることが大人気となっている。

ソーシャルメディアを見ると、春節に飾る花関連の話題が早くから検索トレンド入りしている。ネットユーザーは、「都市の春節に飾る花図鑑」というワードで近場にある花の市場を探したり、「家における春節に飾る花の飾り方ガイド」というハッシュタグをつけて、インテリアと生花のコーディネートの秘訣をシェアしたりしている。

1月12日、北京花郷花卉クリエイティブパークに並べられている生花。撮影・閆雨昕

1月12日、北京花郷花卉クリエイティブパークに並べられている生花。撮影・閆雨昕

ECプラットフォーム「美団」によると、2025年に入り、北京では「春節に飾る花」というキーワードの検索回数が前年同期比で28.1%増、新年用の花束のオーダー数が同2.5倍増となっている。また、花のデリバリーサービスを取扱う業者も同43%増となっている。

北京市豊台区花郷付近の大型花卉市場内のある店では、4段の商品棚に色とりどりの美しいコチョウランがたくさん並べられていた。忙しそうに鉢植えのコチョウランを運んでいたオーナーの東子さんは、「コチョウランの値段は大きさによって違い、40元(1元は約21.2円)から1000元までまちまち。いろんな客のニーズを満たしている」と話す。

1月5日、北京花郷花卉クリエイティブパーク内に並べられているコチョウラン。撮影・閆雨昕

1月5日、北京花郷花卉クリエイティブパーク内に並べられているコチョウラン。撮影・閆雨昕

ある店に入ると、アンティークな雰囲気を漂わせる中国家具のお茶用テーブルの上に、美しく形が整えられた梅の花が飾られていた。伸びる枝から出ている葉と花のバランスが抜群で、その空間全体がほのかなお茶の香りと植物の清々しい雰囲気にあふれており、「中国式美学」が見事に表現されていた。オーナーは「梅の花を家に飾ると、とても上品な雰囲気が漂う。ここ数年、『国潮(中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド)』の波が植物の世界にも押し寄せている」と話す。

1月9日、上海のある店で売られていた鑑賞用イチゴ。「育てながら愛でる」タイプの春節に飾る花が今、中国の若者の心を捉えている。画像提供・取材対応店

1月9日、上海のある店で売られていた鑑賞用イチゴ。「育てながら愛でる」タイプの春節に飾る花が今、中国の若者の心を捉えている。画像提供・取材対応店

多くの店が今年、創意を凝らした寄せ植え商品を打ち出している。例えば、コチョウランとパフィオペディルムという高低差のある花を組み合わせ、下のほうにはシュウカイドウを草の中に忍ばせ、色の合う鉢と組み合わせてあり、全体としてバランスのとれた構成になっている。多くの事業者は、「自由な組み合わせの商品は面白味もあるし個性的。おまかせで寄せ植えを注文する客もいる。そのため、私たちの腕とセンスが試される」と話していた。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年1月20日

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世界で変乱が入り混じる現在、中国は責任ある大国として、グローバルガバナンスの変革と、グローバルサウスの団結と協力の強化を積極的に推進しています。

2025-01-01 12:06:36 | 中国を知ろう!

習近平国家主席が2025年新年の挨拶を発表

人民網日本語版 2024年12月31日19:52
 

習近平国家主席は31日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)とインターネットを通して、2025年に向けた新年の挨拶を発表しました。全文は次の通りです。

月日が経つのは早く、まもなく新たな1年を迎えようとしています。北京から、皆さんに心からの祝福をお送りします。

2024年、我々は春夏秋冬を共に過ごし、試練の風雨に耐え、雨上がりの美しい虹を目にしました。その一つひとつの瞬間が、この非凡な一年の感慨深く、忘れがたい思い出となっています。

我々は国内外の環境の変化による影響に積極的に対応し、一連の複合的な政策を打ち出し、質の高い発展をしっかりと後押ししてきました。中国経済の景気が上向きに転じ、国内総生産(GDP)は130兆元(2800兆円)台に上る見込みです。食糧生産高は7億トンを突破し、食糧自給率はさらに上がっています。地域発展の協力と基盤がより強固なものになり、新型都市化と農村部振興の融合と協調も一層活性化しています。グリーン・低炭素型発展のさらなる進展により、美しい中国という絵巻が眼前に広がりつつあります。

我々は各地の土地柄に合わせて、新たな質の生産力の育成に取り組んでいます。新エネルギー車の年間生産量が初めて1000万台の大台を突破し、ICチップ、人工知能、量子通信といった分野において新たな成果を挙げるなど、新しい産業、業態、モデルが相次いで生み出されています。月探査機「嫦娥6号」による月の裏側の土壌サンプル採取、掘削船「夢想号」による深海探査、「深中(深セン―中山)通路」の開通、南極の秦嶺ステーションでの科学探査活動の開始などは、宇宙と地球について探求する中国人の志を体現しています。

今年、私は各地の視察を通して、皆さんの多彩な暮らしを目にしてきました。天水市では「花牛リンゴ」が豊作で、東山県澳角村では漁師たちが船を出し、大漁でした。麦積山石窟は千年にわたって「東方の微笑み」を見せており、六尺巷には礼儀を重んじ相手を思いやる伝統があります。天津市の古文化街は人の波で埋まり、銀川市の多民族コミュニティでは住民たちが和気あいあいと家族のように暮らしています。雇用と収入の増加、高齢者と子どものケア、教育、医療など、皆さんが関心を持つ問題を、私は常に心に留めています。この一年間、年金のベース額の引き上げ、住宅ローン金利の引き下げ、直接決済適用範囲の拡大による非戸籍地での医療保険サービスの利便化、消費財の下取り交換制度による生活の質の向上などで、皆さんの暮らしはより豊かで充実したものになったはずです。

パリ五輪では、中国の選手たちが勇気をもって競い、海外で開催された大会での最高の成績を収めることで、若者の向上心と自信を見事に示してくれました。海軍と空軍は75歳の誕生日を迎え、人民の軍隊は新たな気風を見せています。洪水や台風などの自然災害に直面した時は、多くの党員幹部たちが果敢に先頭に立ち、努力と助け合いで乗り切りました。無数の労働者、建設者、起業家はいずれも、夢のために奮闘しています。私は国家勲章と国家栄誉称号を獲得した方々への授与をしましたが、この栄光は彼らだけでなく、身を挺して奮闘する全ての人々にも授けられるものだと思っています。

世界で変乱が入り混じる現在、中国は責任ある大国として、グローバルガバナンスの変革と、グローバルサウスの団結と協力の強化を積極的に推進しています。我々は「一帯一路」の質の高い共同建設を後押しし、中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットを成功裏に開催し、上海協力機構(SCO)やBRICS、アジア太平洋経済協力(APEC)、主要20カ国・地域(G20)などの多国間枠組みの場で、中国の主張を明確に打ち出し、世界の平和と安定により多くのプラスのエネルギーを注ぎ込もうとしています。

我々は、新中国成立75周年を盛大に祝い、共和国のこれまでの道のりと巨大な変化を振り返りました。中華文明の伝承は5000年以上も続いています。中国という2文字は、古代中国の出土品に刻まれるほど歴史が深く、今を生きる中華民族一人ひとりの心にも刻まれています。今年、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議が開かれたことで、改革のさらなる全面深化という号令が掛けられました。我々は改革開放という時代の大きな波に乗って前進しており、中国式現代化は必ずや、改革開放の中でより大きな前途を切り開くことになるでしょう。

2025年を迎えて、我々は第14次五カ年計画を全面的に達成し、より積極的かつ的確な政策を実施し、質の高い発展の推進に専念し、高水準な科学技術の自主開発を強化し、経済・社会発展の良好な勢いを維持する必要があります。当面の間は、外部環境の不確定性がもたらす試練や、新旧の推進力のギアチェンジによる重圧など、経済発展は新たな状況に直面しますが、これらの難関は努力によって克服できます。我々はこれまで、風雨と試練を経るたびに成長してきました。歴史上、いくつもの困難を乗り越えてきたという、自信を持って然るべきなのです。

家庭においても、国家においても、世界においても、何よりも重要なのは、人々の暮らしを幸せなものにすることです。どの家庭も、子どもたちのより良い教育、老人のためのより良い養老サービス、若者にとってのより良いチャンスを望んでいます。これらの素朴な願いは、すなわち美しい暮らしへの憧れです。我々は共に努力して、社会の建設とガバナンスのレベルを引き上げ、調和のとれた環境をつくり、人々の身近な悩みを解決していきます。皆さんの笑顔を増やし、心を温められるよう取り組んでいきます。

今年、私はマカオの祖国復帰25周年に際して再び濠江の畔を訪れました。現地の新たな発展と変化を嬉しく思っています。我々は「一国二制度」の方針を揺るぎなく堅持し、香港とマカオの長期的な繁栄と安定を維持していきます。両岸同胞は家族であり、我々の血の繋がりは誰にも断ち切ることができず、祖国統一という大勢は誰にも阻むことができません。

世界で百年未曾有の変局が加速する中、広い度量をもって対立や衝突を乗り切り、温かな思いやりをもって人類の命運について考えていく必要があります。中国の願いは、各国と共に友好協力の実践者、文明間の学び合いの推進者、人類運命共同体の構築者となって、世界の美しい未来を切り開いていくことです。

夢の実現が遠くとも、追えばいつかは辿り着けます。願いの実現が難しくとも、諦めなければきっと叶えられます。中国式現代化という新たな道のりにおいては、全ての人が主人公です。その全ての努力が貴いもので、見事な光として輝くことでしょう。

今宵、美しい山河に囲まれた幾万の家々が星の光に照らされています。希望に胸を膨らませて、新たな一年を一緒に迎えましょう。祖国の安寧と繁栄を祈ります。そして、皆さまの願いが叶い、幸せで穏やかな一年になりますように。

「中国国際放送局日本語版」より 2024年12月31日

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中国はBRICSの加盟国及びパートナー国と共に、『グレーターBRICS協力』の質の高い発展を促進することを望んでいる」と表明した。

2024-12-26 11:10:22 | 中国を知ろう!

インドネシア、マレーシアなど9ヶ国が

BRICSパートナー国に

人民網日本語版 2024年12月25日15:40
インドネシア、マレーシアなど9ヶ国がBRICSパートナー国に
 

外交部(外務省)の毛寧報道官は24日の定例記者会見で、ロシアがBRICSパートナー国リストを発表したことについて、「BRICSファミリーがパートナー国を迎え入れたことは、BRICS協力が新たな段階へと足を踏み出したことを示している。中国はBRICSの加盟国及びパートナー国と共に、『グレーターBRICS協力』の質の高い発展を促進することを望んでいる」と表明した。

毛報道官は「今年10月に習近平国家主席がロシアのカザンで開かれたBRICS首脳会議に出席し、他のBRICS加盟国首脳とパートナー国を設けることについて重要な共通認識に至った。これは昨年の歴史的な加盟国拡大に続く、BRICSの発展過程における新たな重要な進展だ」と指摘。「首脳会議後、中国は議長国のロシアと積極的に歩調を合わせ、他のBRICS加盟国と共にパートナー国に関する作業を進めた。最終的にインドネシア、マレーシア、タイ、ベラルーシ、ボリビア、キューバ、カザフスタン、ウズベキスタン、ウガンダをBRICSパートナー国とすることが決まった」と説明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年12月25日

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浙江省諸曁市の北東部に、「真珠の村」として名高い山下湖鎮がある。ここでは、中国の80%、世界の70%以上の淡水真珠を生産・販売している。

2024-11-25 10:00:01 | 中国を知ろう!

世界の7割以上を生産販売する「真珠の村」

 浙江・山下湖鎮

人民網日本語版 2024年11月21日16:14
 

写真提供・新華社

写真提供・新華社

浙江省諸曁市の北東部に、「真珠の村」として名高い山下湖鎮がある。ここでは、中国の80%、世界の70%以上の淡水真珠を生産・販売している。

この面積わずか40平方キロメートル、戸籍人口3万人足らずの土地に、真珠の養殖・加工・卸売・小売を手がける企業が9000社以上あり、真珠産業の従事者は2万人を超えている。

同鎮では1960年代末に真珠の養殖が始まった。半世紀余りにわたる人々のたゆまぬ努力により、真珠産業は徐々に基盤を固め、規模を拡大していった。

写真提供・新華社


 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                   

                写真提供・新華社

真珠産業と山下湖鎮が一体となって発展してきた過程で、諸曁華東国際珠宝城有限公司はとりわけ目を引く存在だ。運営する華東国際珠宝城は今や中国最大の淡水真珠取引センターであり、3000店近い店舗が出店している。

2023年、珠宝城に真珠購入ブームが訪れた。同公司の魯丹萍副社長は、「これは需要サイドの構成の変化と大いに関係がある。真珠の価格帯は幅広く、ほかのジュエリーより気軽に手に入ること、真珠製品のデザインが徐々に若者向けになったことに加えて、SNSで真珠を身につけた有名人がもたらした波及効果などによって、昔は中高年層が中心だった真珠の消費者層はますます若者へと拡大するようになった」と説明した。

写真提供・新華社

写真提供・新華社

ECのライブコマースのチャンネルが広がったことも、真珠ブームを加速させた。珠宝城にあるライブコマース拠点には、100以上の配信スタジオがあり、3000人を超えるライブ配信パーソナリティが毎日7000回近いライブ配信を行う。23年度、同市の真珠産業のオンライン売上高は260億元(1元は約20.4円)を突破し、過去3年間の成長率は83%に達した。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年11月21日

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「韓国、スロバキア、ノルウェー、フィンランド、アイルランド、モナコなどの一般パスポート所持者に対してビザ免除政策を実施する」

2024-11-03 09:02:40 | 中国を知ろう!
 

中国、8日から韓国人に最大15日間ビザなし入国を許可

登録:2024-11-02 09:12 修正:2024-11-02 09:26
来年末まで…9カ国を追加
 
 
中国北京の有名な観光地の紫禁城に多くの観光客が訪れている=北京/新華社・聯合ニュース

 中国政府は今月8日から韓国など9カ国に対して、ビザなしでの入国を認める政策を追加で実施する。

 1日付のロイター通信によると、中国外交部は8日から韓国人などに対してビザなし政策を実施すると明らかにした。

 中国外交部の林剣報道官は「中国人と外国人の往来の便宜のためにビザなし政策の範囲を拡大する」とし「韓国、スロバキア、ノルウェー、フィンランド、アイルランド、モナコなどの一般パスポート所持者に対してビザ免除政策を実施する」と述べた。リヒテンシュタイン、デンマーク、アンドラも対象国だ。

 期間は来年12月31日までで、一般パスポート所持者がビジネス、観光、親戚や知人の訪問時、最大15日間のビザなし滞在が可能だ。この日の発表で、欧州8カ国と韓国がビザなし政策の対象国に加わり、一方的なビザなし対象国は29カ国へと増えた。

チェ・ウリ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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